湯築城
ゆづきじょう
■所在地:愛媛県松山市道後公園  ■立地:丘陵 ■別称:湯月城 ■築城年:
■築城者:
−  ■遺構等:曲輪、土塁、堀、復元武家屋敷

城址 外堀
内堀 遮蔽土塁(左)
家臣団居住区跡 復元された武家屋敷
■歴史
 14世紀後半、伊予国守護河野氏の居城であったが、築城年は不明。1535年に河野通直によって二重の堀と土塁をもつ堅固な城へと改修された。
 1585年、豊臣秀吉の四国平定のために小早川隆景らの軍が伊予に侵攻すると、湯築城は約1ヶ月の篭城の後に降伏した。城にとどまっていた河野通直は命は助けられたが、2年後に病没した。湯築城は小早川隆景に与えられたが、隆景の所領は筑前に移された。
 1587年に福島正則が城主となるが、正則が国分山城に居城を移したため、廃城となった。

●現状(2011年8月)

 家族旅行で道後温泉へ行くときの下調べで地図を見ていたら、宿泊先のすぐ近くに道後公園なるものを見つけました。形状的にどう見ても城址です。詳しく調べたら湯築城という城址。日本100名城にも選ばれている城でした。
松山城はもとから予定に入っていましたが、思わぬところで立派な城址に行くチャンスが出来て良かったです。これで早朝の散歩コースは決まりです。
 松山城へ行った翌朝、1人で散歩として城址へ出かけました。散歩している人、ランニングをしている人がたくさんいまして、市街地の中にあっては水や緑の多くある絶好の癒しの場です。
 城址は、市街地にもかかわらずほぼ完全に縄張りが残っています。土塁や堀も整備されており、武家屋敷も復元されています。少々珍しいのは、外堀と内堀の間の曲輪なんですが、武家屋敷跡のあたりでは外堀側と内堀側の両側に土塁がある部分があります。
 主郭は展望台になっており、松山市街と松山城が望めます。


◆場所