ニャンコ メモ

動物愛護団体って?


動物愛護団体とは何をする所なのでしょうか?
 「動物愛護団体は猫や犬の引き取り所ではありません。」

 飼えない犬猫の里親さん探しで 最初に思ってしまうことですが
 「ボランティア団体にでも引き取ってもらうしかないな・・」
 これは大いなる勘違いです。


つぎの3点ぐらいと考えていただければ、ちょうど良いと思います。 
  @ 里親さがしの方法を教えてもらう。
  A よい獣医さんの紹介をしてもらう
  B ネコの困りごと解決のノウハウを教えてもらう

実行するのは猫のそばにいるあなたです(愛護団体はそのキッカケや後押しを助けるものです)

どんな活動をしているのか?
  行政が毎年何十万匹という処分を行うのはどうしてだと思いますか?

  持ち込まれる全ての面倒みられるはずがありません。
   このような犬猫を産まれさせない、捨てさせない。
   少しでもなくしていこうというのが愛護団体の本来の目的です


  その活動は、避妊/去勢のお願い・捨て猫防止・虐待防止・動物実験反対など色々です。
  しかし、一番大切なのは、飼い主一人一人が、正しい知識をもって増やしたり捨てたりせず、
  終生飼育をすることを認識してもらうことです。
  団体が不妊手術や里親さがしをするのは、社会へのアピールの一つです。
  それをお手本に自分自身の行動にどう生かすかは、飼い主の良心と理解のみです。

★資金はどこから出ているのか?
  
ほとんどの団体は、メンバーでお金を出し合って活動しています。
  また、賛同する方達や街頭募金やバザーなどでまかなっている場合もあります。
  行政やその他の企業やスポンサーからお金が出ているわけではありません。
  愛護団体に犬・猫を持ち込む人達の気持ちもわからないではありません。

  しかし、一般の団体のように資金源もなく、犬猫の収容所をもっているわけでもありません
  ボランティア=タダでやってくれる人? またはやるべき?

  それを断るとそんなのボランティアじゃないと言われます。

  猫拾って飼っている人達はすべてボランティアでしょうか? 
  その人達は猫をもっと保護する義務がありますか?
  ボランティアと呼ばれ、言うとおりにしないとひどいことを言われるのはあまりなことだと思います。
  そうでなくとも野良猫などの世話をする人は、世間から冷たい目でみられ、迫害されていると
  いっても過言ではありません。野良猫をなくす為にやっていることですが、それが理解されないのです。
  これには無責任な餌やりをする人達が多すぎることも原因の一つでしょう。
  餌だけやり繁殖制限をしないなら、無制限に増えていくネコ達により多くの被害がでます。
  本来の愛護団体と一般の餌のみ与える人達とは違うのだという認識はまだ区別があいまいです。

  それにしても身勝手な人達が多すぎませんか? 他人まかせは無責任ではありませんか?
  他人に押しつけてしまえば、その人は自分のお金も労力も使わず、嫌な思いもせずにその手間から開放されます。
  しかし、もしも貴方が猫や犬を捨てられたり、引き取るはめになったりした場合はどうでしょうか?
  きっと烈火のごとく怒る人がほとんどではないでしょうか?
  犬・猫の寿命は約10年です。その間の世話は誰がするのでしょうか? お金は誰が出すのでしょうか?
  また、その間に増えた動物の場所はどうするの?

当たり前のことですが、
  本来は、飼い主や保護した人が責任をもってやらなければならないことなのです。

★愛護団体やグループで思うこと
  動物を思うあまり、団体や個人の中には極端に走りやすい人もいる。
  ただあまりに理想に走りすぎても、ついていける人ばかりではない。なぜなら愛護の考えややり方は
  環境などにも左右され人それぞれ幅があるから。
  もし出来ない人がいれば非難されるならば、初心者はすぐに帰ってしまうだろう。
  万人に理解をもとめ、仲間を増やしたいなら最低のラインを守ってくれさえすればいいと考えることも
  必要ではないだろうか。
  私の中のガイドラインは「不妊手術に賛同してくれればすべて同志」です。教えて頂いた言葉ですが
  頭数コントロールが最初の一歩ではないかと思う。