これこそインド? / ひつこい客引き / PUJA GUEST HOUSE / カースト制度って?
バラナシの動物 / カイト / 日本製 / リクシャーワーラー / リッチマン 

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 これこそインド?デリー空港から飛行機で1時間50分。デリーからの距離、約800キロ。ヒンドゥー教最大の聖地(シバ神)です。町には牛がうようよ。死体もガンガン焼いてるし、火葬場は24時間フル営業!! しかも、ガンガー(ガンジス川)はとても綺麗とはいえない。が、川イルカも生息中!!

  聞いた話では年間ツーリストが20人ほど行方不明になるらしい。でもガンガー見て納得。ここに流されたら誰も気づきませんわ・・・。

  ガート(沐浴場)には船が沢山あって、観光客相手に色々観光させてくれます。たとえば不浄の地と言われる、向こう岸。もちろん火葬場も。ちなみに僕は乗ってません。日本の人で、乗ってて「川イルカ」を見た人がいました。それから牛の死体も・・・。僕が行った時期は水量がまだまだ多くて結構危険でした。

  ちなみに上の写真の中央をよく見ると、煙が上がってます。そう、これは火葬場の煙です。町を歩いていても、結構死体を運んでいるところを見かけます。ドンドン太鼓を鳴らしながら、四人で布に包まれた遺体を、ゆっさゆっさ担いでます。遺体も担ぐ人の歩調に合わせてユッサユッサ。けっこう怖いです。


 ひつこい客引き・・・バラナシの客引きは、かなりうっとーしいです。かなり食い下がります。バックパック(大きなリュック)を持っている人には相当よってきます。

  僕の場合、デリー空港から直接バラナシに来たので、初めての町がバラナシなわけです。バラナシ空港からタクシーで「ゴードリヤー」の手前で降りて、リクシャーに「久美子ハウスまで」と言って乗ったところ、5分もしないうちに2人の客引きが来て、「何処に泊まるんだ?」と聞いてきました。初めは無視してたんですが、そのうちリクシャーワーラー(運転手)が久美子ハウスが何処にあるか知らないみたいで、不安になってきちゃいました。

 もちろん客引きは走って追いかけてきます。再び「何処に泊まるんだ?」って聞いてきます。しかたなく「久美子ハウス」って言うと、客引きは「久美子ハウスは雨季で沈んでる」
と言いました。 もちろん嘘と分かりましたが、まだひつこく追いかけてきます。結局、歩いていた日本の方に助けてもらい、ついでにホテルも案内してもらいました。 そこで教えてもらったのが「プージャゲストハウス」でした。

 その他にも客引きに関しては、色々あります。大きなリュックを背負ってないと、客引きはかなり減りますが、それでも寄って来ます。代表的なパターンが「ハッパ、ハッパ」と言うやつです。「ハッパ」はご存知、マリファナとか、大麻だと思います。断ると続いて「両替、マネーチェンジ」です。この二つがセットになってるような感じがしました。

 なかにはたちの悪い客引きがいて、まるでチンピラです。僕の前に立ちふさがったので、彼の腕を横から軽く押してどかせようとしたら、「ドント タッチ!!」とか言ってかなりご立腹でした。はっきり言って怖かったです。


僕が泊まった「PUJA GUEST HOUSE」 ・・・プージャゲストハウスと呼びます。「地球の歩き方」にも載ってて有名なホテルです。ただ、このホテルを自力で見つけるのはほとんど無理だとおもいます。手っ取り早い方法は、子供を買収する方法です。大人と違って子供は純粋です。おだちんは5Rsくらいかな?

  僕が泊まった部屋は一泊80Rs。日本円で約200円。ダブルのベットが一つと、トイレ、シャワー付です。もちろんお湯は出ません。インド人の従業員から聞いた話では、10月以降は全室(シャワーがある部屋は)で、お湯が出るそうです。その分料金も20Rs上がるそうですが・・。

  このホテルの最もいいところは屋上のレストランです。夜になると大抵の人は上がってくるし、日本人も多いので、話し相手には困りません。それに食事も結構安くておいしいと思います。

  あと、このホテルには日本語を話せるインド人が居ます。彼の名前は「シバ」さん。色々お世話になりました。下痢になったとき、薬を教えてくれたりしました。彼は本当に勉強熱心で、分からない日本語があると、すぐに自分の胸ポケットから単語帳(お手製)に書き留めていました。

 このホテルのオーナーは、シルク製品の問屋だそうです。シバさんに頼むと問屋に連れて行ってくれます。そこでシルク製品を買うと、ツーリストプライスじゃない、インド人価格で買えるそうです。ちなみに、町でシルク製品を買うと、よく騙されます。もともとシルク製品はかなりの高級品。安く買ったと思っても、シルクじゃなかったりするらしいです。ちなみに僕はシルク製品を買ってません。


  カースト制度って?・・・皆さんご存知、インドにはカースト制度があります。まぁ〜生まれによって身分や職業が決まるんです。現世で悪い事をすると、次は低いカーストに生まれ、良いことをすると、上のカーストに生まれることが出来るらしいです。いわゆる「業(カルマ)」と言うやつですね。

  インド旅行中にインド人に一度もカーストについて聞きませんでした。なぜかって?だって聞きにくいんだもん。なんかタブーな感じがしてさっ。で、人から聞いた話や、その他自分で感じたことをまとめてみます。

 洗濯のプロフェッショナル がいました。彼は想像によると非可殖民。カーストの枠を外れた一番下の身分の人。政府のツーリストバンガローに泊まった時、夜ノックをする音がしたのでドアを開けると、いきなりタドタドシイ日本語で「洗濯物ありますか?」と言いました。僕は自分で洗っているので「無いよ」と言うと、彼はあっさり次の部屋へ向かいました。

 「バラモンの方々」 バラナシでは毎晩6時ごろからガートでヒンドゥー教の儀式が行われます。まぁ〜お祈りですね。そこでは3人の黄色い衣をまとった人が中心になって祈っているわけですが、聞いた話によると彼らはバラモンらしいです。そう、カーストの一番上の位の人です。

 この時点では「バラモン」はかなりの少数派であって、滅多にお目にかかれないと思ってましたが、後から聞いた話では、バラモンは結構たくさんいるらしいのです。バラモンの中でも身分の差があって、4段階くらいに分かれるそうです。なんか複雑ですね。

 あと街中にいるオートリクシャーの運転手や、サイクルリクシャーの運転手などは、きっと「平民」なんだと思います。お店の店主などは「商人」の階級で、そこで下働きしている子供などは貧しい平民の子供たちだと思います。まぁ〜定職があるだけ幸せなのかも。

 インド旅行をしてて思ったんですが、カーストの枠ってそんなにハッキリ別れているような感じはしませんでした。ハッキリ別れている場合もありますが・・・。インド人に聞いていないのでハッキリしたことはわかりませんが。


バラナシの動物・・・インドには街中にたくさん動物がいます。もちろん代表的なのは「牛」ですよね。その他にもたくさんいます。犬、猿、ネズミなどです。象も一度だけ見ました。ちなみに左の写真は「自分の尻尾を噛む牛」です。

 「牛」 は神聖な生き物です。少なくともヒンドゥー教徒はそう思ってます。なぜかというと、ヒンドゥー教の一番人気の神(シバ神)の乗り物だからです。そんだけです。それで牛は神聖な生き物なんです。

  この牛なんですが、町を歩くとき、かなり恐怖を感じます。だって角が怖いんです。バラナシでは一歩路地に入ると道幅は2,3mくらいなので、大きな牛がいると道幅の半分以上を占拠することになります。しかも角が・・・・。大抵はおとなしく、何の害もありませんが、それでも怖いです。そんな時は、牛の角を手でつかんで、つかみながらすれ違います。聞いた話では、滞在中に牛の角で死んだインド人が居るとのことでした。こわぁ〜〜!!

  邪魔な場所にいる牛は、インド人が棒でバシバシ叩いてます。この叩いてるところを見ると、けっこう笑えます。本当に神聖に思っているのか疑問に思うほど、バシバシ叩いてました。

 「犬」 もバラナシには沢山います。しかし見た目は痩せた普通の犬なんですが、なんて言うんですか・・精気が無いんですよ。まるで生きるのに疲れたって感じ。いつ見てもゴロゴロしてるし。寝てるのかな?と思ってよく見ると死んでたり・・・。狂犬病を持っているという噂を聞きました。

 一度だけ精気のあるところを見ました。自分の縄張りに他の犬が入ってきたらしく、すごい勢いで追っかけてました。後にも先にも走っている姿を見たのは一度きりです。ちなみに走ってるインド人もほとんど見ませんでした。走れよ、インド人!!時間の流れ方が違うのか・・・?

 「猿」は唯一精気がありました。 見た目は小型のニホンザルみたいな感じです。家の屋根から屋根へ・・・実に身軽です。ホテルの屋上にあるレストランでは、テーブルに食事を置いたまま席を離れたすきに、猿に食事を奪われている白人のおねーさんがいました。無念。

  インド人のウェイターに聞いたところによると、猿は「ベリーデンジャー!!」と言ってました。テーブルの上に置いてある砂糖を奪ったり、食事を奪ったり、かなり攻撃的で危険です。でも精気に満ちてました。


 カイト・・・カイトってなんだか解ります?凧揚げ(たこあげ)のことです。インド人は凧揚げが大好きです。しかもただ揚げるんじゃなくて、FIGHTします。要するに喧嘩凧ですね。別な場所から他人が揚げている凧を、糸で切りあうわけです。

 見ていて結構面白かったです。屋上のレストランで従業員たちが毎日のように熱中してました。負けると本当にガッカリしてました。僕が「ユールーズ?」って聞くと、ブルーな顔で「そうだ」とかって言ってました。

  同じホテルにずっといたため、段々仲良くなって「凧を買ってきてくれ」って頼まれました。もちろん色々探し回って、買ってきてあげました。お金は後から頂きました。一つ2ルピーで5つ買って10ルピーでした。日本円で一つ5円ですね。


 日本製(メイド・イン・ジャパン)・・・とにかく日本製品が大好きです。アイワだろうとなんだろうと日本製の精密機器や電化製品は大好きです。カメラ、ラジカセ、ウォークマン、腕時計などなど。

  あるときライフルを持った警官(町中にいる)に道を尋ねたところ、自分の隣を指差して「シット、シット!!」と言いました。「ここに座れ!!」って感じです。ライフル持ってるし、なんとなく怖かったので渋々座ったら、フレンドリーに肩を組んできて、「俺の時計を見ろ!!日本製だ!!」と言ってきました。見ると確かに日本製。「アルバ」って書いてありました。

 そうなんです。彼は僕に自慢したかったんです。続いて彼は「君の時計を見せてくれ!!」って言ったので、僕の時計を見せると、「なんだこれ?これ日本製か?」と聞くので「これはアメリカ製の安い時計だ」というと、彼はまさに勝ち誇った顔で「それじゃ〜駄目だ」ってけなされました。

 ぼくがしていたアメリカTIMEX社の安い時計は、お気に召さなかったらしい。しかしあんたのアルバもかなり安っぽいぞ!!日本で買えば僕の時計と値段は同じくらいだぞ!!悔しいっす!!

 他にも何度か時計を見せろと言われたけど、皆さん僕の時計を見るなり「これは安ものだ」って感じで全く興味すら示しませんでした・・・。わざわざ安い時計をして行ったんだし、別に問題ないんだけど、なんか悔しい。

 インド人が特にすきなブランドはやっぱり天下のソニー!!水戸黄門の紋所みたいにソニーのマークは光り輝いて見えるらしい。インド人の自慢話好きにはうんざりする。「ソニーのウォークマン持ってる」だの「セイコーの時計を持ってる」だのある種、日本製の物を持つことがインド人のステータスらしいです。


 リクシャーワーラー・・・写真の彼はオートリクシャーの運転手でサルナートへ行く途中で乗った時の写真です。僕が言いたいリクシャーワーラーとは、サイクルリクシャー(以下リクシャーと呼ぶ)の運転手のことで、自転車の後ろが二人乗りの客車になっている乗り物です。これに対してオートリクシャー(以下オートと呼ぶ)はエンジン付の小型タクシーって感じです。

 町での移動手段は歩くか、リクシャーに乗ることくらいです。バラナシはリクシャーの割合がオートよりも多く、本当に町の足として大活躍してます。外国人観光客も乗りますが、ほとんどは、インド人観光客か、現地のインド人が愛用しています。

 で、料金なんですがゴードリヤー交差点付近から、駅まで約1.5Kmで10〜20Rs程度です。大抵は15Rsくらい。しかし初めは30Rsくらいから料金交渉が始まるので、必ず値切って乗る事になります。しかし、これは外国人観光客プライスで、インド人はもっと安く乗っているようです。

 リクシャーワーラーには英語が話せる人と話せない人がいて、話せる人のリクシャーに乗ると、色々会話できます。なかにはこぐのもそっちのけで、会話にのめり込む人もいます。気分がいいときや、インド人と話したいときは、お勧めです。色々情報もゲットできます。例えば、流行の映画など。

  しかし、うっとおしいやつもいるので、疲れたときや、話したくないときはお勧めできません。バラナシのリクシャーはデリーと違って、大抵言った所にちゃんと連れて行ってくれます。ただし、行き先を運転手が理解すれば・・・の話ですが。オートやタクシーはゴードリヤーの手前までしか行けません。そういう規則らしいです。

  はじめ空港からタクシーでゴードリヤーまでと言ったのに、案の定、交差点の手前で降ろされて「騙された!!」と思ったものです。しかし、タクシーの運転手はちゃんとリクシャーを紹介してくれて、「これに乗っていけ」と言ってくれたのに、僕は騙されたと勘違いして、歩いてしまいました。こういうことが無いように、「歩き方」はしっかり読みましょう。

 英語の話せないリクシャーワーラーは、もちろん会話は弾まないし、続きません。しかし、彼らには独特の哀愁があって、黙々とペダルを踏む姿は本当に感動もんです。細い足や、細い腕。粗末な服にちぎれたサンダル。料金は 15Rsで乗ったのに、降りるときにはなぜか20Rs渡したくなります。これについては、会った日本人も同じようなことを言ってました。

 僕たち日本人が5Rs(約12円50銭)余分に渡しても、財布は痛みません。しかし、余分に渡せばますます外国人プライスは上がります。外国人はオイシイ客だと思うわけです。


  こんなことがありました。バラナシ駅で列車を予約して、その後12時に映画館で日本人と待ち合わせたときのことです。思いのほか列車の予約をするのに時間が掛かって、12時まであと20分しかありません。急いでもギリギリです。

  駅を出ると、4、5人のリクシャーワーラーに囲まれました。「何処行くんだ?」と一斉に聞いてきます。僕が「ゴードリヤー近くの映画館だ」というと、料金を提示してきました。始めは50Rsとか言ってきました。これは当然高すぎるので、首を横に繰りました。一人が「30Rs」と言うと、別な人が「おれは25Rsだ!!」。これはいい雰囲気だ。値崩れを起こしかかっている。こんなことは滅多に無いので、そのまましばらく次の一声を待つことにする。ニヤリ。

  なぜ滅多に無いのか・・・。インドでは、はじめに声をかけた人に交渉の優先権がって、その人の交渉が終わるまで、他の人は待ってます。だから値崩れしにくいのです。インド人同士の仲間意識がそうさせるんでしょう・・・。ところがなぜか今回は違う。楽しい料金交渉だ!!

  待つこと15秒。一人のリクシャーワーラーがついに沈黙を破った!!「10Rs!!」きたきた!!安い!!声の主を見ると初老の老人だった。疲れ果てた感じの、今僕を乗せないと今日の食事にありつけないって感じ。僕は悩む・・・。だって時間が無い・・・。ふと別なリクシャーワーラーを見ると若くて早そうなやつがいる。悩む・・・。若いリクシャーワーラーはたしか20Rsって言ってた。

 時間を買うか、安い料金を取るか・・・。結局ぼくは時間を買った。若いリクシャーワーラーの腕をつかんで、その場所から離れる。で、もう一度聞く。「アイ ウォントゥー ゴー ゴードリヤーズ 二アレスト シネマ、OK?」「OK!!ノープロブレム!!」これで20Rs払って若い方に乗ることに決定。

 若いリクシャーワーラーは、何故高い料金を言った自分が選ばれたのか、重々承知していた。だって、しばらく走ったところで「あのオールドマンはスローだ!!」って言ってたからね。それに対して僕は「そうそう、速そうだから、あんたを選んだんだ。」といってやった。しかし、初老の老人には悪いことをしたようで、彼の顔が頭から離れない・・・。ごめんね。ちなみに映画の開始時刻が12時って事は誰でも知っているんだな、これが。


 リッチマン・・・直訳すると「お金持ち」って感じだけど、この場合はちょっと違う。これはトランプゲームの名前。勘がいい人はわかりますよね?そう!!大富豪!!よなよなホテルの屋上のレストランで遊んでいたんですが、相手は日本人とハンガリー人。ハンガリー人の名前は「アダム」です。アダムには彼女がいて、彼女は歯を矯正してました。白人のカップルで、アダムの外見はボサボサの髪の毛と、白人に特有な感じの「顔色の悪さ」かな。

  「え?大富豪って万国共通な遊びじゃないの?」いいえ、違います。日本独自の遊びです!!「じゃなんでアダムが知ってるの?」どっかの日本人が教えたからです!!誰がアダムに大富豪を教えたのか不明ですが、大富豪を「リッチマン」と教えたのには、ある種感動すら覚える。でも一人だけ教えたって人に会ったことがあります。しかし、彼も初めから教えたわけじゃないそうです。

 一体誰なんだ!!アダムに大富豪を教えたのは!!彼は異常に強かったぞ!!細かいルールまでしっかり理解してるし・・・。しかもやたら考える時間が長い!!せかすと彼女が「まーまーちょっと待ってよ〜」みたいな感じでフォローるんだよねー。アダムは同じホテルにずーっと居るから、入れ替わり立ち代りやって来る日本人と遊ぶらしい。この先も2ヶ月くらい居るって言ってたから、これを書いている時点では、まだプージャに居るってことだよね。

 誰か僕と同じ時期にインド旅行をした人で、しかもプージャゲストハウスに泊まった人で、アダムと大富豪をした人!!いませんか?情報待ってます!!特に一から教えたって人、大富豪をリッチマンと教えた人!!メール待ってます!!


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