多魔帝国の侵攻により危機が迫りつつある(らしい)多魔国。そこにティンティンから勇者とシャーマンの血を引く双子の兄弟兄弟が転校してきたが、何やら因縁があるようだ。
その兄の方、ルーメスに転校してきたエドウィン・デュランテは「正義の味方になる為に来た」という熱血漢である。もっとも彼に接触したもの達との会話を総合するとかなり大雑把な性格で、今回も黙って出てきてしまったらしい。
一方弟でキング高校に転校してきたフレデリックはエドウィンを「裏切り者」と呼び、国を守る義務がある勇者が勝手に出て来てしまったのが許せないようだ。彼の言葉によるとエドウィンは「水戸黄門や暴れん坊将軍に憧れて」この世界へとやって来たらしい。
そしてルーメスにおいて行われた二人の陣営の対決では「自称ルーメスの裏番」や「多魔新撰組」の介入もあったが、さすがに勇者であるエドウィンが一方的な力を見せつけた。そして戦闘は終業のベルと共にフレデリックが去っていくことで幕を閉じた。
さて、二人の出身国であるティンティンとはこのところ連絡が途絶え、商品の入荷が止まった「ティンティンマート」はいよいよ倒産である。ちょうど二人がやって来た頃から様子がおかしくなったのだが、どうやらティンティン本国に何か問題があるらしい。ここから先はもう本国へと乗り込むしかなさそうなのだが、それはそんなに簡単なことではない。ただ、取引先に居候している科学者、ラジス・クルセードならなんとかなるかもしれないという。
そんなとき、多魔帝国の侵攻軍は召布を完全に占領した。物量作戦と、黒い魔法メカの圧倒的な強さによるものだ。そこで潜入調査しているものが見たのはティンティンの勇者と同じクラスに転校して来た美少女、山津辺沙夜の姿だった。何故こんなところにといぶかしんでいると、背後で一瞬に多魔帝国兵士を倒した槍を持ち狼を連れた覆面の男がいた。彼はすぐに去っていったが、彼を追いかけて来た者の話ではやたらと人を倒し、魔法メカすら槍一本で倒す男だという。更に彼は行く先々でティンティンの紋章の書かれた紙を落として行くと。
そういうわけでようやく好みに合いそうな感じのシナリオ登場したんで投入しました。剛はティンティンの流通経路の調査をやっています。あんまり活躍という感じにはなりませんでしたけどね。次回は科学者がらみかな〜。
1999,7,26ティンティンとの連絡が絶たれたことで、ティンティンの商品を扱っていた「ティンティンマート」はついに倒産してしまった。社長は心労で倒れ、事後整理は息子の手に委ねられることになる。幸いにもその処理は順調に進んでいるし、このまま終らせるつもりもないようだ。その為になんとかティンティンに行く方法も模索されている。その会議にはティンティンの「勇者」エドウィンも出席していた。家出同然に出てきた彼はあまり戻りたくない様子だったが、ティンティンに以上事態がおこっているということで周りの人物に説得されたのだ。しかしその為には莫大な費用と、研究施設が必要だ。資金の方はなんとかなったが、施設の方はラジスが以前使っていた多魔公園地下の秘密工房をなんとか修復するほかないであろう。
一方ティンティンの「勇者」エドウィンと「シャーマン」フレデリックの周りを巻き込んだ壮大な兄弟ゲンカは、直接の対決ではかなわないからと一騎討ちを渋るフレデリックの言葉に、エドウィンが「運動会」で決着をつけることを申し入れ、それが承認された。しかし種目の決定がされた後、エドウィンは腹痛で入院してしまった。
なお多魔帝国との戦闘は相変わらず苦戦のようである。
まだまだティンティン行きはならないようですね・・・しかしそれだけの資金があるならティンティンにこだわらず、それで経営建て直したらいいような気もするなぁ。
ところで「勇者旋風」ってマイトガインかな(^_^;)。
1999,8,26ティンティンへの道を開こうという科学者ラジス・クルセードたち。彼らは多魔自然公園の地下研究所を修復しようと作業を始めていた。資材を搬入し、非常電源(自転車のダイナモだったりするが)を稼働させて機能回復を計っている最中にラジスが明かした「もう一つの財源」。それはキング、ルーメス両校の修学旅行用積み立て金だったという。「ぼんぼん」からの援助でそれは使わずにすんだのであるが。
多魔帝国はどうもティンティンに行かれると都合が悪いようで、研究所にも攻撃を仕掛けてきた。魔法メカも繰り出しての攻防は、なぜか防衛側が優位に進め、撃退した。魔法メカには精神力に作用するなにかがあって、防衛側の意気込みが有利に働いたのかもしれない。なお戦闘で拘束した捕虜の話では多魔帝国はティンティンの人間を消耗品扱いしていて、それにちょっかいを出されたくないのでルートを封鎖したらしい。また、この戦闘では召布将軍は不在だったそうだ。
研究所内に侵入した者もいたが、それは建物内の怪しげな仕掛けにより排除された。そしてティンティンへのゲートが完成する。そのに入っていった者たちは、うっそうと生い茂る密林の中に現れたのだった。
とうとうティンティンです。しかしいきなりこのリアクションには勇者がいなくなってしまいました。同シナリオの他のリアにいるようですが、最近交流してないし。剛は物資運搬と、ラジスにバイク改造してもらってます。動くとバランス崩すけど浮き上がるホバーとか。
1999,9,24ティンティンへの道を開き、突入した先は密林だった。後ろを見ても帰るゲートはなく、一行は密林を突破して王都を目指す。上空から行った者達はともかく、地上を行った者達はティンティンの奇妙な動植物に悩まされることになる。
そして到着した王都は平和で、帝国軍が攻めてきているという様子もない。だが、多魔国から先行して帰還した第二王子フレデリックは帝国軍と繋がりを持っているようだ。そして郊外ではやはり帝国軍の姿も見かけられている。
王城に到着した一行の方はティンティン国王、アルフォンソ・デュランテと会見、する間もなく歓迎の宴にと巻き込まれる。まるで危機感のない国王と王妃は、最近行方不明の人が出ているとか、妙な服を着た人が見かけられたとかいう噂を聞いても何も気付いていなかったらしい。
フレデリック達は「王家の墓」にやってきていた。そしてそこには帝国軍も現れる。会話からすると、フレデリックは人質をとられていうことを聞いているようだ。帝国軍はティンティンの珠を求め、墓に入って行った。
剛は改造バイクの装備であるチェンソーで密林を切り開き・・・暴走してます。まあラジスの改造だし。
1999,11,1ティンティン・キングダムを制圧するべく侵攻する多魔帝国軍に対し、多魔国からやってきた人々が抵抗活動を始めていた。ティンティンの軍隊は、ティンティン人のおおらかな気風からほとんど役に立っていなかった。
それを何とかしようとした者もいる。細かいことを気にしないティンティン人は、また逆にノセやすいと気がついたものは、多魔から持ち込んだ大量のチョコレートで国王と兵士にやる気を持たせるのに成功したのだった。また自分たちの力で戦闘準備を始めているもの達もいる。
侵攻して来る帝国軍は、ティンティンの密林に苦戦していた。もっともガーディアン側も密林が得意とまではいかないので、これは密林にはゲリラ戦法の方が向いていたということと、ティンティン人を味方につけた点が大きいだろう。
本隊にまで侵攻され、追い詰められた指揮官の少年は、自分が山津辺雅志という名であり、先代召布将軍の亡き父親の影武者として、父に似せた魔法メカを操っている山津辺沙夜の弟だという正体を明かした。自らを天才と自負する彼は敗北の事実を認めようとせず、ティンティン自体を消そうと基地の自爆装置を作動させる。それは「珠」の少女(フレデリックはタマちゃんと呼んでいたそうだ)も感じ取っていた。また、基地の中では異世界へのゲートも発見されたが、その使い方は雅志を捕まえて聞き出すしかないかと思われた。
剛は偵察と伝令。じつは前回分を〆切すっぽかして忘れてたんです。で、「一月森で迷っていた」ということにされてしまいました(^_^;)。
1999,12,25ティンティン・キングダムに侵攻してきた多魔帝国軍の指揮官にして、自称エリートの少年山津辺雅志は、追い詰められて要塞をティンティンの世界ごと自爆させようと装置を作動させ、逃亡した。
装置を何とかするべく要塞に乗り込んだ面々は、どこにいるかわからない雅志に対して放送で投降を呼びかける。それに反応した雅志の居所は、システムの解析で判明した。
詳しい経過はともかく、雅志は説得に応じて装置を停止させ、リアルワールドへのゲートも開いた。だがリアルワールドで待っていたのは、雅志の姉の沙夜を裏切り、ティンティンの勇者もろとも要塞と共に木っ端微塵にしようという宮外恵子だった。恵子は魔法メカで逃亡。雅志とティンティンの王子フレデリックは要塞に入っていく。また、ティンティンより持ち帰った召布の珠(自称タマちゃん)も、他の多魔珠のもとへ送り届けなくてはならない。
今回のメインは説得シーン。こんなのは略すと面白くも何ともないんで一切カット。ぶっちゃけたことを言えばお約束の展開です。
剛のアクションは「本人しか使えない機械なんて、不測の事態が起こったら役に立たなくなるぞ」ということで装置のマニュアル探しだったんですが、雅志が(こちらの主観では)あっさり寝返ったんで単なるオペレーターと化していました。
2000,01,31多魔帝国の要塞「ショウフ」は、宮外恵子が指揮官の山津辺沙夜に造反し、エネルギーを暴走させて逃げたことで崩壊をはじめ、爆発の時が迫りつつあった。沙夜は被害を少なくするべく要塞の機関部へ向かい、彼女を庇った「勇者」エドウィンも重傷をおって内部に取り残されている。そのことを知った沙夜の弟雅志や、エドウィンの弟フレデリックも要塞内部へと駆け込んでいく。
エドウィンは重傷を治療魔法で何とか押さえていたが、まだまだ危ない状況だった。そこに末の弟のデニムとフレデリックも合流し、外壁を破って魔法メカも救援に駆けつけた。
沙夜の方は雅志と合流してエネルギーの制御を試みるも、爆発までに対応することは不可能だった。あとは自分たちを巻き込むのを覚悟でエネルギーを逃がすしかない。急遽方針を変更し、魔法メカから取り外したジェネレータを使って自分たちを包むシールドを作る作業が開始され、それが完了したその時、エネルギーの噴出が始まった。
宮外恵子はガーディアン達と交戦していたが、その最中帝国が滅亡し、停戦を宣言したことを聞かされる。だが彼女はまだ終ってはいないとつぶやき、要塞跡地から巨大魔法メカを起動させる。それに対して科学者ラジスは未完成の合体魔法メカを持ち出した。動力源が未完成のそのメカに対し、突如あらわれたティンティン王は王子3人が協力して発動させる「ティンティン・トライアングル」でエネルギーを供給することができるという。そして起動させるための作業が始まった。
爆発する要塞から脱出して、大ボス登場という感じですか。正直いうと意外性はないですが、読ませるところがさすが蒼生マスターというところかな。
剛の方は事実上没ですね。登場はしてるけど。
2000,02,25多魔帝国の宮外恵子が発動させた巨大合体魔法メカに対抗する為、ガーディアン達はラジスの作った未完成の合体魔法メカを使用するべく行動を開始した。合体メカというのは大抵の場合何らかの要素を犠牲にしているのだが、この機体は兵器として必要な装備は全て備えている・・・動力源を除いては。それをフォローするべくティンティンの王子達は最終奥義ティンティントライアングルを発動させようとしていた。
もっとも王子の一人、「勇者」のエドウィンは負傷しており、まだ恵子に従う兵士がいるなど予断を許せる状況ではない。王子達を守るもの、魔法メカの足留めを行なうものなどの協力でティンティントライアングルは発動、ガーディアン側の魔法メカも合体し、勝利をおさめた。
恵子は捕虜となった今も強気の態度をとり、「平和を望むならあたしを殺すぐらいの覚悟が必要」と突っ張っている。そしてエドウィンも遂に倒れ、その顔に精気はほとんどなかった。
え〜、戦闘と説得シーンは端折りました。事実だけ伝えるとあんまり面白いものじゃないかもね。
剛は「合体メカなら分離も出来るはず」と敵側の魔法メカに侵入してますが、サブコントロールは破壊されていました。
2000,03,30多魔帝国との戦いはガーディアンたちの勝利に終った。消耗した「ティンティンの勇者」エドウィンは「お姫様のキス」で目を覚ますと、普段と変らぬお気楽な調子を見せる。もっとも彼には警察のお世話になった時に課題とされた反省文の作成が残っていた。
帝国の士官、宮外恵子は敗北した自分を殺すようにという態度を取っている。もっとも戦争が終った今、それを実行しようというものはいない。ガーディアンたちの説得に、恵子も生きていく事を選んだ。
元・召布将軍の山津辺沙夜も今では多魔の再建作業に混じって働いている。その弟の雅志も科学者のラジスに弟子入りし、友人以上の存在(ただし♂)も現われて幸せそうであった。
その後「多魔珠」の精霊であるタマちゃんも元の宝玉に戻り、ティンティンとの国交も復活してティンティンマートも再開された。そして行われたお花見にはティンティン王たちも顔を出していた。ノリのいい彼らの姿にティンティンの将来を考えてしまうものもいるが、どうやら王妃がいる限り心配はないようだ。
まあエピローグなんですけどね。初夏というのにお花見シーンを受け取ってもなぁ。剛は恵子の説得組です。
2000,06,19