RUBBER SOUL ラバー・ソウル
RUBBER SOUL

TOCP-51116
1965年12月3日発売(英)
01 | ドライヴ・マイ・カー 08 | 消えた恋
02 | ノーウェジアン・ウッド(ノルウェーの森) 09 | ガール
03 | ユー・ウォント・シー・ミー 10 | 君はいずこへ
04 | ひとりぼっちのあいつ 11 | イン・マイ・ライフ
05 | 嘘つき女 12 | ウェイト
06 | 愛のことば 13 | 恋をするなら
07 | ミッシェル 14 | 浮気娘

6枚めのこのアルバムから、発売される作品はすべてオリジナルとなる(『レット・イット・ビー』の(7)のトラディショナル・ソングを除く)。完全にアイドルから脱皮し、「ただの騒音だ」と決めつけていた人たちの認識を変えることになった。
サウンド面では、生ギター、生ピアノを多用し、全体的におちついた雰囲気をただよわせている。また、アレンジにおいても、キーボードからパーカッション、さらにはインドの楽器シタールまで駆使して、かなり凝った意識的な音づくりをしている。コーラス・ワークも独自のものを確立している。詞の面でも、ジョンの内省的な世界をテーマにした作品がめだち始めるなど大きな変化をみせている。ジョージもすでにビートルズ・サウンドの一翼を担うまでに成長。発売当初のセンセーションは時の流れに埋もれてしまったが、曲のすばらしさは現在でも少しも輝きを失っておらず、聴くたびに新鮮である。また、ジャケットのコンセプトもアルバム・タイトルも4人が考え、それまでシングルの寄せ集め的色彩の強かったポピュラー・アルバムの概念を一挙に変えた。イギリスでは半年以上10位内に入る大ヒットとなった。