★弱って体の冷たくなった子猫
@体を濡らさないように、体をビニール袋に入れてお風呂で温めます。
(お湯の温度は、子猫の体温:39℃が目安です)
・仮死状態の小動物は温めると復活することが多い。
・体を濡らすと、後で点滴用のチューブを貼り付けるテープが貼り付かなくなります。
・動き始めるとツメでビニールに穴を開けて、浸水するので注意。
A生命活動が低下しているときはミルクを受け付けないことが多いので、
ブランデーを1滴垂らした砂糖水やポカリスエットを人肌に温めて飲ませます。
(点滴に使うブドウ糖やリンゲル液の代用品。アルコール類は口の粘膜からも吸収されます)
Bカロリー吸収の早い順番は、アルコール→ブドウ糖→ミルク の順です。
体温が上がってきて動きが出てきたら、ミルクや流動食に切り替えます。
油分の多いエサほど高カロリーですが、消化吸収に負担がかかることがあるので、
少し元気が戻ってからのほうが良いでしょう。
★目の開いている仔猫を拾った場合の世話
耳が立っていて、目が開いている(すこしブルーの感じ)場合は生後約2週間ぐらいと思われます。
足は八の字開きで歩くと言うよりはっている感じ、元気はいいし、ハイハイも早さがあります。
このような仔猫を拾った場合は、がんばりが必要なのは最初の一週間。
目の開いている仔猫なら、あと一週間から二週間で歯が生え始めるようです。
ちょっとでも歯が見え出したら、ヒルズのA/D缶をミルクに混ぜてやると、
授乳回数を減らすことができます。
ヒルズのA/D缶は動物病院で購入可能で、1缶300〜400円です。
使い捨てポンプと一緒に手に入れると良いです。
なかなかミルクを飲んでくれない場合に ”お試しください”
乾燥機などで、暖かくしたタオルに来るんでミルクを飲ませてみてください。
(クネクネと動いていてなかなか飲んでくれない子猫が大人しく良くミルクを
飲んでくれるそうです。)
(お湯をよくしぼったタオルにくるんで飲ませるととてもよく飲んでくれたそうですが、
毛が濡れると体温低下につながります。しめった感じがあれば必ずしっかりと乾かしてください。
子猫は自分で体温調節ができません。
★子猫の便秘解消あれこれ
@便秘はテッシュでコヨリを作り、ベビーオイルをつけてお尻の穴から1センチくらい入れると、出ることがあります。
Aお尻にティッシュやタオルを当てて(立てた状態で)ユサユサ振る。
Bウンピが固いときは、ミルクをいつもの分量よりも薄くする。
Cミルクにお湯で薄めた牛乳を混ぜてみる。(牛乳で下痢になりやすい性質を少し利用)
★捕獲
@まず餌でならしてさわれるまでにする。
Aメスの場合は、妊娠する前に捕獲するとなると、ならす暇がないかもしれません。
その場合はケージや捕獲箱などで強制的に捕獲します。
捕獲箱は愛護団体などに貸し出してもらえます。
○親子を捕獲したい場合もケージが有効です。
餌をケージの中で食べさせてなれたところで親子ともども捕獲します。
餌はフライドチキンなどが良いでしょう。
※ケージなどの消毒方法
家庭のハイターなどの消毒剤につけこむ。
ノミダニの卵などは薬品に強いので60度以上の熱湯をかけて消毒するのが確実です。
ノラ猫はどんな病気を持っているか分かりません。
ケージはその都度消毒したほうが確実です。
★不妊手術の方法
@
溶ける糸を使う
後で抜糸する必要がなくなります。
A
さびない糸でそのまま
(糸が付いたままでもさびたりしないものを使えば大丈夫)
糸をつけたままの利点は、複数で保護する人がいた場合、獣医さんが手術する前に気づくことができる。
もちろん凶暴な猫の場合は麻酔をかけてからしか分かりませんが、手術してしまうよりはましでしょう。
B
糸が表に出ない「埋没縫合」や「外科用接着剤」を縫合と併用する
この方法の利点は手術糸を中に縫い込んでしまうので、
猫が糸を引っ張って傷口が開くなどの事故を防ぐことができます。
二度と捕まらないノラでは、傷口パックリは致命的ですから、糸をひっぱるような猫には他の方法が
追加されることがあります。
どの方法が良いかは獣医師とご相談ください。
★耳ピアス
複数で保護する人達がいる地域は、何回も間違って手術することを防ぐためにも、
手術済みの印として
耳ピアスなど、ぱっとみて分かる目印をつけた方がいいかと思われます。
そうすれば捕獲の手間も省けます。
蛍光塗料系のピアスならば、夜も光って交通事故等の危険も防ぐことができます。
★薬の飲ませ方
ノラはさわれない場合も多いのでエサに薬を1日分全部混ぜてしまいましょう。
化膿どめの抗生物質は体重で1日あたりの量が決まるので6日分の薬は6日で使いきります。
複数の場合は、頭数分の器に入れて、一匹だけにあげたい場合も器に別に餌をいれてあげましょう。
その際はそばで確認した方が確実です。
不妊手術では化膿止めの内服薬を出さない病院もあります。手術の傷はふつう化膿しないからです。
でも用心のため使っておいたほうがいいでしょう。
のらニャンではクスリを飲ますことよりも、食欲の方が大切です。
食欲があれば少しくらいのバイ菌はやっつけてしまいます。
★ノラネコに噛まれたり引っかかれた時は、どうすれば良いか?
猫の口や爪には、パスツレラという強い毒性をもった特殊な細菌がいます。
100%の猫がこの細菌をもっています。
猫に噛まれたり引っかかれたりした場合、化膿が始まると考えてください。
ほとんどの場合は、家庭用の消毒薬で処置できますが、
しっかりと血が出るような噛まれ方や引っかかれかたをした場合、酷い場合は腫れ上がります。
すぐに外科病院で受診してください。
抗生物質の投与でなおします。
★保健所によるノラネコの処分を防ぐには?
デジカメやカメラなどで写真をとって保健所などに届ける。
目印の耳ピアスなどをしていれば、それも明記しておく。マイクロチップが入れてある猫も同様。
(地域猫の活動もアピールできる!!)
★下痢ネコの療養法
おなかのゆるいネコには、ビオフェルミンを試してみるといいかもしれません。
量はアバウト。わんこは一粒フードに放り込んでおく。(1日2食)
にゃんこは半粒砕いて猫缶に混ぜる。(1日2食として)
ベビーだと一日に一粒分くらい砕いて粉状にしたものをミルクや猫缶を与える回数に分けてやる。
成ネコの場合は、絶食も試してみてください。
★猫の転落事故について
一般的には、「2階OK・3階骨折・4階命にかかわる」もちろん例外もありますが。
動物は生まれてから視力が定まるようになると、高さを認識できるようになります。
だから、4階から飛び降り自殺する猫はいません。
心配であれば、ベランダまたは窓にゴルフ練習用のネットを張ってください。
猫は金網はよじ登れますが、ふにゃふにゃのネットは登れないのです。
ベランダ全面に貼る必要はありません。登れない高さだけでじゅうぶんです。
こういう形で猫を飼っている人がけっこういます。
引っ越しで新しい環境に慣れるのは、約1週間位が平均です。
★猫の病院はどうやって調べるか
電話帳が一番く見つけられます。距離・診療時間などが条件にあいそうだと思ったら
電話をして詳しいことを聞きましょう。
★トイレの臭い消し
猫のトイレのニオイは重曹を砂に混ぜるとニオイはなくなります。
安全性も○。また重曹自体も水分で固まるため、固めるトイレの効果も落ちません。
トイレ自体もきれいになるので一度お試しください。
★猫の噛みぐせ
普通は兄妹同士で噛んだり噛まれたりして手加減を覚えていくのですが早くに親兄妹から
離された子猫は社会生活が出きていないため噛みぐせがある猫がいます。
1、噛まれたら、いたい、と叫ぶ。(この時、手は引かずに、猫の方へ押す)
2、噛まれた瞬間に霧吹きで水を猫の顔にかける。
3、猫の鼻をはじく。
4、噛みかえす。(噛む場所は額がグッド。ただし猫の前足を押さえておかないと顔に爪あとが・・・)
いずれの方法も、猫ちゃんに、噛むと嫌な目に合う、というのを教えるためです。
根気よく、噛まれたら毎回かならずやってみてください。
どんな場合でも叩くのはやめてください。おびえて性格が良くない猫になってしまいます。
★首輪
首輪をするのは、すぐに捕まるネコに限ってください。
口にひっかけたり、たすき掛けになったりして、ネコの骨が見えるくらいにすれてしまった事故がありました
おかしいと思ったらすぐに取ることが出来るネコのみにしてください。
【多頭の猫の為のノミトリ首輪作成方法】
@犬用などの一番長いのみとり首輪の幅を猫用に詰めて複数本にする。
幅を詰めたのみとり首輪の両先端に丸穴を開ける。
のみとりの長さは猫の首輪回りの丁度良い長さマイナス3〜5センチ
約3〜5センチの部分はパンツのゴム紐でのみとりの両端を結ぶ。
色々な事故を考えてパンツのゴムなどで万が一のときには、
伸びたり切れたりする何か安全な機能も考慮したほうがよさそうです。
2〜30頭の他の現場では、のみとり首輪ゴム紐結びを装着。
万が一の時は外れるので、外れて首輪無しの地域ねこも出ています。
Aのみとり首輪2本取り
のみとり首輪の2本取りのやりかたですが・・
1本は普通に、止め具のついているほうを首輪の長さにとります
もう1本は、あまったやつの長さを猫さんの首周りにあわせてカットし、
ガスコンロであぶった目打ちなどで丸い穴を両端にあけます
熱い目打ちで穴を開けると穴が裂けなくていいのです
穴にゴムヒモを通して輪っかにし、猫さんが苦しくない長さに調節してできあがり
使ったあとののみとり首輪と新しいものとホチキスでつくる方法もあるそうです。
★ノラネコは室内飼いできるか?
できます!(ただし、猫によってはかなりの忍耐が必要かもしれません)
本来、猫は極力環境の変化を嫌う動物です。
野良や外出自由猫を完全室内飼いしようとすると、今までのテリトリーに帰りたい、
または見回りに行きたいという欲求が現れて、「出せー」「出せー」とうるさく鳴きます。
(何ヶ月も続くこともあり、やはり忍耐の一言)
猫があきらめて今の状態を受け入れるまで、頑張ることが必要です。
飼い猫の場合は、最初から室内飼いをしていれば室内がテリトリーとなるので、このようなことはありません。
★スプレーや爪とぎを防ぐにはどうすれば良いか?
フェリウェイ をスプレーしておく。
フェリウェイは、
フェイシャルフェロモンという、猫の顔から分泌される匂いの成分を人工的に作ったものです。
猫がよく柱や壁に向かってほっぺたをスリスリしてますよね。
あれはこの臭いをそこに付けて、自分のなわばりだぞという印をつけているのです。
猫はイライラしたり、性的なストレスを感じると、
垂直な壁に向かってスプレ−したり、爪とぎをしたりして
自分の匂いをつけて安心しようとするのです。
フェリウェイをスプレ−しておくと、もうすでに安心できる匂いがあるので、
そういった行動をする必要がなくなるのです。
尿マ−キングの防止と、精神的な安定を目的として使われることが多いようです。
■購入方法
@獣医さんで
60ml入りで3600円とちょっと高いです。
去勢しても治らない猫には、使ってみる価値があるかもしれません。
猫捕獲に利用する場合はマタタビに似た反応があるようです。
A通販で (こちらの方が安いかも?)
http://www.rakuten.co.jp/petcenter/416572/428581/