カースト制度って?・・・皆さんご存知、インドにはカースト制度があります。まぁ〜生まれによって身分や職業が決まるんです。現世で悪い事をすると、次は低いカーストに生まれ、良いことをすると、上のカーストに生まれることが出来るらしいです。いわゆる「業(カルマ)」と言うやつですね。 インド旅行中にインド人に一度もカーストについて聞きませんでした。なぜかって?だって聞きにくいんだもん。なんかタブーな感じがしてさっ。で、人から聞いた話や、その他自分で感じたことをまとめてみます。 洗濯のプロフェッショナル がいました。彼は想像によると非可殖民。カーストの枠を外れた一番下の身分の人。政府のツーリストバンガローに泊まった時、夜ノックをする音がしたのでドアを開けると、いきなりタドタドシイ日本語で「洗濯物ありますか?」と言いました。僕は自分で洗っているので「無いよ」と言うと、彼はあっさり次の部屋へ向かいました。 「バラモンの方々」 バラナシでは毎晩6時ごろからガートでヒンドゥー教の儀式が行われます。まぁ〜お祈りですね。そこでは3人の黄色い衣をまとった人が中心になって祈っているわけですが、聞いた話によると彼らはバラモンらしいです。そう、カーストの一番上の位の人です。 この時点では「バラモン」はかなりの少数派であって、滅多にお目にかかれないと思ってましたが、後から聞いた話では、バラモンは結構たくさんいるらしいのです。バラモンの中でも身分の差があって、4段階くらいに分かれるそうです。なんか複雑ですね。 あと街中にいるオートリクシャーの運転手や、サイクルリクシャーの運転手などは、きっと「平民」なんだと思います。お店の店主などは「商人」の階級で、そこで下働きしている子供などは貧しい平民の子供たちだと思います。まぁ〜定職があるだけ幸せなのかも。 インド旅行をしてて思ったんですが、カーストの枠ってそんなにハッキリ別れているような感じはしませんでした。ハッキリ別れている場合もありますが・・・。インド人に聞いていないのでハッキリしたことはわかりませんが。 |
![]() 「牛」 は神聖な生き物です。少なくともヒンドゥー教徒はそう思ってます。なぜかというと、ヒンドゥー教の一番人気の神(シバ神)の乗り物だからです。そんだけです。それで牛は神聖な生き物なんです。 この牛なんですが、町を歩くとき、かなり恐怖を感じます。だって角が怖いんです。バラナシでは一歩路地に入ると道幅は2,3mくらいなので、大きな牛がいると道幅の半分以上を占拠することになります。しかも角が・・・・。大抵はおとなしく、何の害もありませんが、それでも怖いです。そんな時は、牛の角を手でつかんで、つかみながらすれ違います。聞いた話では、滞在中に牛の角で死んだインド人が居るとのことでした。こわぁ〜〜!! 邪魔な場所にいる牛は、インド人が棒でバシバシ叩いてます。この叩いてるところを見ると、けっこう笑えます。本当に神聖に思っているのか疑問に思うほど、バシバシ叩いてました。 「犬」 もバラナシには沢山います。しかし見た目は痩せた普通の犬なんですが、なんて言うんですか・・精気が無いんですよ。まるで生きるのに疲れたって感じ。いつ見てもゴロゴロしてるし。寝てるのかな?と思ってよく見ると死んでたり・・・。狂犬病を持っているという噂を聞きました。 一度だけ精気のあるところを見ました。自分の縄張りに他の犬が入ってきたらしく、すごい勢いで追っかけてました。後にも先にも走っている姿を見たのは一度きりです。ちなみに走ってるインド人もほとんど見ませんでした。走れよ、インド人!!時間の流れ方が違うのか・・・? 「猿」は唯一精気がありました。 見た目は小型のニホンザルみたいな感じです。家の屋根から屋根へ・・・実に身軽です。ホテルの屋上にあるレストランでは、テーブルに食事を置いたまま席を離れたすきに、猿に食事を奪われている白人のおねーさんがいました。無念。 インド人のウェイターに聞いたところによると、猿は「ベリーデンジャー!!」と言ってました。テーブルの上に置いてある砂糖を奪ったり、食事を奪ったり、かなり攻撃的で危険です。でも精気に満ちてました。 カイト・・・カイトってなんだか解ります?凧揚げ(たこあげ)のことです。インド人は凧揚げが大好きです。しかもただ揚げるんじゃなくて、FIGHTします。要するに喧嘩凧ですね。別な場所から他人が揚げている凧を、糸で切りあうわけです。 見ていて結構面白かったです。屋上のレストランで従業員たちが毎日のように熱中してました。負けると本当にガッカリしてました。僕が「ユールーズ?」って聞くと、ブルーな顔で「そうだ」とかって言ってました。 同じホテルにずっといたため、段々仲良くなって「凧を買ってきてくれ」って頼まれました。もちろん色々探し回って、買ってきてあげました。お金は後から頂きました。一つ2ルピーで5つ買って10ルピーでした。日本円で一つ5円ですね。 日本製(メイド・イン・ジャパン)・・・とにかく日本製品が大好きです。アイワだろうとなんだろうと日本製の精密機器や電化製品は大好きです。カメラ、ラジカセ、ウォークマン、腕時計などなど。 あるときライフルを持った警官(町中にいる)に道を尋ねたところ、自分の隣を指差して「シット、シット!!」と言いました。「ここに座れ!!」って感じです。ライフル持ってるし、なんとなく怖かったので渋々座ったら、フレンドリーに肩を組んできて、「俺の時計を見ろ!!日本製だ!!」と言ってきました。見ると確かに日本製。「アルバ」って書いてありました。 そうなんです。彼は僕に自慢したかったんです。続いて彼は「君の時計を見せてくれ!!」って言ったので、僕の時計を見せると、「なんだこれ?これ日本製か?」と聞くので「これはアメリカ製の安い時計だ」というと、彼はまさに勝ち誇った顔で「それじゃ〜駄目だ」ってけなされました。 ぼくがしていたアメリカTIMEX社の安い時計は、お気に召さなかったらしい。しかしあんたのアルバもかなり安っぽいぞ!!日本で買えば僕の時計と値段は同じくらいだぞ!!悔しいっす!! 他にも何度か時計を見せろと言われたけど、皆さん僕の時計を見るなり「これは安ものだ」って感じで全く興味すら示しませんでした・・・。わざわざ安い時計をして行ったんだし、別に問題ないんだけど、なんか悔しい。 インド人が特にすきなブランドはやっぱり天下のソニー!!水戸黄門の紋所みたいにソニーのマークは光り輝いて見えるらしい。インド人の自慢話好きにはうんざりする。「ソニーのウォークマン持ってる」だの「セイコーの時計を持ってる」だのある種、日本製の物を持つことがインド人のステータスらしいです。 |
|
リッチマン・・・直訳すると「お金持ち」って感じだけど、この場合はちょっと違う。これはトランプゲームの名前。勘がいい人はわかりますよね?そう!!大富豪!!よなよなホテルの屋上のレストランで遊んでいたんですが、相手は日本人とハンガリー人。ハンガリー人の名前は「アダム」です。アダムには彼女がいて、彼女は歯を矯正してました。白人のカップルで、アダムの外見はボサボサの髪の毛と、白人に特有な感じの「顔色の悪さ」かな。 「え?大富豪って万国共通な遊びじゃないの?」いいえ、違います。日本独自の遊びです!!「じゃなんでアダムが知ってるの?」どっかの日本人が教えたからです!!誰がアダムに大富豪を教えたのか不明ですが、大富豪を「リッチマン」と教えたのには、ある種感動すら覚える。でも一人だけ教えたって人に会ったことがあります。しかし、彼も初めから教えたわけじゃないそうです。 一体誰なんだ!!アダムに大富豪を教えたのは!!彼は異常に強かったぞ!!細かいルールまでしっかり理解してるし・・・。しかもやたら考える時間が長い!!せかすと彼女が「まーまーちょっと待ってよ〜」みたいな感じでフォローるんだよねー。アダムは同じホテルにずーっと居るから、入れ替わり立ち代りやって来る日本人と遊ぶらしい。この先も2ヶ月くらい居るって言ってたから、これを書いている時点では、まだプージャに居るってことだよね。 誰か僕と同じ時期にインド旅行をした人で、しかもプージャゲストハウスに泊まった人で、アダムと大富豪をした人!!いませんか?情報待ってます!!特に一から教えたって人、大富豪をリッチマンと教えた人!!メール待ってます!! |
戻る ![]() |