つい先日、息子と2人で江南市のアメージングワールドに行ったところ、先日は行かないと言っていた娘も行きたいと言い出し、行ったばかりでまた江南まで行きたくなかったが、娘があまりにもうるさいので仕方なく行くことに。この日は天気も良かったので下の娘もいっしょに家族5人で出かけた。天気が良かったので、ちょっとわがまま言って小牧山城へ寄らしてもらった。小牧山は名神高速道路の小牧インターのすぐ南で、どこからでも目に入る。近くのアピタで昼食を調達し、家族らが食事中に一人で城内を走り回った。
小牧市役所のすぐ西に城の大手通りがあり、山頂への最短距離である。市役所の東には以前は中学校があったが、移転して発掘調査が行われ、武家屋敷跡や小牧・長久手の合戦時に築かれた堀と土塁が復元されている。この辺りは公園になっていて、暖かい日なので家族連れで賑わっていた。この公園の東側の入り口は枡形虎口である。
城内は、麓近くの曲輪は公園になっており、桜の木も多くあって桜まつりの準備中であった。山頂へ行くまでも段状に曲輪が連なっているが、特に表示などはない。山頂の主郭には模擬天守があり歴史館となっている。入館料はわずか100円だが内部の展示は小牧・長久手の合戦や小牧山城の発掘状況など興味深い。最上階は展望室となっており四方の眺めは実に素晴らしい。家族を置いて一人で来たのが惜しまれた。天気が良かったので西には伊吹山が良く見え、山を見るのが好きな息子がいたら大喜びであっただろう。主郭の北側には信長時代のものといわれる石垣が残っている。
家族を待たせてあるので隅々まで見ることはしなかったが、城内は小牧市の中心部とは思えない静けさと自然環境が残っており、歩いていて大変気持ち良い。遊歩道沿いにも曲輪らしき平坦部や井戸跡のような窪地があり、南から西側にかけての山麓も堀や土塁で囲まれていた。
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