沖縄北部の今帰仁村の海岸近くの丘の上に築かれています。今帰仁村グスク交流センターで入城券を購入してから城へ向かいます。
城の正面には新しい世界遺産の碑がありました。正面の平郎門をくぐるとすぐ右に階段があり、上ると物見台(アザナ)となっています。門をくぐった正面にはまっすぐと伸びる大手道がありますが、これは戦後の整備の際に作られたもので、本来の登城路はその右手に残っています。
登城路を上がっていくと大庭という曲輪に出ます。そこから振り向いて後ろの景色を見ると沖縄の美しい海が見渡せます。大庭を左へ向かうと女官の生活場所といわれる御内原という曲輪があり、そこからの眺めも素晴らしいです。
そこから南へ向かうと広い主郭があり建物の礎石があります。さらに南に志慶真郭がありますが、南側なので日がよく当たり、石灰岩の白い石垣が美しいです。
修復中の場所もあり、隅から隅まで歩くことはできませんが、長大な石塁は美しく、しかも迫力があります。旅行スケジュールの都合で、中城城や勝連城など他の琉球王朝の城址が見られなかったのがとても残念です。
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