忙中(ぼうちゅう)閑有り 壺中(こちゅう)天有り 苦中(くちゅう)楽有り 意中(いちゅう)人有り 死中(しちゅう)活有り 腹中(ふくちゅう)書有り ・・ とある。 |
ささやかな自分史を、愛する子供と孫達に残したい。 |
大道は甚だ夷(たい)らかなり、而(しか)も民は径(こみち)を好む。 老子 (小川環樹 訳) |
@ 人 工 林 |
広葉樹よりも、杉・檜の方が建築用材として、高額で売れると言うことで、こぞって人工林の造成を行った。村の先人達は、苦労して人工林の管理を行いそれを続けた。 |
A 外 国 産 |
しかし、建材は外国産の物の方が安く手に入る時代になったのだ。 国際化の世の中だ。 |
B 里 山 放 置 |
そこで、日本の林業は成り立たなくなり、里の山は放置せざるを得なくなった。 |
C 生 物 の 多様化阻害 |
山は、密生し、山肌に日光が届かなくなった。広葉樹が落とす果実の量も著しく減少した。イノシシなどの山の動物たちは、人里の田畑に出てきて、農産物を荒らすようになった。共生の道はないか?! |
植林後、管理の手を入れなかった所。 2003年、この場所を間伐した。 法面に、”竜の髭”を植えて、土砂の流亡を押さえる。 鬱蒼としていたが、随分と明るくなった。 |
この写真は、左の場所の下手にある。先々代までは、田圃であった。 そこに先代の父親達が植林し、しばらく下刈りなどの管理を行った。 これでも、三日間掛けて間伐をした。 まだ足りない。 |
下に示した三枚の写真は、この二カ所をぐるりと合成したものである。 |
上下の写真は同じ所である。左手は、広葉樹が茂って鬱そうとしていた。 およそ一週間、チェンソーで伐採して光が当たるようにした。植林はされていなかった。が、まばらに実生の檜や杉が生えていた。 さて、右側は・・・ |
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右側は、小生が子供の頃は水田であった。父親が一部に梅を植えたが、結局、杉と檜林になった。この左横に、我が家の墓がある。 祖先に、内心詫びている。教師家業に没頭して、一切家のことは顧みなかった。 |
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そんな小生を見ながら、田と畑に、両親が植えたものである。 もう大きくなって、過密状態になった。ここにも3日ほど入って間伐を施した。もう三割伐採する必要がある。 |
この山は、栗園の南側にある。 左半分ほどに手を入れた。 山の稜線がかいまみえる。 鹿の足跡があった。 栗も、補植した。 管理は、下草刈りのみだ。 消毒はしない。 |
初秋の山。土手に見えるところは、圃場整備前には細長い水田があった。この土手の手前の平地が整備後の水田である。この水田は、およそ2,800u。 トラクターで耕起しながら山を撮った。この山には檜・松が植林してある。しかし、落葉広葉樹を主体に密生して、植林した樹木は陰に密やかに生きている。 ここからイノシシが時々出てきて、水田を荒らす。 私は、この山の中に入って、樹木を整理した。密生していて山中に入るには苦労する。地面は落ち葉が覆っているが、草はない。日光が届かないからだ。 昔は、ヒトが入って燃料として適当に整理したのだ。大きなものは炭焼きをした。椎茸菌を接種したり、割木として町に需要があった。 上手く循環して、小動物のえさも豊富に有った。 上手く循環していたのだ。田畑に出てきて、農作物を食べなくてもイノシシは生きて行けたに違いない。 これらの山をを間伐したいのだ。 |
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この写真は昨年の間伐前のもの。と、およそ3日間掛けて間伐した後の写真をお示しします。 適当に広葉樹も残し、混み入った部分を伐採した。まだ、今後3割ほど間伐する。一挙にはできない。 今年は、何故か紅葉が遅いので、一見、間伐前の方が美しい。 |
だが、山の木の根本に光が射し込んでいるので、きっと、草が生えてきて、環境は良くなるはずである。 空中のCO2吸収も、多くなるはずである。 |
約3.7Kgのチェンソーは、一日振り回すと腰が痛む。思わずうなり声が出るほどに・・・。 それに、使いこなすには一寸した技術が必要だ。 一瞬でも、集中心が薄れると、大腿部に傷を負うことになる。 |
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Link 里山創り 目下のチャレンジ |
生きながら 死人となりて なりはてて 思いのままに するわざぞよき 至道無難禅師 |
@ 間引き・間 伐 |
間引き間伐した材の処理。・・ 当面は、その場所に切断したまま置いて、腐らせます。面積分 一通り処理するまでに、相当な時間が掛かるからです。 |
A 間伐材の活用 |
並行して、これらの材を木炭にします。しかし、木炭にするには、焼き場まで木材を運搬しなけ れば成りません。老体には無理です。 そこで、チップにする機械を工夫します。山の傾斜地を移動できるチップ製造機が必要です。 チップにすれば、袋に入れて持ち運びも楽です。 チップならば、外観も損なわずに、その場所に散布できます。 チップならば、土壌への還元が速やかです。 チップが敷いて在れば、子供達が走り回っても、転んでも・・、愉しいことでしょう。 |
B 木 炭 |
チップ木炭は、土壌改良材としても有功です。 チップ木炭は、河川敷に入れて浄化剤にもなります。 |
C 課 題 |
問題は、機械の開発とチップ木炭の製法確立です。 |
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ミツバ | ユキノシタ | ワラビ | アザミ | ウワバミ草 |
フキノトウ | タチミボスミレ | タラノ芽 | 山ウド |
かんぞう | あさつき | のびる | つりがねにんじん |
よめな | よもぎ | からすのえんどう |
ヤマブキ | ミズブキ | ノブキ | アオブキ | アカブキ |
ツクシンボ | ツクヅクシ | スギナノコ |
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