本尊は厄除不動明王(5大明王のひとりで悪い者などを身動きできないようにする)で約300年前に作られたと言われています。不動明王の高さは約80cmの木彫立像で、召使として向って右には36童子の中から制迦童子(セイタカドウジ)、左に矜迦羅童子(コンガラドウジ)、これら不動三尊は信仰も厚く祈願に訪れる人も多いそうです。後ろには火炎(悪を焼き祓う)、右手には降魔(ゴウマ)の剣(煩悩をやっつけるという力)、左手に羅索(ケンジャク)(縛って救済する縄)を持っています。平安時代の初めに不動明王を日本に伝えられたとされる弘法大師も一緒に祀られています。
大正13年8月に、知多郡阿久比町の不動明王崇敬者竹之越竹一氏の死去のため、弟の竹之越氏によって現在地に安置され今日におよんでいます。 |