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作成日 25/5/2021
熱田神社・・・「ふる里若林第131号」「狸山百年誌」より引用
明治40年頃から海部郡飛島村及び十四山村からの入植者が開墾をこの地で始めた。入植した人たちは、若林西町の人に身元引受人(親受け)になってもらったとされる。三和地区は、昔松林荒廃多く狸や狐が住み、非常に開墾に困難な地形であった。この地の開田作業は苦難の連続であったが、待望の竹陽用水の水が来たことにより、畑耕から田耕に逐次切り替わり生活も安定の兆しが見えはじめた。開拓者の20数戸の集落から氏神様の話が持ち上がり、昭和7年10月16日に創建され、守護の神(五穀豊穣、家内安全)として熱田大神(あつたのおおかみ)、秋葉社(火の神)と籠社(このしゃ:水の神)が祀られています。昔は瓦葺きの本殿や神楽殿があったが、伊勢湾台風で壊れ現在の姿で再建された。(右の写真は2004年当時)
平成19年には狸山100年記念祭が盛大に執り行われ、平成21年には天皇陛下御即位二十周年を記念して地元の有志や実行委員会により右下の写真のようにひとつの御社(みやしろ)に祀られて風雨に直接さらされなくなった。
この地域は若林自治区に属していたが、開墾当時水を引く上で竹村部落との関係が強かったため、この神社の創建にあたっては竹村の人達から鳥居・狛犬・燈篭が寄贈されている。今は、この地区だけで神社をお守りしており元旦の朝には大篝火をたきお神酒・お汁粉を振舞い(2012年1月1日の写真)、秋祭りでは子供神輿の奉納が行われている。昔の大篝火は、周りに住宅が少なかったため今よりも大きかったと言う。
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