M04:M04RR(リヤモータ化)連結ブロックの作り方

M04はノーマルだとタイヤ選択などなかなか難しいマシンですが、これをリヤモータ化して重心を少し後ろにすると見違えるように走らせ易くなります。これが通称M04RRです。(最初は単にポルシェ用にRRのマシンが作りたかっただけなんですが)。そのために必要な連結ブロックの作り方です。

1)準量産品:3mmポリカ板とサーボマウント

M04のRR化は元は私の発想ですが最初はアルミL字を使ったりの手作りでした。それをここまで広めたのはしのぶ珍氏作のこのパーツの量販があったからです。

詳しくはとこや3のホームページにあるのでそちらを参照して頂くとして、強度・精度ともに申し分なく、私も愛用しています。

2)手作り品:延長ブロック応用

最近、2台目用に作ったもので、M04ユーザなら誰もが持っている延長ブロック(M04MからM04Lへの)を改造したものです。精度は上には劣りますが延長ブロック、六角穴つきボルト、3mmスペーサ適宜だけで作製出来ます。

方法はギヤケース側の穴位置に合わせて、延長ブロックにネジ穴を開けるという非常に簡単な方法です。六角穴つきボルトをメインシャーシと干渉しないように埋め込むのがミソです。加工はボール盤があればベストですがピンバイスとリューターでも可能かと思います。手作りなので加工誤差はやすりやリューターで調整します。

で完成品がこちら。上下の角はサスアームやダンパーマウント取り付けビス用に斜めに落としておきます。後は希望するホイールベースに合わせてスペーサとボルトの長さを決めます。(上の写真はタムギヤ用に目一杯縮めた場合で通常のWBだともう少しスペーサーが必要です)

ギヤボックスに繋げたままで左右に分割出来るのでギヤ回りの整備も楽チンです。

おまけ

フロントはM04の定番ともいえる改造で、サーボおよびアップライトともにステアリングロッドが上側になるようにピローボールを取り付けています。このときメインシャーシ側にロッドの「逃げ」を作る必要があるのですが、ただ削るのでなく、熱した半田ごてを当てて自然にリブが出来るように加工しています。削るよりは強度低下が少ないと思っています。あとはサスーアームやメインシャーシは全て瞬間接着剤で止めてビス抜きとして軽量化を図っています。