ともに生きることの大切さを学びました。
これまで続けて読んできた「海のいのち」がいよいよ終わりました。立松和平さんの独特な世界に、子供たちはたくましく生きること、一人の人間の生きざま、人間と自然との関わりの一つの方法を読み取ることができました。第5場面では(半ば強制的に)全員が何らかの発言をしました。一つの物語を共同で読むことは、一人一人の感性を刺激し、共感を生みます。2学期の教材文「ヒロシマの歌」や「桃花片」が楽しみです。
7月2日(木)沖縄県宮古島の平良市立北小学校6年生との2回目の共同学習を実施します。今回は、家庭科の調理実習を共同でやろうというものです。お互いの学校の地域を代表する食材を使って調理し、試食することによってそれぞれの食生活や食文化の違いを体験するとともに、季節に応じた食事やバランスのとれた食事について考える機会とします。本番に先立って、6月24日に自分たちが作った献立(レシピ)をもとにアユと山いもで調理をしました。アユや山いものぬめりに悪戦苦闘しながらも、なんとかおいしそうな料理を作り上げることができました。中には、アユや山いもが食べられない子もいて残念でしたが、アユや山いもの調理の方法を自分自身が体験したことが一番の収穫だったと思います。
- 今週は先週と同じく充実した1週間でした。6月23日の福祉実践教室では、高学年が車椅子の体験学習をしました。それに先立って耳の不自由な河野さんという方から障害を乗り越えて、大変明るく意欲的に生きていることや、障害をカバーするためのさまざまな機器が作られていること、そして何よりお互いがともに生きていくことのすばらしさをお話しいただきました。昨年まで訪問していた豊田養護学校に行けなかったのが残念だという声も子供たちからたくさん出ました。でも、今回のような活動も子供たちの視野を広げるなあと感じました。驚いたのは、子供たちの感想の中に、「養護学校の先生になりたい」「幼稚園の先生や保育園の保母さんになりたい」という声があったことです。こういう思いがいつの日か実現するとよいなと思います。
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