佐々木城
ささきじょう

■所在地:岡崎市上佐々木町梅ノ木 ■立地:平地 ■別称:■築城年:
■築城者:
■遺構等:土塁

 
佐々木城(現:上宮寺・後方は別の寺)

■歴史
 松平氏三代信光の弟久親の子親久が築城した。城内に上宮寺があった。1563年に城は廃城となった。
 上宮寺は四方を土塁と堀に囲まれた城郭寺院で、守護不入の特権を持っていたが、三河支配の確立を目指す家康と対立し、家臣の菅沼定顕が寺院から米を持ち去ったことから三河一向一揆が起こり、家康の三河平定の最大の試練となった。結局は家康の大勝に終わり、上宮寺の大将矢田作十郎は討ち死に、寺は破壊された。
 後に寺は復興されたが、昭和63年に火災により焼失した。

●現状(1999年11月)

 現在、上宮寺は近代的な建物で再建されている。焼失前の写真を見たことがあったので初めはわからなかったが、上宮寺の説明看板で確認することができた。寺の東側には竹やぶが多い。土塁が残っているということだが見当たらない。もしかすると境内より外の方に多少は残っているのかもしれない。


◆場所

 JR東海道本線西岡崎駅の南500mに上宮寺がある。