迷子猫の捜索方法
まず第一に保健所に届け出をしましょう。でないとすぐに処分されてしまいます。
(飼い猫でもし首輪をしているなら必ず迷子札も一緒につけておきましょう。
★捜索のプロの方が書いた本を参考にまとめてみました。
●猫はいなくなった近場から探すのが鉄則です。
近くの人間の目の届かない狭い所でじっとしていることが多い。
(日数がたつにつれて捜索範囲を延ばす)
●猫が使っていた猫砂を少しづつばらまいておく。(家の方に導くように)
帰り方が分からなくなっている猫の道しるべにもなる。
自分のテリトリーの臭いがするので、猫の安心感をうながす効果もあり。
●猫には帰省本能があるので帰ってくる可能性も大です。
@いつも餌をあげていた時間帯に捜索するのがよい。
強いショックが原因の猫は10日間くらい食べなくても何ともない。
おなかがすくとウロウロし始めるので、人目に付きやすくなり、目撃者も増えてくる。
A道路の脇に毛が付いていないか調べるのも有効。
猫は自分のテリトリー以外は道路の真ん中を歩かない。
常に壁などに沿って歩くため、どこかに毛が付いてないか、道路脇を調べるのも有効。
B雨の日に逃げた猫を探すときは、乾いていて濡れない場所を探すのが効果的。
C小学校の高学年か中学年の子供達にきくのも有効。
(ただし、低学年は良い遊び相手になってしまい、期待薄)
D猫の鳴き声を聞かせる。
万が一脱走したときのために、普段ゴハンをおねだりする時の声を
カセットテープに録音しておく。
一番効果的なのは、ポスターの手渡し。
★ポスターとチラシの違いと作成の仕方
@チラシ 読んでもらう
Aポスター 見てもらう
題名(猫探しています)
写真(出来るだけ大きく)
連絡先 同上
・学校などにポスターを貼らせてもらう。
・ポスターを貼るときは、相手の目線より少し下に貼る。
(ただし、電柱などに勝手に貼ることは法律で禁止されているので、あとで必ずはがしておくこと)
★注意点 書いてはいけないこと
@いなくなった場所
A日付
これらを書くと読む人に潜入観念が働いて、
こんなに日がたっているんじゃとか、ここら辺じゃないとか考える人もいるので真剣に探してもらえなくなる。
ということですが、私個人の意見としては状況によるし、書いても差し支えないのではとも思います。
★猫を見つけたときには、猫の目の高さまで腰をおとす。
声をかけて猫が返事を返したなら、コミュニケーションができた証拠。
そして出した手のにおいを嗅いで、舐めてきたらもう抱いても大丈夫。
(これは飼い猫だった場合で、そうでない場合は、見つけたらゲージに餌を入れて、捕獲ということもありえる。)
★猫と上手に仲直りするにはどうしたらいいか
@まず、猫を捕獲する場合、下から上に追いつめるのが基本です。
(けっしてそうしなさいと言っているわけでなく、あくまで基本です)
つまり猫を見つけたら、どの方向から猫を追ったらいいのか考える。
A猫が自分から近づいてくるように、し向けることが理想的な保護の方法です。
B猫の目の高さに近づくように腰をおとす。
出来れば腹這いになるくらいのつもりがいいです。絶対に大きな音を立てたり、走って近寄らないこと。
Cいつも呼んでいるように優しく名前をよびかけてあげる。
猫が呼びかけに答えるまで近づかない。
猫が呼びかけに答えるのはコミュニケーションが通じたことになる。
餌をパッとくわえてもとの場所まで戻って食べはじめるのは、かなり酷い目に合って怯えていると考えていい。
一口でも食べれば、かなり警戒心が薄れて落ち着くのが普通。
★ここで注意
餌はあくまでも少量にして、空腹を満たしてはならないことです。
罠を仕掛けるときも、ある程度の空腹の状態を保つことが、自分から近寄らせる為には絶対に必要なポイントです。
★近づいてこないので、捕獲しなければならない場合!
アミで捕らえる場合は、頭からかぶせることが鉄則。だそうですが、ネコバックします。
やはりケージの中で餌食べてる所をそっと閉めて捕獲とかがベストかもです。
餌を食べに近寄った猫を脇にさりげなく置いたアミで捕まえる方法もあり。
この時ゲージも用意しておく。
大きめのバスタオルを用意して包むようにすると、引っかかれたり噛みつかれたりすることを防止することができます。
(この方法は凶暴な野良猫捕獲にも有効です。)