REVOLVER リボルバー
REVOLVER

TOCP-51117
1966年8月5日発売(英)
01 | タックスマン 08 | グッド・デイ・サンシャイン
02 | エリナー・リグビー 09 | アンド・ユア・バード・キャン・シング
03 | アイム・オンリー・スリーピング 10 | フォー・ノー・ワン
04 | ラヴ・ユー・トゥ 11 | ドクター・ロバート
05 | ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア 12 | アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー
06 | イエロー・サブマリン 13 | ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ
07 | シー・セッド・シー・セッド 14 | トゥモロー・ネバー・ノウズ

このアルバムでは前作で試みた実験的サウンドをより発展させ、ポップ・ミュージックを芸術にまで高めている。もはやステージでの再現が不可能になるほどのサウンドを生みだし、発売直後に行なわれたツアーではこのなかの曲が1曲も演奏されなかったばかりか、コンサート活動そのものも止めてしまった。「イエスタデイ」に続いて(2)ではストリングスとともに美しい世界を作り、ポールはメロディ・メイカーとしての才能を開花させているのに対し、ジョンの作品は実験的な要素を強めている。当時、難解と思われた(14)は近年カヴァーするアーティストも多い。ジョージ作の(1)からも明らかなように、詞の題材も飛躍的に拡大させ、この面でももうアイドルとは言えなくなった。このアルバムの魅力は、新しいものに挑戦する強さにある。
グラミー賞も受賞したジャケットは、デビュー前からの友人、クラウス・フォアマンがデザインしたものだ。チャートの初登場1位はこれで6枚め。