A HARD DAY'S NIGHT ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!
A HARD DAY'S NIGHT

TOCP-51113
1964年7月10日発売(英)
01 | ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ! 08 | エニイ・タイム・アット・オール
02 | 恋する二人 09 | ぼくが泣く
03 | 恋におちたら 10 | 今日の誓い
04 | すてきなダンス 11 | 家に帰れば
05 | アンド・アイ・ラヴ・ハー 12 | ユー・キャント・ドゥ・ザット
06 | テル・ミー・ホワイ 13 | アイル・ビー・バック
07 | キャント・バイ・ミー・ラヴ

初の主演映画のサウンドトラックがA面に、その他の新曲がB面、という形で構成された3枚めのアルバム。全曲オリジナル、しかもレノン=マッカートニーの作品で占められている。この自作自演の曲だけで構成されたという点で、ポップス史上におけるひとつの画期的な作品であった。
サウンド面では、ヴォーカルでダブル・トラックを効果的に多用したり、パーカッション類が増えたこと、12弦ギターを使い始めたことが特徴。詞にも変化が見られ、比喩表現をうまく使った(1)あり、叙情的な(5)ありと幅が広がっている。ジョンがヴォーカルをとる曲が9曲もあり、もっともジョンの色が強いアルバムだ。(1)(8)ではリード・ヴォーカルの低い音程の部分はジョン、高い音程の部分はポールと分け合い、息の合ったところを聴かせる。日本盤は初め、映画のワン・シーンをジャケットに使っていたが、再発の際にこのオリジナル・ジャケットに改められている。全英チャートでは初登場で1位を獲得、次のビートルズのアルバムに取って代わられるまでその座を守った。