家族旅行で愛媛の松山へ向かう途中、せっかく近くを通るので寄り道をしました。暑い時期なので、後楽園内を通過して岡山城までどれぐらい歩くのだろうと心配していましたが、金沢の兼六園のような広大な敷地ではなかったので助かりました。
城は川に面して天守がそびえ建ち、迫力ある姿です。天守は名古屋城と同じく空襲で焼けた後に鉄筋コンクリートで外観復元されたもので、中は展示室になっています。ただ、城の大きさに比べて展示スペースは小さく、城の中は狭く感じます。
烏城の別称のとおりの黒塗りの天守で、秀吉の身内大名らしく金箔瓦が使われています。秀吉の大坂城もこのように黒塗りで金箔瓦の城だったのでしょう。
本丸付近では月見櫓が現存のみで、他は復元建築です。月見櫓は内側からはよく見えますが、外側からは木に隠れてよく見えません。本丸には、池田氏の改修で埋められた宇喜多氏の時代の石垣も発掘されて展示されています。
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