丸岡城
まるおかじょう

■所在地:福井県丸岡町霞町 ■立地:丘陵上 ■別称:霞城 ■築城年:1576年
■築城者:
柴田勝豊 ■遺構等:天守、石垣

現存天守 珍しい石瓦
一筆啓上の碑 本丸

■歴史
 越前の一向一揆を平定した柴田勝家の甥・勝豊が築城した。その後の城主には、安井左近家清、青山修理亮、今村盛次、本多成重、有馬清純ら17代が変遷し、明治維新を迎えた。中でも本多成重は幼名を仙千代といい、父である徳川家康の家臣・本多重次が陣中から妻に宛てた「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」の手紙で有名である。

●現状(1999年3月)

 現存天守では日本最古といわれている。天守以外は石垣しか残っていない。天守の屋根瓦は石でできており、全国的にも珍しいそうだ。初期の天守ということで、規模は近世城郭の櫓程度の大きさかもしれないが、やはり、櫓にはない威厳を備えている。天守のそばに「一筆啓上」の碑がある。


◆場所