帝都双月魔術陣:018要約


 
明示二十五年長月(九月)
018:黒博士の遺産
第一話(裏)「悪夢を継ぐ者」>
担当:開田次郎マスター

 上野のカフェ「陸蒸気」にはなぜか「鉄喰い病」の患者が押し寄せてくる。それは警察により捕縛されているのだが、患者が群がる中を平然と通り抜けてきた少女マルグレーテには疑念を持つ者も多く、質問責めにされている。

 胡散臭い羅宇屋が出没するというので接触しようというものもいる。穏便に客として接触するものもいたが、強引な手段で確かめようというものもいる。しかしその動きは並のものではなかった。そして「この事件には関らないほうが無難だ」という言葉を残して去っていった。

 青年医師ワーグナーの病院には彼をあやしいとにらんだ者が多数潜入していたが、病院内に怪しいところは見当たらなかった。患者も初期症状を訴えるものばかりである。しかしそれは病院そのものが偽装の為のものであったというだけで、ワーグナーは「黒博士」ファウストの弟子であり、患者達も「くろーん」であるという。「鉄喰い病」の原因である「デウス因子」に関する情報と称する数枚の書類を「もう必要無い」といって渡したワーグナーは病院を爆破してしまう。そして「どうせ探してしまうから」と教えた彼の拠点の場所は上野公園の外れであり、そこには「黒博士の娘」マルグレーテも陸蒸気の女給・藤倉瑠璃羽を連れて到着するはずだということだ。


 ボツでした。う〜ん、続き物っぽいのが気になるところです。要約してみたらまあまあわかってきたけど、単にリアを読んだだけでは情報の説明不足を感じます。〆切日までにやる気にならなければ撤退です。

2000,09,30
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