ニャンコ メモ

捨て猫、捨て犬の末路


皆さんに知ってほしいのです。確実に殺されるから保健所はいやだ。
だから捨てるという人達。 
あなたは生きる道を与えたつもりでも、現実には生き地獄の中に落としたのかもしれません。
下記掲載許可頂いた実話です

 標高600メートルの山奥に越して早18年になります。この18年間で我が家に
 ふらりと迷い込み家族となった犬猫は数え切れない程。
 「殺すのは忍びない。せめて自然の中なら生きていけるだろう。」
 きっと半数はやむを得ず思案の果ての「山奥に置き去り」だったのでしょう。

 初めての書き込みで詳細な実情は遠慮致しますが・・・
 
人間が飼育していたペットは自然の中でまともには生きられないという事実です。

 骨と皮になりお腹だけ異常に膨れた高価だったろう大型犬・・・
 飼い主と別れた場所から決して動かない猟犬・・・
 必死に愛嬌を振りまいて「私はあなたの良いペットになりますよ」とでも言っているか
 のように、我が家に入り込んでくる子・・・様々です。
 これはましな捨て犬達かもしれません。
 自然の中で元ペット犬が生き抜くには、野犬の群に加わるしかありません。
 避妊していない雌犬は何度も大きなお腹をしては子供を産み、自らは
 やせ細りいつ日か群れの中に見かけなくなります。
 去勢していない雄は、いらぬ戦いをしなくてはならず、元よりペットが野犬に
 勝てる筈もなく・・・これも姿を見なくなる。
 
 よく、里親探しにその飼い主さんが「かわいがってください」と書き添えますが
 私はそれが一番嫌いです。相手がどうしようと文句は言えないのです。
 事情があり飼えなくなったにしても、少しでもその子にかかる費用をあらたな
 里親さんに送り続けるならともかく、そうでないなら余計なお世話です。
 新たな飼い主さんに可愛がられるかは、あなたがどう躾ていたかです。

 血統書や流行にとらわれず、家族の一員、最高の友としてペット選びをして下さり、
 避妊去勢のペットとしての必要性を考えて下されば、税金だって無駄に使われなくて
 済むのですよね。

★上記を読んでどんな風に思われたでしょうか。

 
「処分するか、捨てるか」 と゜ちらも究極の選択です。
 捨てるならもしかして生きられるかもしれないそういう認識があります。
 それは少しでも都合よく解釈できる方にすがりたいという罪悪感から逃れる方法でもあります。
 でも現実には捨てられた犬猫は殆どがあわれな死を迎えます。
 まだ保健所での処分の方がましだと思われるような。
 保護されたり、面倒を見てもらえる野良猫や犬など全体からみればほんの一部です。
 そのほんの一部でさえも、手一杯でパンク状態なのです。

 私自身は、もしどうしても飼えなくなり、里親も見つからず捨てるか処分しなくてはならないなら、
 冷たいと思われるかもしれませんが処分を選ぶ人かもしれません。
 保健所ではなく、獣医さんでの安楽死。
 処分した時の、辛い思いと罪悪感それらをしっかりと自分自身に受けること
 それが飼い主としての最後の努めであり、義務であると思っています。
 もちろん、そんなことにならないように最前をつくしての事ですが。
 (保健所で処分を頼む人は自分で死のスイッチを押しその犬猫の最後を見届けるのが本来の飼い主の義務
 でもあると思っています。他人にそれを押しつけているのは間違いではないでしょうか
 罪のない命を奪うことは、、たとえ職業であってもしたくないことでしょう。私達一人一人が不妊手術などをして
 増やさなければ、保健所はこの仕事をしなくてもすむのです。職員の方達も人間なのです。精神的な変調をきたし
 やめていく方も数多いとききます。その原因は飼い主が持ち込む処分に他ならないのです。)

   処分費用=一匹殺すために1万円の私達の税金を使っている
   それをほとんどの人が認識もしていない
    一匹一万円かかるのだったら、それを不妊手術の補助金にすれば、
   来年の4匹、再来年の12匹の処分代がなくなるわけです。
   つまり来年は3万円、再来年11万円のお金が使わなくて済むのです。
   処分される子猫がいなくなって、里親探しの苦労がなくなれば、のら猫の避妊去勢活動も終わりとなるのです。
   その日が来るまで、啓蒙活動は続けなければならないと思います。