井伊谷城
いいのやじょう

■所在地:静岡県浜松市北区引佐町井伊谷 ■立地:丘陵 ■別称: ■築城年:
■築城者:
井伊共保  ■遺構等:曲輪、土塁、説明板

城址遠景 主郭の様子
■歴史
 遠江国司・藤原共資の子、共保がこの地に城を築き、井伊氏を名乗ったといわれている。
 南北朝時代に南朝方についた井伊道政は後醍醐天皇の皇子・宗良親王を擁したが、1340年頃に足利方の高師泰、仁木義長らに攻められて落城した。
 その後、井伊氏は今川氏に属したが、井伊直盛が今川義元に従って京へ向かう途中、桶狭間で織田信長の軍に討たれ、跡を継いだ直親は讒言により徳川家康との内通を今川氏真に疑われ、今川氏重臣の朝比奈泰朝に攻められ討ち死にした。この直親の子が後に徳川家康配下で最高の忠臣といわれる井伊直政である。

●現状(2010年5月)

 現在は城山公園として整備されています。近くの引佐多目的研修センターの駐車場に車を置けます。
 主郭までは割と近いですが、丘城なのでそれなりに大変です。主郭には一段高くなった土居があり、宗良親王の居所のあった御所丸跡などの碑が立っています。
 訪れたのが5月の天気の良い日だったので、城内は大量の熊蜂が飛び交っており、
攻撃はされないとわかっていても、ちょっと怖かったです。


◆場所