満州事変の前の昭和2年11月に尾張・三河の野で陸軍特別大演習が4日間に渡り行われた。今上天皇(在位中の天皇)は、13日に東京を出発され陸軍第一師団(東京編成)・第三師団(名古屋編成)・第四師団(大阪編成)の大演習を臨まれたこと、内閣総理大臣田中義一はじめとする参加者の名前が碑に書かれている。
この碑は、村民らが、この光栄を後世に伝えようとして建てられたものである。
記録によると駒場方面は乗馬で、高岡方面は御料車での行幸であった。農地でも行われるため収穫後の時期に計画された。地元にはいろいろと負担も大きい演習であった。
・・・参考資料:「昭和二年陸軍特別大演習並地方行幸愛知県記録」(愛知県出版) |