掛川市の中心に位置し、掛川市のシンボルとなっている。現存の二の丸御殿や太鼓櫓があり、天守や大手門も木造で復元されている。特に天守は古絵図や高知城を参考に山内一豊時代の天守の再現を意図したものである。
戦後には名古屋城や岡山城などのように戦争で焼けた名城の外観復興、その後、町のシンボルとしての模擬復興ブームで史実にはない天守が多くできた。平成2年に白河小峰城の御三階櫓が木造で正確に復元され、平成6年に掛川城が木造で復元されると、全国的に木造でのできる限り史実に近い形での復元が主流となった。 また、掛川市は城を中心とした景観や環境づくりに取り組んでおり、他の城による町おこしを狙う自治体は見習うべき点が多い。
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