八幡山城
はちまんやまじょう

■所在地:滋賀県近江八幡市 ■立地:山頂 ■別称:近江八幡城 ■築城年:1585年
■築城者:
豊臣秀次 ■遺構等:曲輪、石垣、堀

城内の石垣

■歴史
 豊臣秀吉の養子・秀次は秀吉に近江国主に封じられると八幡山に城を築いた。しかし、5年後には尾張清洲城へ転封となり京極高次が城主となった。1593年に秀吉に秀頼が誕生すると秀吉は秀頼に家督を継がせようと思い、自暴自棄となった秀次は乱行を重ね、秀吉の怒りを買って高野山へ追放され切腹した。怒りの収まらない秀吉は八幡城も破壊した。しかし秀吉にとっては思惑どおりであったという。

●現状(1998年5月)

 近江八幡は、まだ若かった(18歳)秀次が張り切って整備をしたために発展し、近江商人という言葉があるように琵琶湖の水運を活かして商業が盛んであった。今でも、八幡堀などに当時の雰囲気をよく残している。城址は八幡山ロープウェイで本丸近くまで行けるが、時間がなくて麓の八幡公園付近を歩いただけであるが、立派な石垣をみることができる。次回、行く機会があったら、歩いて山頂まで行きたい。


◆場所