全体的には中世の山城に近い雰囲気を残しつつも、石垣や天守台など、とても見ごたえがある。二俣城といえば、書籍などに必ず載っている天守台の写真を思い浮かべる人も多いと思う。あの何か寂しげな天守台はとても印象深い。それを実際に見たときは感動した。ここが徳川家最大の悲劇の舞台かとしみじみ思い、主郭から望む天竜川に武田氏との攻防を思い、とても歴史を感じる城址である。