「インド人」・・・
インドを旅行してみて思ったんだけど、インド人女性とは一度しか話してない。しかもその一度は土産物屋の店員だった。この人は愛想が良かったが、街で声をかけたインド人女性にはアッサリ無視されました。子供は別。
ですから、必然的に男の人とばかり話すことになりますよね。しかも、ある程度英語の話せる人に限定される。カタコトの英語が話せれば十分会話になるわけですが・・・。だってこっちもカタコトだしね。
インド人の大部分はヒンデゥー教徒で、ターバンを巻いているのがシーク教徒、あとイスラム教徒。聞いた話では、シーク教徒は肉食OKな宗教だそうだ。うぅ〜ん、見ると体がガッチリしてるね。ヒンドゥー教徒も肉食が駄目ではなくて、牛を食べないだけ。チキンなら食べるらしい。でも、肉は高級品。庶民にはナカナカ手が出ないらしい。
インド人からみると僕ら旅行者は「外人」であって、珍しいらしい。特にバラナシではインド中からインド人観光客が来るから、外国人が珍しい人たちも多いことでしょう。そこで気になるのがインド人の視線。ジロジロ、ジロジロ見られるんだよねー。外国人になるってこういう事なんだと思ったりもした。
ところで、一度電車に乗る前「激しい視線」に悩まされました。電車が来るのをホームで待っていると、あるインド人が僕の方をジィーっと見つめてくる。しかもその視線は、単に「見ている」ではなくて、ハッキリ言って「ガンつける」って感じでした。長時間に渡り彼の視線が僕に突き刺さる。なんとも言えない感じだ。
日本のヤンキーにこの視線を向けたら「半殺し」間違いなし!!ていうか半殺しじゃ済まないかも・・・。
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インディアン・イングリッシュ・・・
別にインド人の使う英語にケチつけようってわけじゃないです。だって僕もジャパニーズ・イングリッシュだしね。英語の達者な白人よりも話しやすいかも。同じようなレベルのインド人大勢いるしね。
ところで、インド人の使う英語には訛りがあります。僕が経験したのは、バラナシ駅の外国人専用オフィスで列車のチケットを予約したときの話。
まず、オフィスに入ると、カウンターに紙が置いてあって、それを一枚とって希望の列車番号や、座席のクラス、パスポートナンバー、泊まっているホテルなどを書き込み、順番がくるまで待ちます。しばらくして、僕の順番になりました。さっき書いた紙を持って、カウンターのインド人に渡します。
その紙を見ながら、インド人のおじちゃんは、パソコンで空席情報を調べます。たぶんね。しばらくして、そのおじちゃんは僕に向かって、いきなり「ハル、ハル!!」と言いました。そんでもって、さっき渡した紙をつき返します。え?「ハル」って何?なんなの〜!!
後から気づいたんですが、「ハル」は「FULL(フル)」のことでした。要するに満席って事らしいです。その後、チケットは列車の日にちをずらすことで予約できたんですが、「ハル」と言われたときの、僕の困惑した顔を皆さんにお見せしたかったです。
他にもあります。OPENはオープンですよね?インド人は「オペン」と言ってました。インド人との会話のなかで聞いたんですが、「オペンって何?」ってひつこく聞いていたら、近くに居た日本人が「オープンのことだよー。」って教えてくれました。
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「首を横に振るインド人」・・・これは初め非常に困りました。初めてのインドの街、「バラナシ」で、インド人に道を尋ねた時のことです。「プージャゲストハウスに行きたいんですが。」とインド人に聞きくと、道の先を指差して「あっちだ」といわんばかり。しかも無表情。
僕もインド人が指差した方角に指先を向け、「あっちか?」みたいな感じでゼスチャー。そうすると、首を横に一度だけ振る。心の中でまーいいやと思いながら、お礼を言うと、さらに首を横に一度だけ振る。もちろん無表情で。なぜ首を横に振る・・・・。本当に知ってて教えているのか?不安がつのる。
不安なので、別な人にも聞いてみる。が、さっきと全く同じリアクション。お礼を言うと、首を横に振る。無表情で。しかし、方角的にはさっき聞いたインド人と同じ。
結局、教えてもらった道は正しかったのですが・・・。後から日本人に「首を横に振るのは、どういたしましてとか、YESの意味なの?」って聞くと「そうだよ。」って言ってました。インドでは首を横に一度振ることは、肯定の意味を持つらしい。日本とは逆だね。
そのうち慣れてくると、自分も自然に首を横に振るようになりました。
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