2001.1.25 不具合修正
ヤマユリの 地下茎 、カラスウリ 、クリ、カシ、シイ等の木の実 昆虫や幼虫、ムカデ、サワガニ、ミミズ 作物は何でも食べる | ||||||||||||||||||||||||||||||
習性 ・猪の知能は概して高いうえ、犬にも優る嗅覚もあわせ持っている。大食漢で行動範囲が広いうえ、踏みつける力も強い猪ですから、 一頭でも小さな畑なら一晩で全部掘り返してしまいますし、刈り入れ前の田ならまるでむしろを 敷いたように。 水稲がすっかりと倒されてしまうほどの被害が発生します。 ・雑食性、産子数も多く、しかも、生まれた年の冬に子が一人立ちする。環境適合性の高い獣である。 生息場所は 山間部の谷浴い、沢浴いに山田や畑が入り込み、クヌギやコナラといった落葉樹か、 あるいはカシ、シイといった常緑広葉樹が繁り、アカマツが疎らに生えている里山一帯。 ・行動は下生えの多い森林や林緑部の湿地帯での生活に適した体形(短脚、胴長)猪は体に付いた外部寄生虫(ダニ等)を取り除くために、 地面を転げまわり 、背中をこすりつけ、いわゆるヌタ(ノタ)うちをして、体に付いた寄生虫を取り除こうとします。 ヌタうちの場所として泥湿地を利用しますので、 湿地から遠く離れた所には生息しません。 ・鼻鏡で匂いを嗅ぎわけ餌を探査するわけですが、その際、短脚であることが役立ち頭部を少し下げただけで、鼻鏡は地表にぴったりとくつっき、 地中にある餌でさえも簡単に探しだします。 またここぞという場所をみつけようものなら、すぐさま強力な鼻を使って土を掘り返しますが 、 太くて短い頚部は,鼻を跳ね上げるのに都合よくできていますし、ほとんど水平に突き出した下顎部中央の門歯は、 硬い土を掘ったり邪魔な植物の根を切ったりして、 スコップの役目をはたします。 ・夜行性で、日中は日当たりのよい やぶや森の中に隠れて眠っている。夜になると餌を求め行動する。追われると山を斜めに逃げる。 通る道は一定していて、渓流、山間の小道等を通路としている。ここには糞が散らばっていることが多い。 ・笹薮地には、常に一定した通路があり、山裾の耕地に通じている。猟犬に追われたりするときも、この通路を通り通路が谷川や 山道を横切る時には必ずとまるので、その横にいて止まった時に撃つ、 側面から撃つ時は肋骨の3本めを狙うと、丁度心臓を貫通する。 ・交尾期は11月の終わりから1月で、妊娠期間は112〜115日、普通5月ごろ4〜12頭の子を生む、生後2〜3ケ月までの子は赤褐色の 地に淡黄褐色の縦縞がある。通常うり坊といわれる。 2週間で母親について行動し、 1年で繁殖力を持つようになる。完全に成長するのは5〜6年後である。 ・体長 140cm 尾長 20cm 肩高 70cm 体重 50〜100Kg犬歯があり終始伸び続けるため、 発達した雄では有力な武器となる。雌と子供、若い雄は 一緒に群れて行動する。 成獣の雄は単独生活をする。 | ||||||||||||||||||||||||||||||
猪による被害状況と対応策
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