神戸の喫茶店Humpty Dumptyで行われた異世界の魔法使いとの親睦会は盛況のうちに終了したが、まだまだ余韻を楽しむ魔法使いたちは自分で持ち込んだお菓子やお茶を楽しんだり、楽器演奏をはじめたりと盛り上がっていた。バイトの希望者もいるが店主の滝沢潤の話では「給料は出せないからボランティアになってしまうが、ホームステイは可能」ということあった。
その宴の最中、ちょっとした騒動から「エターナル・フラワー」という虹色の蕾を持つが、今までに割いたことがないという花に紅茶がかかってしまう。すると蕾のままで花びらが散っていくとともに店内に閃光が走り、気がついた時には一同はどことも知れぬ、虹の色をした空の異世界の森の中にいた。この世界では魔法も上手く働かず、また、森から出ることもできない。さんざん探し回った揚げ句に発見したエターナル・フラワーの花びらの一片は、光を放ったかと思うと萎れてしまった。しかしその直後、森は道を開く。その時は誰も気がつかなかったのだが、空の一部は闇に融けたかのように変化していた。
ナエルクはバイト志望でしたが、ボランティアに。まだちょっと影が薄いキャラになってるかな? 年の功というものを見せられるようになりたいですね。
2000,04,12神戸の喫茶店Humpty Dumptyから店長の滝沢と客、ホームステイ希望者の数名が異世界に転移してしまった。そこにはクッキーの実がなる樹などがあり、とりあえず食料に困る事はなさそうだ。
転移の原因と思われる「エターナル・フラワー」は滝沢の祖母、小夜子から譲られたものであるが、実は滝沢は小夜子と血のつながりはなく、交通事故で記憶を亡くした身寄りのない滝沢を引きとったのが小夜子だったようだ。そして20年前、小夜子の夫の修平が交通事故で死亡した時に無事だった遺品が「エターナル・フラワー」であるという。
この世界はアークランドに様子が似ているが違う世界のようで、魔法も使えたり使えなかったり、使えても違う効果が現われたりする。そこに現われた竜のような意匠のペンダントを持つ青年は滝沢に「約束を果たしに来た」といい、一同を眠らせた。目覚めた時には滝沢も青年もいなかったが、気を失う前に別の人物が彼に話しかけているのを聞いたような気がするものもいた。
一同が辿り着いた現地の村では、村の宝を狙う「西の魔女」の退治を頼まれる。その準備をしているところに現われた「西の魔女」は10歳ほどの少女であり、村人が地下の祭壇に宝を隠しているという。「西の魔女」は妨害を受けて姿を消したが、村人は何かに操られるように一同に襲い掛かってくる。地下で見付けたのは「エターナル・フラワー」の花弁らしき物であったが、それは闇の色に染まっていた。
西の魔女の所に向かった者たちは、様子のおかしい村人と思われる者たちに襲われる。それを魔法で焼き尽くした灰色の狼はホムンクルスに向かい、人間になる方法を望むなら自分を探せと言った。
「西の魔女」はエターナルフラワーの花弁が降ってきて以来人々が変っていき、元通りにする方法を調べる為に花弁を手に入れたいという。そこに駆け込んできた残留組の人間は、一同が村人に捕まったと告げた。
ナエルクは西の魔女に皮肉を言ってます。かなりマジメな役なのですが、これを見て魔法のホウキであるとはなかなか思えないよな。
2000,05,12謎めいた言葉を残した灰色の狼を探していた者達は森の中で彼に遭遇する。「ワンちゃん」と呼ばれるのに思わず「カイルという名前がある」と返した彼には妹がいるらしい。彼は一行の中にいるホムンクルスに炎の魔法を放った。
様子のおかしくなった村人に閉じ込められた面々は、それでも手荒なことは控えて話し合いや脱出を試みた。一方で「西の魔女」エリザを訊ねていた一行は、村人達がおかしくなったのはこの世界のものではない「闇の気配のする花弁」が降ってきたからだと考えているのだと聞かされた。エリザと共に村についた頃には脱出を計るものたちが行動を開始し、混乱していたおかげで花弁の置いてある地下祭壇には比較的容易に近付くことができた。「聖域」の魔法で封じると、花弁は光の奔流と共に色を取り戻し、村人達と、近付いたことで影響を受けていたエリザも正気を取り戻した。その後のお茶会の最中、エリザ達は「次の場所があなたたちを待っている」との声を残し、霞がかかるように消えていった。
森の中に滝沢を探しに出たものは、彼が見覚えのない謎の青年と話しているのを見つけた。いくつかの小さい球体を渡しながら後悔していないかと問い掛ける青年に、滝沢はその一つを割りながら「全部自分が望んだこと」「たくさんある中から、一つを選べたことに感謝している」と答えた。滝沢は青年を「カイル」と呼ぶ一方、青年が滝沢の名前を呼ばないのは何かの「約束」の為らしい。カイルの「なぜあいつでなく、俺を呼んだ」という問いに「君ならやり遂げてくれると思った」と滝沢が応じ、そしてカイルは滝沢の喉を絞めあげる。それまで様子を見ていたものも慌てて止めに入り、カイルは狼の姿で逃走する。追おうとするのを止めた滝沢は「ふたりとも大事な古い友人たち」だといった。
村がなくなった、あるいはどこかに転移した一行の視界には大きな城があった。気がつくとそこにいた、燕尾服を着てシルクハットをかぶった白ウサギは「新しい女王様の生まれた祝宴」に一方的に招待し、カボチャの馬車で強引に連れていった。
村の脱出組をやってるんだけど、もしかして戦闘しようとしたのはナエルクだけだったのかな? あと新聞にウチのキャラが出てました。
2000,06,12異世界で新女王が誕生したお祝いの席に招かれた一同は、新女王とお茶の時間を過ごしていた。ここではゲームの勝利者が新しい王となることになっており、新女王も「花弁が降ってくるまで」は城の庭の花を育てていたという。世界が光り、気がついたら庭園の中央に青と赤の珍しい花弁が落ちていて、それを女王に献上したという。その後に何かあったらしいが、それは話さずに「気分が悪い」と退出してしまった。
花弁があることを予測した者達は、お茶会に加わらずに花弁を探していた。何か反応があるのではと既に手に入れている花弁を持ち出した者もいたが、花弁は突風で吹き飛ばされる。なぜか勢いを無くさない花弁を追って行ったその先は地下牢であり、中には豪華なドレスを着た女がいた。
地下牢には豪華な所が生に合わないものも来ていた。元の世界の仲間が「Humpty Dumpty」に迷惑をかけていないかと心配する彼女の元に現われたHumpty Dumpty店主の滝沢は、彼女に「前の女王が地下牢にいる」と教えると、修理費150万円の明細書を手渡して去って行った。
前女王の話では、彼女は残虐な「首狩りゲーム」を提案し、実行した罪で閉じ込められているという。以前は平和的なゲームで決定していたのだが、花弁を手にした時から残忍なゲームがやりたくなったのだという。そしてそれに負けてしまった前女王は閉じ込められ、人々が安心したのもつかの間のことで、新女王も首狩りゲームをやると宣言した。女王は青い花弁を取り出して渡してみせたが、態度が急変して一人を捕まえてしまった。
「ホムンクルスを人間にする方法」を知っているという灰色狼のカイルはドッグフードにより懐柔されて、情報を話し始めていた。アークランド時間で1年ほど前、アーシアスの森の奥深くで「四大竜」の恵みで生まれた「花」を守っていた獣人族の元に、邪竜ファフニールが「竜玉」を奪って逃げたと知らせが届き、一族を代表して探索に出されたのがカイルである。そしてフィレイムの竜玉を探していたルキア・カナンと共にウィンデイルの子孫であるアルト・ドラグーン・ウィンデイルに助言を求め、学院から姿を消したアルトの気配を追って地球にやってきたのが地球時間で20年前という。そして、その竜玉の力ならばホムンクルスを人間にするぐらいはたやすいという。他にも卒業試験で優秀な成績を修めればある程度の願いを叶えてもらえるというが、それはほんの一握りの者だ。カイルの目的である「エターナルフラワーの花弁を集めてファフニールを倒す力を得る」「アーシアスの竜玉を取り戻す」ことが出来たのなら、アーシアスに帰る前に竜玉の力を貸してもいいということだった。
「首狩りゲーム」で標的となる罪人は、噂によるとたしかに罪人ではあっても食い逃げクラスから強盗まで様々であるという。そして罪人の中には前女王と、彼女に捕えられた者たちの姿もあった。「死んでも生き返らせる」という新女王の胸のペンダントトップは、赤い花弁のようであった。
その頃、罪人が引きだされて無人となったはずの地下牢にはカイルと、以前滝沢を襲撃したルキアが姿を見せていた。彼らは神戸に竜の気配があるのを感じており、アルトも神戸にいるらしいと話していた。「ファフニールを倒すことが本当に可能か」と問うカイルに、ルキアは「四大竜の子であれ罪を犯したものは裁かれなくてはならない」と答え、やがて自分達にも裁きが訪れるだろうと覚悟していた。また、カイルが滝沢を殺そうとしたのは「約束」だったが、もう手遅れだという。そして「エターナル・フラワー」が彼らをこの世界に呼び込んだのも「自分を助けて欲しいんだろう」と答え、攻撃を始める。逃げ出したものたちが出てきた中庭では既に首狩りゲームが始まっており、女王は高笑いをしながらそれを見ていた。
城の掃除をしていたら前女王との騒ぎに巻き込まれてしまいました。その中で「青い花弁」を受け取っているんだけど、返した描写がない以上、持っていると思っていいのかな。
2000,07,12異世界の「首狩りゲーム」に罪人たちと共に標的として入れられた者たちは「珍しい首」と狙いが集中しつつあった。魔法も一人が持っていた「青い花弁」に影響されて発動しても力が落ちていた。
「花弁」は人の心に影響されるようで、女王が説得により過去を思い出していた時には柔らかい赤い光を放っていたが、それも一時のことで再び黒く変色していく。それを奪い取ったものは「エターナル・フラワー」が過去に見たらしい悲しい記憶を共有する。
何とか「花弁」を集めて封印しようとした時、いつもと違う様子の滝沢潤が現われた。滝沢は「アークランド人が大嫌い」と言い放つ。そして彼が興味があるのは「竜玉」そのものではなく「食」が起きるまでに「竜の命そのもの」が欲しいのだともいう。そしてゲームの場にいた者たちを炎で包み、花弁はその苦しみや悲しみに反応し黒く染まっていく。急ぎ「聖域」の魔法で封印すると炎も消え、辺りは猛烈な吹雪に包まれる。
正気に戻った女王は、他の者たちと同様に凍り付く直前に「東の村なら大丈夫」と告げた。しかし辿り着いたその村は一人の少年を除きやはり凍り付いていた。その家に転がり込んだ一同は「人間の体が欲しい」というホムンクルスと、ゾンビたちとに囲まれることとなったのだった。
花弁については「持っていたこと」にしてよかったようです。でも、こちらは「ただのホウキの振りして時期を見る」というのが早々に行動を起こしてしまいました。実は魔法を使おうとしていたのですが、封印していない花弁に阻まれるようだったしこれでいいんでしょうかね。
あと、「花弁の記憶」ですが、明記はされていないんですが元々の持ち主である小夜子の夫の葬儀の模様のようです。その後悲しみを受けていたのが影響しているのかもしれませんね。
2000,08,12神戸の町の喫茶店Humpty Dumptyのオーブンは異世界と繋がっている。今、店には大量のゾンビが押し寄せて、無理やりオーブンを通っていた。そしてマスターの滝沢を追ってオーブンを通り抜けてきた者たちは、以前異世界にとばされた者達と合流していた。
異常な寒波におそわれている異世界の村では、一件の家に避難したところにホムンクルスが襲ってきていた。人間になる為に、綺麗な身体が欲しいという。そして奥の部屋ではこの家の住人という少年と病気で寝ている祖母を護りつつ逃げ出す準備を始めていたが、家の中で見つかった防寒具等の衣服は大人用の物ばかりであった。それに気付いた者は花弁を持つものを逃がそうとするが、少年はそれを止める。そして寝ている祖母は「エターナル・フラワー」の元の持ち主であり、滝沢の義理の祖母・高木小夜子に間違いがなく、少年の正体は滝沢であった。滝沢は「花弁を渡して全てを忘れれば元の世界に戻してあげる」と言いつつ、返事を待たずに魔法による攻撃を仕掛けた。
滝沢に同情する者は、仲間を裏切り花弁を彼の元に運ぶ。滝沢の目的は邪竜ファフニールを倒し、血命石を手に入れること。フィレイムの長女でありながら闇に荷担したファフニールは水竜の子と大地の竜の孫を殺し、風竜アルトを狙っているという。そして最後の花弁を手に入れれば邪竜を倒す事が可能になり、最後の一枚は自ら姿を表わすだろうと言った。
傷ついた者達が治療をしているところに滝沢は現われた。意識を失い眠りについた者に対し「自分の仲間」で「己の内にある力に抵抗している」のだという。混沌におかされているのだが、彼はそれを受け入れたということのようだ。
そしていつの間にか滝沢の背後に立っていたホムンクルス神奈は「混沌を受け入れる事で人と同じ心を手に入れた」もので、人の身体を手に入れる事で本当の人間になるのだという。滝沢をアインと呼ぶ彼女は、「人間であろうとなかろうと大事」というのに対し、「いつか人間になってあなたのもとに帰る」と答え姿を消した。
そして気がついた時雪は消えて、一同はオレンジ色の花弁に覆われた世界に立っていた。その中には一枚だけ本物があり、それを見つけた者は人間にしてやると滝沢はいっていたそうだ。
花弁に影響を与える事が可能かとやってみたのですが、効果のほどはちょっと不明。しかしなんだか情報が増えてますね。これでも漏れがあるだろうなぁ。
2000,09,13カイルは人々の気持ちをうれしく思いながらも「混沌」の力が強くなってきた為に、本来の目的を果たさねばならないという。それは花弁を集めて「エターナルフラワー」を開花させる事で、それがカイルが生み出された理由だという。カイルは眠り続ける高木小夜子のところに現われた。「エターナルフラワー」には「本当に愛しあっている者たちが花の前で口づけると開花する」という伝説があり、結婚記念日にケンカした小夜子と修平の仲直りのためにカイルが贈ったものだという。そして今のエターナルフラワーは「混沌」の力を得ており、開花すればそれがこの世界中に広まる。そうなる前に「穴」から逃げ出せと言い残し、小夜子を連れて去って行った。
この世界を覆っていたオレンジ色の花弁から「混沌」は取り除かれ、光となっていく。そして「滝沢潤」は過去の記憶や想いに押し流され「滝沢潤」である現在を受け入れられないようだ。そして混沌とは「生み出すものであると同時に、消滅させようと願うもの」だということだ。
ホムンクルスは人間になりたがっている・・・より正確にいうならば「ホムンクルスである自分を変えたい」ことではないかと指摘するものに対して否定できないが。ホムンクルス達が何者であるにせよ、受けとめてくれるものは存在する。ならば何を本当に望むのか。
ホムンクルスの神奈はマスターのアインを探していた。混沌が広がってしまったらどうなるか、それはおそらく滝沢にもわからないだろうという事だ。そこに現われたアインの話によると、滝沢というのは死んだはずの小夜子の夫、高木修平であるらしい。生き延びたのはルキア・カナンが持っていた「竜の命」と呼ばれる石のおかげであるが、いつからか「混沌」が彼の心に入り込み、修平の願いでルキアが記憶や想いと共に封じた。
記憶が戻ったのはセフィアーヌの老師達の結界が強力すぎた為で、20年の間に歪んだ彼の願いは小夜子と永遠に生きることであり、そのため「混沌」に染まった竜の命を求めているという。
神奈たちホムンクルスの心は「混沌」の影響だという。「エターナルフラワー」は今では混沌に染まっているが、浄化したならば逆に混沌を払う力を持つものであるらしい。そうなると神奈たちの心も消えるかも知れないのだが。
そして滝沢はエターナルフラワーを開花させようと、小夜子に口づけようとしていた。
「人間になりたい」ことへの疑問表明してます。だって人間って何の特殊能力もないんだもん。わざわざ憧れるものじゃないよなぁ。
しかし情報錯綜気味。整理が大変です。先月のリアでは滝沢とアインを混同しちゃったし。
2000,10,17滝沢潤=高木修平はエターナルフラワーによって混沌を広げる事で自らの望みを叶えようとしている。花の前で愛し合うものが口付けすると開花するという伝説のため、障壁を張って眠らせたままの小夜子に口付けしようという滝沢に対し、「小夜子の方は既に修平の死を乗り越えていた」などと説得したり、突撃したりする者がいたりする。障壁はフィンの力で解除され、滝沢を守る壁はなくなっていた。フィンはエターナルフラワーを消し去る事で滝沢の計画を潰えさせようとしているようだが、生徒たちはそれを望んでいなかった。そして滝沢の心に反応してかエターナルフラワーは闇の色が濃くなり、止めようとした生徒の魔法の影響で一同は眠りに落ちた。
神戸のHumptyDumptyからオーブンを通ってこの世界に向かうものもいる。その理由は人捜しであったり、エターナルフラワーを求めてであったりもする。それは「もうすぐ混沌に満ちる」と聞かされても果たさなくてはいけない理由があるようだ。また、獣人のカイルは、自分たちは既に死んでいて、この世界と同様エターナルフラワーに作られた者であるという。
闇に包まれつつある世界で、小夜子の心は目覚めていた。これが夢であると認識している彼女は、夫である修平が無事天国につけたか心配していた。そして夢の中でいつも生徒たちの行動を見ていたという。その心に触れ「みんなのことが大好き」という言葉を発したものに反応し、花弁はオレンジ色の光を発して闇を払っていく。
一同が目覚めた時、滝沢は目覚めた小夜子と共に闇の塊の中にいた。滝沢の想いを遂げさせたいものと、阻止しようというものは争いとなり、力で滝沢を阻止しようとする者もいる。だが修平と小夜子の口付けではエターナルフラワーは開花せず、絶望の気持ちが混沌となり周囲を侵食し始める。フィンは滝沢を倒す事で混沌を花の中に封じようとするが、それも生徒たちの望みではない。そしてフィンを想う者との口付けにより、世界は光に満ちた。
彼らが気がついたのは神戸のホテルのロビーであったが、そこにも混沌はあふれていた。しかしそこでも七色に光る花だけは、弱々しくも混沌に負けずに光を放っていた。また、HumptyDumpty側から脱出したものは混沌の精霊を封印するために弱らせる必要を感じ、自分の体に混沌を集めて花のもとに運ぼうとする者までいた。
滝沢説得組ですが、どっちかというと追い詰める方だったかな。でもウチのキャラじゃ滝沢たちを認める言葉は出てきそうに無いし。
2000,11,14神戸ににあふれた混沌はエターナルフラワーの光で浄化が可能だ。しかしその光はあまりにか弱い。今までエターナルフラワーに関ってきた者は、人の気持ちがエターナルフラワーの力を左右するのを知っている。そしてこの状況下でも希望を失わないよう、愛する者への気持ちを高め、つたえようとしていた。
この状況を作り出した原因のひとつである滝沢潤マスターを何とかしようという者達もいる。その滝沢は「竜の命」を手に入れ、小夜子と永遠の時を過ごするためには皆の命も犠牲にする覚悟があるという。だが、「高木修平」の望みはそんなものではなかったはずだという周囲の指摘と、当の小夜子を目の前にした滝沢は「喧嘩した朝」をやり直すためにバイオリンを奏で始める。それによって滝沢の体から追い出された「混沌」は、それでも周囲の人間に取り憑こうとするが、エターナルフラワーに込められた人々の祈りと「竜の命」は混沌を消し去った。
混沌が晴れた時、目を覚ました滝沢と小夜子はこの件の記憶を無くしていた。ホムンクルス達に宿っていた感情も混沌と共に消え去っている。高木修平ではない滝沢は元のマスターに戻り、住み込みの学生たちも働いている。そして学生たちの神戸での試験が終る時も近付いてきた。
ナエルクは滝沢に「高木修平」の否定という形で説得してます。まあまあいい感じだったかな。でもウチのヤツは「飛行」とってないから単体では飛べないはずなんだよね。次回はどうやらエピローグとなりそうです。
2000,12,12「ネコの瞳飯店」で行われるパーティーには滝沢潤と高木小夜子も呼ばれている。そのパーティーではアルコールの入った生徒が暴走し、「ネコの眼飯店」は廃墟となってしまったのだった。
「PCの個人名を出さない」という要約方針のため「PCのその後」を書いたエピローグはこうなってしまいます。語るべき事が特に無いので。何やらNPCに関してほのめかしがあるみたいだけど、異世界組にはほとんどわからない内容。
2001,02,10