第一巻:ブギーポップは笑わない

宮下藤花

序盤の小説のほとんどに登場する、本人には自覚がないが、彼女こそがブギーポップを持つ少女である。二重人格として普段は表に出ることのないブギーポップを持つ彼女は、いつもブギーポップの衣装が入ったスポーツバックを持っている。

未真和子

宮下藤花と同じ高校に通う少し変わった女の子。その趣味のせいか、変人のせいか、かつて命を狙われたことがあった。

霧間 凪

別名「炎の魔女」。かつてスケアクロウ/黒田慎平によって一命を助けられ、黒田の思想に少し影響を及ぼしてか、現在のむちゃくちゃな行動に出ている。

マンティコア

統和機構が作り出した謎の生命体。もともとエコーズからサンプルを取り出して作り出したものであるが、実験中に脱走。その変化能力の高さは統和機構すらおそれて、他の同タイプの実験体を処分してしまうほど、やばい代物である。このマンティコアによる統和機構の施設壊滅事件は、統和機構にとっては厳重な警戒網を突破された衝撃と、その後の捜査の進展なしから、かなりの影響を組織に与えている。

早乙女正美

普通の学生であったが、生きることに対して深い憎悪を持つ男であった。彼はマンティコアと出会い、その人生を狂わせる。最後はエコーズの一撃からマンティコアを助けるために死ぬ。ちなみに彼はかつて霧間凪に告白したことがあり、物語の終盤では凪を殺す・・・・という大変やっかいな男。

新刻  敬

深陽学園の風紀委員長である。外見はかなり幼いが、しっかりとした生活の持ち主で、いろいろな人たちに頼られる存在。本編ではエコーズとマンティコアの戦いの場にも遭遇し、危険な目に遭っている。

田中志郎

深陽学園の生徒。弓道部に所属。ルックスよしのいい男だが、気弱な点が見えるため、その存在感みたいなものがだされていないかわいそうなやつ。マンティコア戦では逃げたかと思ったら矢でマンティコアを射抜くとか、結構行動派。歪曲王編ではなんと能力を開花させ、物語の主役となっている。

エコーズ

正体不明の男。統和機構に捕まったことにより、その生体構造を分析され、マンティコアを生み出してしまう要因を作る。しかし戦闘能力は高く、完全体ならばかなう敵はいない。