気まぐれダイアリー
 2006年12月

06.11.30
遊 具

   
5歳の男の子が家に遊びに来た。
 
  母親の車から降りるとすぐに、門扉の出入りする側に掴まって乗った。
 
  乗って80°ほど回った。
 
  門扉は約20kgの重さにびくともしないようには,作ってない。
 
  傾いて、固定してある側に当たるようになってしまった。
 
  「これに乗ってはイカン」と言ったが、この年頃では乗りたい気持ちも分かる。
 
  後で「豊田地域文化広場」へ連れて行き、子供遊具でタップリ遊ばせた

 
   

06.11.24
 憐 憫
 
  ある人から質問があった。
 
 あなたの作った 「キーホルダーの人形の頭がすぐ取れてしまわないか。
 
  接続の構造はどうなっているのか」
 
  答え:大丈夫。首に当たる部分に金属の棒を用いて、頭と胴体に差しこんで
   
   接着剤で固定してあります。簡単には取れません。
 
   
   実はそういう疑問を持たれるのではないか、という心配はあった。
 
  質問でヒラメイタ。
 
  首が見えるようにすればよい。
 
  そして、タイ旅行で見た首長(くびなが)族の娘さん(なぜか強く記憶に
 
  残っている。憐憫の情からかもしれない)をモデルにする。


   
  
  首のリングにはコイルスプリングを使って・・・。
 
  ご意見番に言ったら、作ることを反対された。
 
  憐憫の情からなのかもしれない。

 

06.11.23
改善点
 
  勤務先の受付けに、どこかで見かけた人がきた。
 
  40歳代の女性。
 
  暫くしてから思い出した。
 
   大手系列のスーパーマーケットへ月2〜3回、食料の買出しのお供をする。
 
   そのスーパーは専用の空ボトルを買うとミネラルウオーターが生成機から
 
   何回でも詰められる。
 
   人気があり大抵並ぶことになる。
  
   並んでいる間、辺りを見回す。
 
   その機械は総合受付の近くにある。
 
   受付カウンターの端に、使えなくなった電池やパソコンなどの
  
   バッテリーの回収箱が置いてある。貯金箱の形をしている。
  
   これが数ヶ月前からいっぱいになって溢れており、次のを入れられない。
 
   カウンターの中には店員が3名くらい、
 
   接客で忙しそうにしている。
 
  
   そのカウンター内の一人だ。
 
   用事が終わったらしいので声をかけた。
 
   「○○のスーパーにお勤めですね」
   
   「はい。よくいらっしゃるのですか」
  
   「ええ、火曜日(特売日)に。水も汲みに」
  
   「ありがとうございます」
 
 
   次に行った時。
 
  その人がいた。
 
  名札に「私の約束:笑顔でお迎えします」と手書きしてある。
 
  「覚えていますか」
 
  「ハイ、覚えています」
 
  「お客様の視点での改善点を言ってもいいですか」
 
  「ぜひ」
 
  「あのバッテリー回収箱がかなり前からいっぱいですよ」
 
  「あら、気がつきませんでした」
 
 
   その次に行った時。
 
  忙しそうに接客しながら、並んでいるこちらに気がつくと笑顔で
 
  少し離れている回収箱をツンツンと指差す。
 
  キレイに空になっていた。
 
  さすが。
 
  お客の要望をきちんと対応してあるのは、大手系列だからか、この人だからか。
 
  いずれにしても気分がいい。
 
   褒めるつもりが思わず、このところ化粧が濃いですね、と言ってしまった。
 
  まずかった。

 
  自分の勤務先ではその後一度も見かけない。
 
  お客様の視点からの問題点も、今のところ気がつかない。

 

06.11.20

手間賃


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