気まぐれダイアリー

 

2007年3月

07.03.29
その言や
良し
 
  健気な人に弱い。
 
   アメリカで大リーグのメジャー入りに挑戦している桑田真澄(38)。
   試合中に審判と接触、転倒し右足を怪我した。
   診断結果は(3段階に分けた場合の)最も重い程度のねんざ。
  
   その桑田の記者会見での言葉。
     「野球も人生も一緒。何が起こるか分からない。
     これをプラスに変えていくことが大事。
   
     何とか、もうひと踏ん張りしたい。」
     「早く復活できるように、頑張る。それだけ。
      また何か、いいことがあるだろう。」

   
   その言や良し。 聞き流してしまえばそれだけだが、
  よく吟味すると、泣けてくるではないか。
  思わず「ガンバレ!」と言いたくなるではないか。

 
 

07.03.24
シメシメ
 
   古い家電品などが故障して修理に出すと「新品を買った方が安い」と
  言われることがよくある。余分な出費であり、物がもったいないことである。
  だから身の回り品の故障は、なるべく自分で修理するようにしている。
    
   今回のひとり言は、水栓からの水漏れ修理が最小費用でできた顛末。
  
    我が家の古い洗面台の、レバーだけで温度調節ができる水栓から
  水漏れがしだした。

            
  
  吐出口でなく、栓の中間部から僅かにもれる。
  『自分で直そう、水漏れ故障』などと言う本をみると、
   「ワンレバーの場合は、湯と水を混合する部品(カートリッジ)の磨耗が
  原因。カートリッジを交換すべし。分解の方法はカクカクシカジカ。」
  カートリッジなるものは4000円くらいする。
  
   しかし、保管してあったこの洗面台の取扱い説明書を見ると、
   「(その場合はカートリッジと接続する)ゴムパッキンを交換する」
  と書いてある。ゴムパッキンはカートリッジに比べてはるかに安いはず。
  ならば、ゴムパッキンを入手しようとホームセンターで探したが、ない。
   カートリッジならある。
  
   メーカーのホームページを見ても、補修部品としてカートリッジと
  セットのパッキンはあるが、パッキン単独は載っていない。
  「取扱い説明書には”ゴムパッキン交換”と書いてあるのに、さては
  セットにして高く売る商法か」と思い、メーカーの補修部品担当の係りに
  やや皮肉な文章でメールしてみた。 
  
     「自宅の洗面台の****型ワンレバー混合栓の操作レバー部
     から水漏れがします。
     取り扱い説明書の「分解と点検」欄には、この場合はパッキンの
     交換・掃除と明記してあります。
      この際、パッキン(カートリッジでなく)を交換しようと、御社の
     ホームページのネット販売のページを見ても このパッキンが載って
     いません。
       そこで、このパッキン(大1、小2)の入手方法をご連絡いただく
     ようお願いいたします」
  
     半日くらいで返事がきた。
      「日頃は弊社製品をご使用いただきありがとうございます。
     ****型水栓のパッキン(大1、小2入り)は品番が○○です。
     詳しくは最寄の弊社営業所までお問い合わせをお願いいたします。
      また、部品についてはネットでの直接販売も承りますので、
     併せてお問い合せください。よろしくおねがいします」
 
   で、最寄の営業所に電話で聞くと、
   「パッキンは取り寄せになります。ネット販売では・・・エート、
   その品番は設定がないので買えません。値段も分かりません」
 
    本社と出先で言うことが異なる。
   本社へ注文しようと思ったが、ここで
     「ゴムパッキンの磨耗の水漏れはグリースを塗れば止まる」
   と以前に聞いたことがあることを思い出した。
  
    カーマで耐熱性(何しろお湯の通り道だから)のシリコングリースを
   買ってきて、水栓を分解し、くだんのパッキンにうすく塗って
   組みなおした。
 
   水漏れはピタリと止まった。グリース代は980円。
   使った量は1/10くらい。
  
   もし、修理業者に頼んだらカートリッジを交換され、工賃とともに
  莫大な料金を 請求されたはず。
  手間取ったが、たどりついて内心「シメシメ」と思った。
 

07.03.19
おせっかい2
 
   今度のお節介は個人に対してではなく、企業に対してした。
  
   木工作業所は自宅から車で5分くらい離れている。
  途中の道端に変形した工事看板が放置してある。
  もう数年になり、通るたびに「ミットモナイ」と気になっていた。
 
   先週末、看板に書いてある会社にメールで撤去を依頼した。
  アドレスは会社のホームページに書いてあった。
  
      添付写真の看板が数年前から放置されたままです。
     撤去して貰えませんか。場所はここです。
      http://******(地図のアドレス)    

          
 
   休み明けの月曜日、早速返事が来た。
 
      昭 山 様
     ご連絡ありがとうございます。
     即刻撤去いたします。
     既に現場には撤去の指示を出しました。
     長い間ご迷惑をおかけしまして申し訳ありませんでした。
 
   さすがにちゃんとした会社は対応が速い。
  お節介ながら環境美化の気持ちもあったので、気分がいい。

          
  実はもう一つ、ある会社にお願いが出してある。
  これはお節介に近い。結果がでたら報告するつもりでいる。

 

07.03.14
おせっかい
 
  やっぱり、お節介はやめようかな、と思ったが決行した。
  決行したが、やめておけばよかった、と何度か思った。
 
   職場である人(40歳代・女性)の電話の話声が聞こえてくる。
  どうやら、上司の代りに会議に出席になったことを教育関係の
 エライサンに連絡しているようだ。
 
 「役不足でございますが、私が出席させていただきます」
 
  オット、「役不足」を誤用している。
 本人は「私では荷が重いですが」とへりくだっているつもりだろうが、
 これでは「私の力量に比べて、その会議出席の役目は不相応に
 軽いですが出席いたします」と言っていることになる。
 
  まあ、相手は誤用であることを分かって、気を悪くすることは
 ないだろうが教育関係者だけに「評価」は落ちる。
 
  しかし、この人は今後とも誤用を続けるだろう。
 さしでがましいが教えようかなと思った。
  面と向かって言うとカドが立つので、退社したら机上にメモを
 置くことにした。
 
  その後行き会わない日が何日か続いた。
 その間「やっぱりお節介だったかな」と気になった。
 
  次に会った時、開口一番「メモをありがとう。役不足を間違って
 解釈していました。今後使わないようにします」と言ってくれた。
 
  機嫌を悪くしていなかった。心配していた気が晴れた。
 
  このことで、お節介は人をみてその人のためになる場合だけに
 しよう、と再認識した。


07.03.09
新聞と
ビール券2
 
  先日のひとり言の「新聞とビール券」で、購読新聞を変えたことを
 書いた。その続き。
 
  昨年の6月に、X新聞の販売店に断りの電話を入れてから10日ほど
 して、この地区の責任者という人がきた。必死の形相で、飛んできた
 感じだった。
 
  開口一番、「購買を中止されたのは、何か失礼がありましたか」と。
 「イヤ、永年読んだので別のを読もうと思っただけ」
 
  「Q紙に変更ですか。読まれてどうですか。たぶん物足りないはず
 ですが」と紙面作りには自信があるようだ。
 しかし、その意に反して新聞業界のシェア争いは厳しい、という泣き言。
 
  それなら、と思っていることを言ってみることにした。
 
  「じゃあ、購読者の立場からいい事を教えようか」
   「是非お願いします」と先方はあくまで低姿勢。
 
  「まず、購読者リストのデータベースは構築してある?。関係者で
 共有している?。
   データベースが構築してあると、
 
    1、長期購読者が突然乗り換えればすぐ分かり、すぐ電話なりが
      できる。
      競争が厳しいなら、10日も経っての訪問は遅いのではないか。
 
    2、長期購読者の5年、10年の節目が分かる。
      都度なんらかの挨拶をし、継続購読を頼む(確認する)ことが
      できる。
       その際、自宅訪問でもよいし、集めて新聞に関するセミナーか、
      簡単なパーティをやればもっとよい。
       そのときに、購読者が男なら女性の、女なら男性の社員か
      コンパニオンに ”これからも購読していただけますね”と念押し
      させる。イチコロだよ。
  
   と、このように争いに勝つには、”囲い込み”をするためのきめ細かい
   策を、新聞屋さんも必要だと思うよ」
 
   「ハハー、検討してみます」と平身低頭して帰った。
 
    つい先日、niftyからメールがきた。
    「あなた様はniftyに加入されてから19年経過しました。永年の
    ご愛顧ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします」と
    丁寧な内容。
   
   新聞屋に教えたのはこういう配慮の心なのだ。
 
   その後、X新聞が購読者リストをデータベース化したとか、囲い込みに
  活用するようにしたという話は、聞いていない。
 
   ヤ○ザの名残といい、囲い込み不足といい、新聞業界は今の時代の
  営業ビジネスとしては、策が足りないな、と思った次第。
 
   今購読しているQ新聞は、この6月までの契約。さて、どうしようかな。
 
  余談:Q新聞にはパチンコの折込みチラシが毎日何枚も入ってくる。
      X新聞は禁止しているようで、その見識には大賛成である。 
  

07.03.07
新聞と
ビール券
 
  昔は購読の勧誘方法が強引で「新聞はインテリが作り、ヤ○ザが売る」と
  言ったらしい。
  
  就職してから昨年まで約40年間、X新聞を購読していた。
 昨年になって、紙面作りが左寄りという噂を他紙で確かめてみようかな、
 と考えていたところへ地域紙のQ新聞の勧誘員がきた。
 タイミングがよかったので1年間購読することにした。
 X新聞の販売店に断りの電話を入れた。
 
  その翌日、不思議なことにZ新聞の勧誘員がきた。コワモテのオッサン。
 顔を見るなりいきなり、
  「旦那は酒を呑むかね」
 とビール券らしき数枚の印刷物をヒラヒラさせながら言う。
     

  その態度が気に入らなかったので、
  「酒は呑むがビール券はいらない」
 と言った。一瞬、「オヤ?」という顔をしたが、気を取り直して、
 市内に支局ができたとか、ビール券のほかにもサービスするから
 購読してくれ、と言いだした。
 
  「アンタ、タイミングが悪い。昨日Q新聞と契約したところだ」
  「では、1年後にはこちらでいいね」と強引。
  「 1年後の契約を今 できない」
  「新聞業界 では当たり前」
  「1年後のことは1年経ってから考える」
 などの問答をした。不服そうに帰った。
 
  後で分かったことだが、この業界では「 1年後の契約」は当然の
 ように行われている。
 世間知らずだった。
  
  X新聞を断った情報が、Z新聞の勧誘員に伝わったのかどうかは
 わからない。
  
  それにしても、新聞のセールスの「ヤ○ザが売る」はまだ名残があるな、
 と思った。
  もっとも、Q新聞の勧誘員はウラ若き女性だったが。
   イヤ、だから契約したのでは断じて、ない。
 
  この話には続きがある。次回へ。
 

07.03.03
納豆問題
 
  「仏の顔も三度まで」という。
 
   今回のひとり言は、前に書いた「イチャモン?」前書きのお礼」
  流れを汲む。
   だから三度目、なのだが仏様よりも寛大な読者は許してくれると思って
  いる。
 
   今日、少し前の新聞のあるコラムを読んで、「我が意を得たり!」と
  思わず手を打った。
  
   コラムは長文なので要約すると、
   
   「発掘あるある大事典Uの捏造問題で関西テレビの社長は、自民党
  本部での委員会で謝罪した。総務省には報告書も出した。
  しかし、報告書は公開しないし、記者会見もしないという。」
   そして、結末はこれ↓ 

         
       2月23日朝日新聞
        (ラジオ・テレビ欄から引用

 
  この新聞は全国紙だから大勢の人が読んだと思う。
  そして、納豆をかき混ぜて20分待った人は「そうだ、そのとおり!」と
  思ったことだろう。
  
   このひとり言の、
  「イチャモン?」では、本質を見失なわない、
  「前書きのお礼」では、読者にこそお礼を、
  と書いた。上のコラムと一脈相通づるところがあり「我が意を得たり」と
  思った。コラムのタイトルも「納豆をかき混ぜた人にこそ」である。
 
   今の時代、問題を発生させたら責任者はいち早く謝る、と「危機管理術」
  の第一ページに書いてあるという。そうすると、禍が福に転ずる、とも。
 
   だから、社長はもちろん、ヤトワレ芸人で責任はないと言えるものの
  司会の堺正章も早く所見を説明するべきである。いまのところ何もない。
   腰を低く、誠心誠意謝り説明すれば(堺は時には笑いをとる)、
  好感度がアップするせっかくの好機会なのに、もったいないことである。
 
  上のコラムは実はそこまで言っているのだと思う。
  

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