苗木城
なえぎじょう

■所在地:岐阜県中津川市苗木2897  ■立地:山頂 ■別称:赤壁城、高森城 ■築城年:
■築城者:
遠山氏  ■遺構等:石垣

の丸から見た本丸
本丸 天守台
本丸からの恵那峡の眺め 二の丸付近の石垣
大矢倉跡石垣 大矢倉跡石垣
建物の礎石 城址碑

■歴史
 南北朝時代、岩村城の支城として遠山氏が築いたと伝えられる。
 戦国時代、城主の遠山直廉は織田信長の妹をめとり織田方に属していたが、1582年に信長が本能寺で討たれると直廉の養子・友忠は徳川家康についたため、豊臣秀吉方の金山城主・森長可に攻められ落城し、友忠は家康を頼って落ち延びた。
 
城代として河尻秀長が入ったが、1600年の関ヶ原の戦いの際に、遠山友忠と子・友政が奪還し、家康によって苗木城を与えられ、以後、苗木遠山氏の居城として明治まで続いた。

●現状(2013年3月)

 恵那峡方面へのドライブを計画した時に苗木城のことを思い出し、ドライブコースへ入れました。
 残念ながら苗木遠山史料館は開館していなかったのですが、車のまま史料館より奥へ進み、城の入り口付近に車を止めることができます。
 そこから徒歩になるのですが、自然の地形や巨石をたくみに利用した石垣が変化に富み、もの凄い迫力です。主な遺構には城の古絵図付きの説明板があり往年の様子をリアルに想像することができます。
 本丸からは眼下に恵那峡を見渡せる絶景が楽しめます。天守台にある巨石には柱を立てる穴も残っています。

 城の規模も大きく、迫力ある石垣など近くの岩村城と並んで東海地方を代表する山城です。


◆場所