「魔王戦役」から3年たった異世界ファーダでの新たなる物語の始まり
4日に入金したところなのにもうマニュアル届いた。ヤマト便とはね。でもマニュアルとしての出来はよくないぞ。レイアウトに凝りすぎなんだよな。カッコイイかもしれないけれど、情報が見渡しにくいんだよな〜。こちらのキャラメイクもしないと・・・
1998,11,9ちょっと遅れたけどキャラクターデータアップしました。ちょっと自由度高いしどのくらいまでOKだったのか。
1998.12.3サダクビア山脈の山麓にあるリュカルヌの街。そこの「町長」セファ・ユヴェールはまだ数少ない技操士であった。彼と、彼の養女であるサクサの少女レティシアは街の人間から親しまれていた。ここはなぜか職人が集まっている街であり、原料を加工して収入を得ている。また、ここは山脈に近いせいなのか飛竜を使うものが何人かいるという珍しい場所でもあった。
最近、この街の「シンカ」の者たちは同じ夢を見ていた。白い巨大な龍が空を飛び、右手に光る模様があらわれる夢。それは七日間続き、竜の咆哮によって終わりを告げた。そのことが噂になろうという頃、リュカルヌの「旧市街」、かつて遺跡の発掘、研究が行われていた区域で新たな空洞が見つかった。レティシアと、街の印刷工房の息子、ルフトは好奇心から坑道へと向かう。
初回、まだまだ導入部分という感じですね。まだまだキャラクター紹介という感じです。エリウは他の技操士さんのカラクリ人形に興味を示していました。まあそれはともかくアクトをかけるこれからが勝負でしょうね。
1998,12,26リュカルヌの旧市街で見つかった空洞に続く坑道。そこには好奇心旺盛な少年少女や、それを心配するものなどが次々とやってきている。その頃、街ではサクサの技術を取り入れた機械の披露などが行われていた。また、町長のセファの古い知り合いらしい男ザ−フィアは、旧市街の調査が中止されたのは中核のメンバーが死亡した為だという隠された事実を語る。
空洞の奥で見つかった地下室のようなものの中では、シンカの少年ルフトの右手と奥にあった台座が呼応するように光を放ち、台座の上に純白の、翼が生えた鹿のような美しい獣があらわれる。やがて獣は姿を消すが、あとには白銀のかけらが残されていた。
そして、坑道の外には灰色の「魔獣」があらわれる。突然のことに対応もままならない一行だったが、苦し紛れの「緑化」の魔法により生えてきた植物にたいして魔獣が苦しみ始める。そしてルフトが手に入れた白銀のかけらが光を放ち、それに包まれて魔獣は消えていった。ルフト達の行動を知らされてやってきていた町長たちはホッとしつつも、これからに不安を抱いていた。
エリウはからくり眠獣時計を披露してます。残念ながら「絵魔法」は見ていないと発動しないから目覚まし時計にはならないんだってさ。
1999,1,29リュカルヌでは近くの盗賊団が最近活動を強めていることの情報が入ってきたり、魔獣が目撃されたりと最近物騒である。会議では住民の避難対策など、さまざまなことが決められた。一方おなじころ図書館で調べものをしていた面々もいたのだが、話題は来月にひかえた創立記念祭に向かってしまいがちだった。
町長の昔の知り合いらしいザ−フィアは相変わらず無愛想であったものの、意外に配慮のあるところを見せる。そして資料館での調査にも引っ張り出されるのだった。が、資料館の厨房では女同士の話しに花が咲いていた。
再び坑道の調査に来た者達は「翼ある光、大いなる災厄の妨げとならんことを」という文字が台座に彫り込んであるのを発見する。翼ある光とは守護獣のことなのか、断定はできなかったが。
そして図書館では絵本から「ロエティシア」という精霊の伝承を発見する。それは先日あらわれた白い動物と同じものではないかと思われた。そして図書館では20年前、町長とザーフィアが遭遇した事故の記録も見つかった。
エリウは盗賊対策に衛兵人形を作ることを進言、受け入れられてます。せいぜいオトリぐらいにしか使えませんけどね。費用がかかるということで町長さんの作った時計塔の人形のスペアを使わせてもらえることになりました。
1999,3,5山岳地帯にあるイクシュの村は飛竜の多い場所である。そこで仕入れた話では魔獣には飛竜の攻撃は有効だそうだ。もっとも前回リュカルヌに出た魔獣は飛竜の氷では足止めにしかならなかったが、魔獣にもいろいろあるのか、当たり所が悪かったとかいうことかもしれない。
そのリュカルヌの街では祭りの準備に人々がおわれていた。工房の街らしく作品のコンテストもあり、いよいよ出品作品を完成させたものもいる。街は賑やかになっていた。
辺りの村々の伝承を集めていたものは、魔獣について考えをめぐらせていた。魔獣は「光」の裏側ではないかと。物事は表裏一体。その考えは自らを「真魔」と呼ぶ少女アルーザによって肯定される。彼女は見るも簡単に鳥形の「魔獣」を生成してみせると姿を消した。
「異郷とファーダの申し子」シンカの子供たちは夢を見た。その中で守護獣ロエティシアが告げたのは魔獣とは傷ついた精霊であり、シンカはそれを癒すことができるということだった。そんなことを夢に見ているころ、街には鳥形の魔獣がやってきていた。しかしその魔獣は飛竜の放つ氷の槍を受けて霧散した。
魔技に使われる「箱」について疑問を持ったものもいる。巫女が「視た」ところ、「黒」と「サクサ」の二つが関係するらしい。それがどういう意味を持つのかまではまだわからない。
エリウは魔獣の目撃者となっています。しかしなんだな、平和ですよね。嵐の前の静けさ、かな。なんかペースが遅いような気がするけど、大丈夫かな。このあとスピードアップするんだろうか。
1999,4,10工房の街、リュカルヌでは創立記念祭の日を迎えていた。そこでは技操士たちの仕掛けが披露されたり、ガラス工芸品評会が開かれたりしている。さまざまな趣向を凝らした作品に街はにぎわっていた。
賑わう人々の中には「真魔」の少女アルーザも混じっていた。それに気がついたものがくってかかるが、祭りの最中ということもあり派手な事態には発展しなかった。アルーザは魔技に使う「箱」について含みを持たせた発言をすると、風とともに姿を消した。
祭りが即興の野外劇で盛り上がっていたりする一方、魔獣について考えをめぐらすものもいる。魔道により傷ついた精霊であるらしい魔獣に対抗出来る力として、シンカの力、魔獣狩人の半妖の属性、飛竜の氷槍の力と、もしかしたら守護獣の力、と、意外に対応策が見つかってきている。更にはフミーユの「緑化能力」も効果があるようである。そもそもフミーユが現れたのも魔道が使われ出してからだったり、対応策も最近になって現れたものだ。これも世界の浄化能力なのかもしれないと人々は感じていた。
そして祭りの夜、町長の娘レティシアが書き置きを残して姿を消した。
エリウは祭りを放っておいて衛兵人形の仕上げをしてました。なんとか今回完成となって、次からは・・・なにをしよう(^_^;)
1999,5,14リュカルヌの町長の養女、レティシアが行方をくらましてから人々がいろいろ探していたが、今のところ手掛かりは見つかっていない。街にこれといった異常が見られないとなると麻獣に襲われたというのではないのかもしれない。
先日の祭りに出品されたものの一つ、虹色のガラス細工は蜻蛉の氏族の長が興味を示したこともあってか、調べようという人間が多かった。文献にあたった者によると、「アステリア」という精霊の祝福を受けた石が虹色に輝くという。そのガラスは制作者の言葉によると「緑化」しながら加工した、という物らしい。そしてガラスに魔法を向けたところ、その輝きは陽炎のようにゆらめき、反応したのだった。
一方では「真魔」の少女アルーザが魔技に使われる「箱」の秘密を明かしていた。箱の中にあるのはサクサの持ち物・・・この場合は洋服のタグであった・・・が精霊を通さないのを利用し、そこに封じ込めた物だという。中に封じられた精霊は一方的に力を使われ、やがて黒妖となる・・・禁じられた「魔導」の技術のようだ。
レティシアはどうやらかつては村長と、そしてザーフィアにとって大切な存在であったリズという女性と同一人物、では無いかもしれないが、どうやら深い関連があるらしい。そのレティシアであるが、発見された時には皆に向かって魔獣をけしかけるという行動を取っていた。傷ついた精霊の姿である魔獣は「癒し」てやるべきだなどというやり取りの間にレティシアは姿を消す。
そしてアルーザは自らについて語っていた。世界生成に関った上位精霊「マクエリ」。だが、世界のために働くのがいやになってマクエリをやめた、それがアルーザや他の真魔らしい。かつてファーダの世界が呼び込んだナトゥグイエに影響を受けてのことらしいが。ただ、それはファーダの気に入るところではなくマクエリともども封じられていたのだという。
値か坑道の遺跡を調べていた者たちは、かつて守護獣ロエティシアが姿を見せた台座から虹色ガラスを思わせる輝きの水を見つけ、持ち帰る。彼らは知らなかったが、それはこのころ世界中で見られるようになった黒妖に効果がある「虹水」であった。
そして再び見つかったレティシア。彼女は人形かとも思えるほど何の動きも見せなかったが、「みんな嫌い」といい、闇色の風に紛れて姿を消した。
エリウは・・・寝てました(^_^;)。まあ眠獣だから。魔技の箱について解説する時だけ起き上がってます。「説明しよう!」ってね。いや、プロット通りなんですけど。・・・アカンアカンの最大の特技は「惰眠」ですからねぇ。
1999,6,18リュカルヌの町長のセファ・ユギールの元には「養女」レティシアが普通の存在ではないのを察した人物が集まってきていた。
ガラス工房アステリアでは今日も「虹色のガラス」の制作を試みている。精霊力が含まれるらしい「虹水」を混ぜたり、精霊魔法を使ってみたりといろいろやって、どうやら量産体制も整いそうだ。なお、「虹水」は「特に味もしないが、飲んでも何ともない」ようである。
その虹水が見つかった坑道には再び人が訪れている。水は相変わらずそこから湧き出ており、闇の力を得た魔獣狩人もそれに触れると内部の魔が萎縮するような安らぎを感じていた。
ザーフィアの工房では「人と精霊と技術」をあらわす「三の位相」という装置について検討が行われていた。「魔技」が精霊の力を搾取する魔導で作られた「箱」を利用するとわかったことで、絵魔法機械として作り直そうかという方針になっていた。だが、箱の代わりに「虹水」から精霊力を取り出せないかと実験したところ、効率は落ちるものの作動させることには成功した。他にも最近フミーユの羽根に浮かんだ精霊言語等も組み合わせて作ってみようということになった。
町長宅で、そして「真魔」アルーザによってそれぞれ別の場所で語られるレティシアの秘密。それは、彼女がかつて死んだ町長の婚約者、リズの魂が精霊となるはずだったのを「繋ぎ止めた」上で、「箱」の技術を応用して再生したものであるという。だが、それはもともと封印が弱っていたところに波長のあう人物・・・リズが現れたのを依り代として使う為アルーザが起こした事故であるらしい。そして、現在のアルーザの依り代は再生したリズ・・・今のレティシアであることも。
そしてアルーザ=レティシアが真魔であると知り、自分でなんとかしようする町長だが、彼を拒否するアルーザの力により重傷を負う。
エリウは虹水使って魔技動かす実験してます。どうやらマスターも想像してない使い方を出来たようですね。善悪を区別せずに「動力源」と捉えたのがよかったかな。
1999,7,26リュカルヌの町長のセファ・ユギールは「真魔」アルーザにより怪我を負わされている。アルーザはかつてのセファの婚約者、リズの魂を繋ぎ止めることで発現し、その身体は魔技の技術を応用してセファが作り上げたものである。それはいままで「レティシア」という人格として育ち、セファの養女として育てられていたのだがアルーザが覚醒したらしい。
アルーザは力になろうという者たちも、所詮は心配しているのはレティシアであろうと取り合わない。彼女は旧市街への破壊活動を行ない続ける。
精霊力を宿したガラス、アステリアは量産の準備が始まっていた。今はより効率の用意方法を模索している段階である。病床のセファがアステリアを見たところ、それはアルーザを封じた水晶球と似ているらしい。
街では魔法技術を使った「三の位相」が出来あがり、魔獣対策として動かされている。当初は魔技の「箱」を使う予定であったが、それが精霊力を強奪する物であることがわかり、途中から代用品でなんとか完成させたものだ。また、魔技の技術を応用してアルーザ=レティシアに「別の身体」を用意しようという者もいたが、身体はともかくアルーザの「依り代」である魂は代用品が用意できるのかどうかわからない。
アルーザが旧市街を破壊していたのは虹水の出現した坑道を埋めてしまうことだった。それは成功し、あとは邪魔な守護獣である白い鹿、ロエティシアをなんとかしようというところだ。だが、彼女は受け入れようという人々の言葉に心を動かされ始めていた。そして、ロエティシアも山肌にその姿を目撃されている。
エリウはアルーザの新しい身体を制作中。ボディ自体はなんとかできるようです。他にも技操士はいるけど、これは他から案が出なかったかな? 何か終盤に来てストーリーを動かせるようになってきたって感じです。
1999,8,28サダクビア山脈の上空。飛竜に乗った者達が翼ある白鹿、守護獣ロエティシアを探していた。人前には姿を見せないという守護獣だが、「虹水」を辺りに振り撒いたことに呼応するように姿を見せる。言葉こそ交わさなかったが、守護獣は皆にうなずいてみせた。
リュカルヌの時計塔広場では「三の位相」を応用し、虹水の強化が試みられていた。それは多くの人の努力で成功したようだ。これを使えば虹水を使ったものは性能が上がるだろう。
「真魔」の少女アルーザは人々の歩み寄りからか、最近はおとなしい。かつての町長の恋人、リズの魂を器とし、娘として育てられていたレティシアと身体を共有する現在であるが、代わりの身体があるならそれでもいいとはいう。新しい器が手に入ったら旅に出て、仲間の「真魔」を探したいということだった。
町長セファのかつての仲間のザーフィアは、今のアルーザ達の成り立ちに疑問を持っていた。リズの魂を器とし、アルーザが構成した今の存在に、レティシアという存在はどこから来たのか? もしかしたらレティシアというのは、リズの魂が別人格として現れたのではないかとの仮説が考えられた。そしてアルーザの中にあるはずのリズの魂に精霊力を使って呼びかけてみる試みがなされた。その結果、瞬間見えたその瞳はアルーザの紫でも、リズの胡桃色でもなく、レティシアの薔薇色をしていた。
町までやってきた守護獣ロエティシアは、人々の願いに応え、アルーザのための「器」を作るということに協力を約束した。替わりになる人形の製作も進んでいる。強化虹水を使用したその人形は充分な力が出せるはずだ。ただ、今のアルーザ=レティシアは、再構築したレティシアの身体をアルーザが維持しているはずで、アルーザのいないレティシア単独ではそれを維持できないかもしれない。だが、ロエティシアはそれも自分の力を二つに分けることでなんとかできるという。
そして広場に集まった一同の前で、ロエティシアは自らを器としてアルーザと共生し、レティシアもまた再生した。
エリウは新しい身体の制作者です。まあいくら精巧に作っても、アルーザの力で外見は変っちゃうんですが。まあ他の手段もあったのかもしれないけど事態の収拾にかかわれたな、と。
1999,10,04「真魔」のアルーザは依り代としていた少女レティシアと分離することに成功し、リュカルヌは平和な時を過ごしていた。また、魔導で精霊を酷使する「箱」の代わりに虹水とアステリアを使った魔技の制作も進んでいる。
一方で新たな身体を得たアルーザは力をうまく使えなくなった事で違和感を感じていた。身体の制作者が調べても、機構自体には異常はない。その原因は、融合して身体を維持している守護獣ロエティシアの干渉ではと指摘され、ようやく「騙された」と悔しがるアルーザではあったが、最早どうしようもない事である。
町長の家ではレティシアの帰還祝いのパーティーが開かれることになっていた。レティシアはアルーザと融合していた時に迷惑をかけたのを気に病んでいたが、人々はそれは仕方ない事だと許していた。
まだ雪はあるのだが、旅立っていく人間も多い。また、気が変わって残ろうというものもいる。アルーザも旅立とうという一人だ。彼女についていこうという人間もまた存在する。
町長宅前では、記念の映身が撮影された。これから先、時代が変ってもこの幸せな瞬間を残すために。
さて、すっかり後日談ですね。特に重要な事件はないんじゃないかな。エリウはアルーザの身体を作ったという事で「パパ」だと主張しています。
1999,11,08