福井城
ふくいじょう

■所在地:福井県福井市大手3丁目 ■立地:平地 ■別称: ■築城年:1601年
■築城者:
結城秀康 ■遺構等:本丸、石垣、堀

復元された御廊下橋 本丸周囲の水堀
天守台石垣 結城秀康像

■歴史
 1600年に徳川家康の次男・結城秀康が越前へ転封し、翌年から築城した。城の縄張は家康自らが行ったという。秀康が若くして死去し子の忠直が継いだが、大坂夏の陣で真田軍を壊滅させたのに恩賞が低かった不満がつのり、乱行を重ねたため身分を剥奪された。後には弟の忠昌が入り、地名の北の庄が縁起が悪い(北は敗北につながる)と福居に改名した。城内にある福の井が由来といわれるが、福井となったのはもっと後のことである。

●現状(2010年8月)

 現在の福井県庁や県警本部のあるところが本丸で、その周囲の石垣と堀のみが残っています。それ以外は市街化により何も残っていないようですが、近年、発掘調査が進められているとのことです。
 1999年に初めて訪れたときには無かった御廊下橋や結城秀康像などがあり、雰囲気は変わっていました。
 本丸しか残っていないとはいえ、本丸の石垣と堀はほぼ完璧に残っていますので、なかなか見ごたえがあります。石垣と堀が美しい城なので、塀や櫓が復元されたら素晴らしいなと思いました。


◆場所