21世紀になって最初のオフイベは1月13日に大阪、堺市民会館で行なわれた蒼球のフレニールのファイナルイベントになりました。
事前申込み不用の当日受け付けという事で、朝の6時前に起床。メシ食って歯を磨いて顔洗ってヒゲ剃ってトイレ行って着替えて新聞にざっとだけ目を通して、家を出たのが6時40分ぐらい。7時ちょっと前の電車に乗って、名古屋駅で少し時間を置いて8時発の近鉄特急に乗り換え。およそ2時間はうつらうつらとしながら、難波への到着は10時5分。会場への最寄り駅がある南海の駅の位置を確認してから本屋で時間を潰し、11時少し過ぎの準急で堺東駅へ。ネスパにあった簡易的な地図と駅や路上の案内地図を見ながら会場へ。到着は11時25分ぐらいでしたか。
集会場の入り口で受付を済ませて会場入り。名札の番号は71番でした。で、リードナンバーのテーブルを探したのですが、実はこの時点で自分がどこのリードナンバーにいたか忘れてて(^_^;)。たまたま最初に見たのが「R」で、そこが前作「トゥルス・エスファリア」でのリードナンバーだったこともあり、うっかり席につきそうになってしまいました。念のため確認してよかったな〜。
「I」のテーブルに今度はまちがいなく着席。既にいた方や、あとから到着した方に名刺を渡したりペーパーいただいたりして待つこと少し。オレンジ色の髪の男性の司会で開会式が開始されました。とはいえ内容はごく簡単に諸注意やスケジュール、物販ブースの説明とマスター紹介で、すぐにフリートークに入ることになりました。
さて、ここからしばらくIリード以外の方にはわかりづらい話になりますがご容赦を。
まずは最初に自己紹介。とはいっても、実はわたしは他のPCさんのことをほとんど覚えていなかったです(^_^;)。元々名前を覚えるのが苦手な上に、美浜テラーも話してましたが「長い名前が多い」ですし。「どんなことをした人」というのならまだわかりやすいのですが。ちなみにわたしの紹介は「整備員やってたカタツムリのセトン・ラドネラック」という感じでした。整備員は他にいないですしそこそこ覚えてて貰えたようです。
いろいろと質問と解答があったのですが、記憶にある中からいくつか。まずは「第9回のテイルでPCの3年後を質問されたが、10回テイルにあるのは30年後ではないか」ということに対してですが、これは「方向性を出してもらった」ということで、その後どうなったかはテラーが判断したということです。あと、どうしても覚えているのは自分のPCに関係するのが多くなってしまうのですが、その中で一つ「ドロンドロンは飛行機に乗れるのか」ということについて。なにしろ背中に殻を背負ってますから、物理的に(^_^;)。テラーとしては「考えないことにしていた」そうですが、その場でパッセンジャーさんからもいろいろ話が出まして「座席は背もたれは取り外して、殻を固定しているんじゃないか」というのがありました。
あと、Iリードのテーブルにいた方、それからあとで触れますが2次会に参加した方ならば「PCの扱いについての不満」を熱く述べていた方の記憶があるのではないかと思います。他人のことですし詳しい事は避けますが、こちらから見た印象では「アクトに書いていないこと」を描写された不満と「PC、NPCの設定、性格、過去の行動ならばこうするだろう」というテラーの解釈についての食い違いが元であったような気がします。この話題で印象的なのは、聞いていた他のパッセンジャーさんの「PCの演技をする”役者”はテラーであり、パッセンジャーは”演出家・シナリオライター”に近い」という意味の発言でしょうか。いくらパッセンジャーが「このようにしたい」といっても、実際にPCを動かすのはテラーであるという感じでしょうか。この辺のやりとりはパッセンジャーさんに不満が溜っていたようで多少険悪な雰囲気が漂ってはいたのですが、2次会の最後においては一応双方ともに納得して(満足かはわかりませんが)帰られたという事だけは書いておきます。
さて、フリートークの時間も終り、次に行なわれたのは次回作「太陽紀フロレンティア」の説明会でした。システム的には過去4作のいいところを引き継いだもので、LOGも継続採用されるという事です。その内容と、パンフやネスパ記事をもとにざっとご紹介。
物語の舞台はほとんどが砂漠となった「砂漠大陸」レンティア。過去にいくつかの文明の興亡があり、現在はそのほとんどが砂漠となっている大陸です。また、レンティアと普通に行き来は出来ないのですが「エナル・ミウ」という異世界も舞台であるということですが、現時点では「精霊の楽園」というようなパンフの記述以外に詳しい情報は明かされていないようです。
さて、レンティアには山脈に守られて豊かな自然が残った「双樹帝国シャンドラ」があります。「太陽と月は二つで一つ」という信仰を持つこの国では、「黄金樹」を戴き「黄金皇帝」が治める首都「黄金の都」と、第2の都市で「月華皇帝」が治める「月華の都」が並立していました。しかし「月華の都」の皇帝は魔族を受け入れ、5つの守護騎士団が「五つの厄災」から守る為に存在する「黄金の都」に対して反乱。開始時点では2年が経過したというところで、時期は「太陽の祭、月の祭」が行われる時期となります。
レンティアにはシャンドラの他に、砂漠に作られたドーム都市「シティ」も作られ、人間達が生活しています。また、砂漠に適応した部族も住んでいたり、砂漠にねむる遺跡を探索する者達もたくさん存在しています。
この世界の種族としては9種類です(エナル・ミウの独自種族は現時点で非公開)。
いわゆる「人間」。この世界の一般的な人種。
「樹華」。植物と人間が融合したような種族。世界の力をコントロールする役目らしい。
「翡翠人」。体の一部に宝石のようなものが埋め込まれているような種族。鉱石に意思を封じこめたり、それを引き出したりという能力を持つ。
「蛇族」。体の一部に蛇の属性を持つ。いろいろな特殊能力を持つものが多い。
「人狼」。獣化能力を持つ種族。通常時は狼の耳と尾を持つ人型、戦闘時は数本の角を持つ巨大な狼といった姿
「極楽鳥族」。極彩色の翼を背にもつ有翼人種。
☆以上は「おもしろ体験版」パンフを参考に。以下は会場での発表。☆
鷹族。
物の精。
外見はほぼ生前のまま、死亡した者が蘇ったもの。種族は様々。
以下、質問会をざっと。聞き取りミス等ご容赦を。
Q:文化レベルはどのくらいですか?
A:モチーフはアステカ文明、剣と魔法レベルです。
Q:魔法や幻獣、幻魔について。 A:魔法はアイテムを使って行なうものが主流です。幻獣は儀式により呼び出され、ペットや家畜レベルの扱いですが、特殊なものは戦闘にも使われます。幻魔は魔族が使うもので、体内に棲んでいたりします。
Q:「ほのぼのテイル」はエナル・ミウの担当ですか?
A:シャンドラでも一般市民がメインのシナリオは存在しますが、それがほのぼのになるかは展開次第です。エナルミウは独立した世界ですので、シャンドラの戦争が持ち込まれることはないはずです。
Q:社会体制はどうなっていますか?
A:貴族、皇族がエリートで、氏族集団が特化した能力集団という体制をとっています。氏族の中でもエリートというものは宮仕えになる、中央集権国家です。
Q:貴族の成り立ちは?
A:基本的に代々の家がなる世襲で、一部に氏族のエリートが登用される場合、皇族から貴族に変化する場合があります。世襲の貴族はほとんど建国時の臣下の子孫です。
Q:魔族は元の種族としての能力を持ちますか?
A:姿はほぼもとのままですが、種族の特殊能力は持っていません。なお生前に身体が欠損していた場合、そこは真っ黒な物として再生するほか、たいていはどこかに真っ黒な部分があります。
Q:月華帝国には魔族が多いのでしょうか?
A:皇帝が保護しているので、比較的多いです。
Q:この世界ではどのような食文化を持っているのでしょうか?
アステカ風ということはトウモロコシやイモですか?
A:たいていそのようなものでしょう。そういうものの加工品もあります。TES、ESSの物に近いです。
Q:人狼は死んだ時にはどちらの姿ですか?
A:基本的にヒトの姿です。
Q:種族間の結婚は?
A:結婚は可能ですが、ヒトとの結婚以外では子供は産まれませんし、ヒトの子供はヒトになり、ハーフというものは存在しません。
Q:長生の種族は?
A:たいていの種族は100から200年が限度です。ただ、ユエンユエンは物の精ですので壊れない限り死亡しません。
Q:獣化した場合、服はどうなっているのでしょう?
A:細かく決めていません。お好みでどうぞ。
Q:魔族は正体を隠せますか?
A:外見的にどこかに特徴がありますので、近くまでよれば判別は可能でしょう。短期間隠す程度は出来るかもしれません。
さて、その後再びテラーが入場してプレゼント大会。今回も入場時の番号で当選者が決まるというものでした。賞品にもテラーの個性が出ますね。ちなみに今回の確率はおよそ1/5程度ということでしたが、わたしもまた当たりました。前回は天丸テラーの「一本歯のゲタ」でしたが、今回は神無月テラーの手製のお皿ということで。実は前作で担当していただいたテラーさんです。と、いうことは次作で天丸テラーのところに入れたら美浜テラーのプレゼントが当たるかな(^_^;)。
プレゼントが終ると、テラーさんそれぞれの挨拶があってひとまず終了。しばらくは物販ブースもやっていましたが、テラーさんを待つなら外でということになります。
イベント中は確認はしていなかったのですが、美浜テラーも参加していただき、他のリードのメンバーも合流して何と総勢28人で飲み屋へ。ここでは一部の人達は大いに盛り上がっていましたね。あと、非公式という事でパッセンジャー、テラーともに多少ブレーキの外れた発言があったり。その後、人数は減ったもののまだ二桁の参加者を集めて3次会。多少時間待ちはあったもののカラオケで夜を明かしました。ここのノリもすごかったです。そのあとこちらは2時間ほど名古屋行きの始発特急を待って帰り、帰宅時間は午前10時過ぎ。日曜日はほとんど寝て過ごしてしまいました。