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 ■■  廊下  ■■
▼ 廊下の必要な幅は ▼
■ 日本の住宅の場合、廊下の幅は多くは3尺(約90cm)で造られています。おそらく8割以上の住宅がこの3尺という幅でできているはずです。少し細かい話になりますが、廊下の内法幅は、一般の洋室の壁のように柱をみせない仕上げでは、約75cm、和室の壁のように柱がみえて、その少し内側に壁が仕上がっている場合には、約80cmとなります。

■ 上図は内法幅75cmの廊下と幅65cmの車椅子を示しています。自力で両腕を使って漕いで進むには狭いけれども、介護者が後ろから操作して進むには、なんとかなりそうな幅です。

 
▼ 90度方向を変えるのに必要な幅は ▼
■ やっかいなのが、廊下を90度曲がらなければならない場合。

<内法幅75cmの廊下>
<内法幅90cmの廊下>
 
■ 上の左図は、内法幅75cmの廊下と幅65cmの車椅子を示しています。絶対に曲がれないという訳ではないけれども、少しずつ方向を変えてやっと曲がることができるといったところでしょうか。
 上の右図は、内法幅90cmの廊下と幅65cmの車椅子を示ています。手元の参考資料によれば90度曲がるのに必要な幅は85cmから90cm程度必要とのこと。これだけの幅があればスムーズに曲がれそうです。ただし、廊下の幅を少し広く改造するのは、口で言うほど簡単なことではありません。
 
▼ ちょっと 一言 ▼
 車椅子で廊下を直角に曲がること、部屋から廊下に出ること、これらを図を描いてチェックしてみると、相当やりにくい感じがします。
■ よその家ではこれらの移動が容易に行えるのか、お世話になっているヘルパーさんに聞いてみました。確かにやりにくいけれども、介助する者が少しづつ車椅子の向きを変えればなんとかできますとのこと。、少なくとも部屋から出られないとか、廊下が曲がれないとか、そういうことはないそうです。
 
▼ 対応策 ▼
<A> 廊下を広く改造するより、通り抜けやすい車椅子を選ぶほうが良いような気がします。場合によっては、外出する時には体に合ったゆったりとした車椅子、室内を移動する時には、コンパクトで小回りのきく車椅子を使い分けるのも良いかもしれません。
<コンパクトな車椅子>
<6輪の車椅子>
 
 上の左の写真は、幅53cm車椅子。一般的な車椅子より5cmから10cm程、幅の狭いタイプ。新幹線の通路も通れるそうです。
 上の右の写真は、6輪の車椅子。私は見たことも実際に使ってみたこともないので、よくわかりませんが、小回りがきき、段差を超えやすいとのこと。(なんでだろう)
<B>   
 左の図は、内法幅75cmの廊下の角の部分を45cm広げた場合を示しています。このようになっていれば、まちがいなく、車椅子は通り抜けやすくなります。
  <角に隅切を設けた例>  

 


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