★Rig+ANT
サイクル22始め,50MHzの無線機に優秀なものはなくDX中心に追いかける人はHF機+トランス・バ-タ-
という構成でした。
私は TS930S+TV506 +Linear 10el Yagi 15mH
TS940S+FTV107+Linear 11el Yagi or 12el Yagi boom 16.7m 22mH
現在 TS950SDX+FTV700+Linear200W 10el Yagi Stack 間隔4.5m Top 35mH以上
IC756+17mH 7ELEでメモリースキャンでビーコンを聞いています。
サブでIC551,TS660,670,680,
TS−690S,等を使用し
アンテナは9EL22mHです。
TS−570,TS870S+TRV
上記の様な構成でMainのRigを使用しています。性能はノイズブランカ-が良く効くことONにしていても被らな
いことを条件に選んでいます。
アンテナはGainがあればそれにこしたことはないのですが自分の環境に合わせることで、大きければ良い
という訳でも無いようです。過去に10el Stackより7elシングルのほうがヨ-ロッパが良く聞こえたことがあります。
このことは例外でしょうがアンテナの打ち上げ角によると思います。
また、12エレシングル八木(Boom 16.7m)を上げた時は、5度も回すと相手が聞こえない。ということが
おきてしまいました。
サイクルの立ち上がりのころは、打ち上げ角の高い方が良く聞こえます。
コンディションとプロパゲーションを研究しよく理解して、そして良くワッチしてください。相手が聞こえなくて
は交信できません。
最近の無線機は良くなっているようなので固定機で十分でしょう。
コンテストで気がつきましたが200W以上の人が増えたようでFBですね。
インターフェアーには気をつけて運用してください。

10エレ スタック JR2HCB アンテナ ファーム
★サイクル22 コンディション
サイクル22は、前21より悪かったです。しかし、180カントリ-以上の入感があり交信できました。
それは、Eu ヨーロッバのQRVがあったのとDX Pediでの50MHzのQRVがあったからでしょう。
SPショートパスのWアメリカでもサイクル21に比べ入感する信号が弱かった。南米でもそうでした。 でも
多数の国々と交信できたのは、アンテナの大型化によります。
DXのOPEN時は信号が弱く短いOPENが多かったので、欧州ヨーロッパのスキャッターの信号の弱さ
には苦労しました。
アンテナがシングルの時は、何か聞こえると言う感じでしたがスタックにしてからはSが振るようになりました。
しかし、ユーラシア大陸からのTVのバズ音があるためにアンテナの大型化は必要でした。
色々ありますが皆苦労しました。
サイクル23はどのように良くなるか悪くなるか分かりません。ボトムの現在でも10カントリ−以上の
入感はあります。1999年現在 61 Entity以上の交信がされています。
近くから逃さず取れれば、サイクルのピークでは珍カントリー中心のワッチができますね。
サイクル21ではWACが完成しました。DXCCは多い人で60から90カントリ−のQSOでした。
サイクル22の目標は多くはDXCCの完成でした。それは多くの6mDX’erの努力により手に入れました。
なかにはサイクル22のみで完成された方もいました。サイクル23の目標は150カントリ−以上か!?、
200カントリ−以上のQSOか?それぞれの目標があると思います。
ただ日本の周辺にカントリーが少ないので、IOTAかグリッドロケーターを集めるのもおもしろいでしょう。
★ヨーロッパのオープン 相手は弱かった
サイクル22では、多くのヨ−ロッパのQRVでショ−トパスによる交信が期待されました。が、それは
期待外れに終わり皆をがっかりさせました。
ショ−トパスで聞こえたのは、オランダPA,フランスF、ギリシャSV,キプロス5B4,ZC4,イギリスG,
フィンランドOH,チェコスロバキアOK(現在のチェコとスロバキア)OE等とありますが、
あまり良くありませんでした。
開けた日数も少なくいつも家に居てQSOできることが必要でした。
予想外に聞こえたOPENでオ−ストラリアからインド洋向けのスキャッタ−が良く開けていました。
ここで明暗を分けたのは、弱い信号をいかに拾い上げるかで耳の良いことが必要でした。
ロングパスは午前と夕方から夜のパスがあります。午前は7時頃より開け長いときで昼頃まで聞こえます。
この午前のオープンに前後してアフリカのオープンもありますので注意が必要です。
★ヨ−ロッパのTVビデオ信号
ヨ−ロッパのオープンに良いパイッロトになったTVのビデオ信号は下記のものを確認しました。
48.242MHz CT−TV MURO IN51 40KW
48.247MHz DL−TV BIEDENKOPF JO40 100KW 他にも確認しましたが左記TVで
OPENはほとんど分かります。
48.250MHz EA−TV NAVACERRADA IN70 250KW
48.252MHz LA−TV GREIPSTAD JO38 60KW ショートパスでS5−9+
48.256MHz LA−TV MELHUS JP53 100KW ロングパスでS5以上でオープンし
たようです。
★アメリカのオープン 北から南へ 東から西へ
Wアメリカは、ほとんどがショ−トパスで交信できますが、東部との交信は地域差が大きく2エリアからは難しいです。
1エリアの壁が厚くコンディションが2(西)へ移るまで待つのはいらいらします。そのうちに聞こえなくなることも
しばしばあります。
しかし、真東からのスキャッタ−で注意していれば聞こえています。
それと、まだ全州交信した局はいないのでは?
相手はPOWERを出しているのでQSOは簡単です。特に上級局は強いですよ。下の級の局はこちらのCQ
に良く応答があり100W前後の局が多いようです。
ロングパスではW4,5エリアが実績があります。一度開くとS9で強力です。
このときのオープンの前後はカリブが聞こえるので注意してください。
マルチホップによる交信は5月下旬から7月上旬に注意してください。サンスポット上昇期の交信が一番多いようです。
★カリブ海と中米のOPEN 憧れのカリブ海 パイルも超怒級
だいたい3月の後半にOPENする事が多くひとたび開くとS9+と強力に聞こえます。
HFで交信するよりも簡単にできるかも?初入感のカントリーでは10分以上パイルアップが鳴り止まない事もあります。
冷静にショートコールしたほうが大勢の局と交信できます。
このカリブのOPENは沖縄とでは逆になり沖縄で強い時は本土では弱いか聞こえなし、本土で強いときは
沖縄では弱くなります。大抵のOPENにおいては,沖縄に開いて本土に開いてくる事が多いです。
WのショートパスのOPENがある時はショートパスでも開きますが機会は少ないです。
★アフリカのOPEN まずは VQ9 JA1へは箱根をこえない
ショートパスでもロングパスでも春と秋に聞こえます。3,4,5,9,10月です。時間は夕方から夜で
だいたい九州で聞こえて順に西から東ヘ聞こえてきます。深夜11時頃から2時頃のオープンは、
赤道上の散乱が絡み南よりのスキャッターで聞こえだしショートパスへと移ります。
平日なら2エリアでも交信できますが休日の交信はとても大変です。この辺はHFと変わりません。
しかし、午前中のロングパスの時はどこから聞こえ出すかは何ともいえませんので良くワッチしていれば
人より先にできるでしょう。 前後してヨーロッパも聞こえてきます。
全体的なワッチの仕方は太陽を追いかけるようにアンテナを回すことで大体対応できます。
ローカルに6mDXをやっている人がいれば連絡をとりあってワッチすれば効率が良いでしょう。
しかし、
自分一人で聞く努力は忘れないでください。