CITIZENの秘密その7


皆さんは、シチズンのワールドタイムをご存知でしょうか???
シチズンは、ワールドタイム系のモデルを、ほとんど出していない印象がありませんか?

特に24時間ハンドを持ったモデルは、存在していないとAoは、思っていました。
が、先日偶然にも発見しました。




インナーベゼルに刻まれたワールドタイム用と思われる各地の都市名と
時・分・秒針とは、別の矢印型の第4針・・・。
これは、立派なワールドタイムモデルです。

国産のワールドタイムとしては、セイコーの62ワールドと61ワールドが有名ですね。
その他にも、オリエントのワールドダイバー(24hハンド無し)、リコーのワールドタイム等があります。

では、セイコーの62ワールドタイムと比較してみましょう!!




もちろん、ワールドタイム・ベゼルの都市の並びは、全く同じ(当然!!)ですし、
機能的に遜色のある気配は、ありません。
しかも、24時間インデックスも色分けされて思いっきりある為、シチズンのモデルの方が、格段に派手です。





この様に、ワールドタイム機能と24時間インデックスを同時に装備している為、かなり派手目の
デザインになっている事は、事実です。(苦笑)
しかし、視認性も抜群に良いとも言えます.


では、機械を見てみましょう!!



機械は、Cal.7450の手巻き付き自動巻き(21石)です。
しかし、この型番(7450)の機械はCITIZENの修理書にも全く出ていない機械です。(謎)





と思ったら、1976年の北米向け「セールスマン・マニュアル」に、この時計の使い方(?)が出ていました。
2時位置の竜頭は、インナーベゼルの回転用で、4時位置の竜頭が時計操作用です。


(クリックすると内容が表示されますが、かなり画像は大きいです。)


ワールドタイムモノは、基本的にはコレクターにも人気がありますし、派手なので
目立つと思うのですが、Aoは、今までこのモデルを知りませんでした。

輸出専用モデルだったのかも、しれませんが、まだまだ知らないモデルがあるのかと思うと嬉しい限りです。