初期の「トヨタ生産方式(かんばん方式)」
■大野耐一氏の著書 ■トヨタ生産方式の本

初期の「トヨタ生産方式(かんばん方式)」
トヨタ生産方式が確立された1970年ころの資料です、その原点を知るのには役立つと思い古い資料を復刻して掲載しました。

  1. ローカルなシステムだったころの裏話
    トヨタ生産方式は、今は世界的に普及し、多くの著書も出ていますので、ここには私が関与したり体験した裏話を紹介します。
  2. 実践的に確立されていった事例集
    かんばん方式は製造現場で実践的に確立されていったので、当初は体系的な文書はありませんでした。はじめて文書化されたのは、本社工場工務部の各工程担当が、担当現場の生産の仕組みを事例にまとめたものでした。
  3. トヨタ生産方式用語集
    トヨタ生産方式は、その用語に、自動化・自働化、省力化・省人化・少人化など深い意味が込められているものが多い、。
  4. 社内への啓蒙用解説書
    製造部門で育ったトヨタ生産方式を、トヨタ技術会やトヨタマネジメント研究会が解説書を刊行し、すべての業務の基本となって行きました。
  5. 社内教育用の教科書
    当初はトヨタ式生産システムと呼び、トヨタの教育部が教科書に編纂し、トヨタ全社の教育、さらには協力工場の教育が展開されていきました。
  6. 工場OA化(オフィス・オートメーション)
    パソコンを使った工場管理システムもトヨタ生産方式の思想で、エンドユーザーコンピューティングにより開発しました。
  7. ISO14000(環境マネジメントシステム)
    環境マネジメントシステムには率先して取り組み、協力会社にも2003年までには認証を取得するよう呼びかけました。