いつか必ず行きたいと思っていたのですが、毎年、新聞に桜が満開の高遠城址の写真が載ると「凄い人だろうなぁ。」と思って躊躇していました。しかし、職場の城好きの方から早朝に着くようにすれば大丈夫だという経験談をいただいたため、一応、ネットで臨時駐車場の場所を調べておいて、朝の3時頃に出発。すると順調過ぎるほど順調で、3時間弱で伊那に到着。朝マックを調達して、渋滞にはまらないように先手を打って少し離れた臨時駐車場へ向かいましたが、城へ向かう車がほとんど走っていないのに気づき、まだ混んでいないのだろうと思って城へ向かったら、渋滞もなく城址まで行けてしまいました。
本丸のすぐ西の勘助曲輪が駐車場となっていまして、10時から観光バス専用になるからそれまでに出て行かないといけないと言われましたが、2時間半もあるので充分です。
さすがに桜シーズンなので結構な人混みでしたが、姫路城や彦根城のような立派な城の方が混んでます。桜シーズンでなければ、訪れるのはおそらく城好きだけでしょうか。
城址としては戦国の城なので格別に規模が大きいわけではないですが、武田の城らしく、曲輪を分断する巨大な空堀が迫力あります。本丸には、本来の場所とは違うと思いますが太鼓櫓も復元されていました。土塁も一部ありますが、それほど高く残っていません。
堀の底も散策路となっており、池に橋と桜が逆さに映る場所は一番の撮影ポイントで、多くのカメラマンで順番待ちになっているほどでした。せっかくなので私も場所が空くまで待ってから撮影。素敵な写真が撮れました。ただし、普通に撮っても水面が光って景色が映らないので、PLフィルターは必須です。
高遠城の桜はタカトオコヒガン桜という品種だそうで、少し小ぶりの花ですが、ピンク色がやや濃く、正真正銘のサクラ色をした大変きれいな桜です。満開には2日ほど早かったのですが、天下第一と言われる念願の高遠の桜を見たことは、2012年一番の思い出となりました。
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