ブラシレステスト('09/12)
まずは買ってみた編
いつも参加しているJOYBOXレースはモーターが540かブラシレスモーター21.5Tが選べます。 そこでブラシレス21.5のモーターとアンプを買いました、アンプは評判が良いLRPのストックスペック、モーターはヤフオクで安く出ていた中古のスピードパッション。
早速ですが回転をテスト、バッテリーはLiFe6.6Vです。 まずは参考までに
ジョンソン 15100rpm まあ電圧が低いのでこんなもんでしょう。
ではブラシレス21.5T 設定1:11500rpm、大体KV値どおりですね。
では、最強と言われる 設定8:12700rpm
ん?あれれ??、思ったより回りませんね。ジョンソンより回らないとは。 某所でのテスト結果からするともっと回ってもいいはずなんですが。 トルクは出ているようなのでギヤ比制限無しではよさげですが、 このままではギヤ比固定レースではジョンソンが上になりますね。 後日LiPoでテストしてみると、今度はブラシレスの方が回転があがりました。 どうやらバッテリー電圧にも依存するようです。
続
これでは終われない(?)ので次に手に入れたのはEPIC,DUO2というブラシレス、 こいつはモーター本体のエンドベルを回して進角設定できます。 タワーホビーの通販で購入しました。 円高でそこそこ安かったのですが、同じように進角出来るのでさらに安価でヨコモからも出ています。 とりあえずこれまでのデータでは
バッテリーA123LiFe、アンプ側は進角なし
ジョンソン 15000〜15500rpm
SP21.5T 11500rpm という感じでした。
早速テストしてみます。アンプはフタバの950CR、こいつはオプションのUSBアダプターを使ってPCで設定出来るし、 回転数、消費電流などのログが取れるのでとても便利です。 (まあ、それなりにというか結構な値段がしますが)
バッテリーA123LiFe、アンプ側は進角なし
EPIC,DUO2,21.5T
モーター側進角
-3目盛り:12700rpm
初期位置:14000rpm
+3目盛り:15500rpm
+5目盛り:16800rpm
お〜、遂に、ジョンソンより良く回る結果が出ました。 機械式の方が高級な電気式より良いのか、このモーターが特別回るのか不明ですが。 SP21.5TがKV1800だとすると最大進角だとKV2400相当になります。 これはもう全く別物と言って良いですね。これならギヤ比固定のミニクラスにも使えそうです。 これで、さらにアンプ側で進角すると回転がまだ上がります。 20000rpm位までいきそうでしたが、ガガッガッと異音が入るようになり(同期がずれる?)、 いかにもヤバイ感じになりましたので止めときました。 消費電流も急増するのでイカにも効率悪そうなんで、アンプ側の進角はそこそこにしとくのが良さそうです。 (ちなみにNiHでモータのみを最大進角としたときは20300rpmでした。)
う〜む、こうなるとヨコモのモーターも気になりますね。同じような性能ならもう1個あっても良いかも。 でも実戦投入となるとアンプももう1個となるから、また出費がかさむ〜。 モーター側で進角できるならアンプは安いのでも良いのかな、でも相性がるみたいなのでちょっと不安。
さらに続く
進角変更出来るEPIC、DUO2が好感触なのでもう一個買うか、他の進角変更できるのを物色していたのですが、 手元にあるスピードパッション21.5Tが勿体無い。
なんとかならないかバラしてみました。 モーター前面からエンドベルまで通しボルトで固定されていて、センサー部はエンドベルに固定されています。 やはりこのままでは進角変更は出来ません。 で、ボルトを抜いてしまうとエンドベルはフリーに回ります。お〜、これはいけるんでないかい?
そのままアンプに繋いで回してみると、エンドベルを進角方向に回すと確かに回転が上がります。 あまり進角つけると効率が悪そうなのでちょっと控えめにして、あとはアンプの設定で状況に応じて変更するのが良さそうです。 流石にそのままでは外れたりして危ないので、エンドベルに穴を開け直して固定することにしました。 ずらした位置にネジを使ってマーキングしてボール盤で2.1mmの下穴を開けて2.5mmのタップを立てて完成です。
2枚目の写真、わかりますでしょうか? エンドベルが約20度ほど傾いてついています。 これで回転数を測ると(LiFe使用、アンプの進角は0)元は11500rpmだったのが14000rpm近くになりました。 ジョンソンよりちょっと回らない位です。 これなら高級なアンプではなくても良いかもしれません(センサーレスは無理かも)。
勿論公認レースなどでは使えない改造ですが、ローカルレースでの使用は大丈夫かな? ブラシレスはどうせアンプ側で進角とか変更できてしまいますので、モーターも進角変更出来るタイプが主流になるかもしれませんね。
一応断って起きますが、もし真似する方がみえましたら自己責任でお願いしますね。
テスト走行編
ブラシレスのテストも兼ねて岐阜・大垣のホットラップにTOSHIさんと一緒に行ってきました。 ホットラップはインドアで暖かいので寒くても平気です。ピットも綺麗で、走行料も400円/時間(長時間だと割引あり)、インドアにしては安いし、ピットも広く綺麗です。 カフェが併設されていて食事をすると+1時間の走行券が貰える、逆に言えば300円位でお昼も食べられるのも良いですね。 難点は我が家からはちょっと遠いことかな、高速代もかかりますし。
持ち込んだのはミニとF1、どちらもLiFe搭載ですので、充電・走行の繰り返しでまさに猿ラジ状態です。 特にミニは楽しかったですね。私には丁度良いスピードで、2台でチキチキ楽しみました。 私のミニはブラシレスEPICの21.5T、TOSHIさんはジョンソンを積んでいて、最初はストレートで置いていかれましたが、 進角調整すると丁度良い同じ位のスピードになりました。
フタバのアンプMC950を使ったので持ち込んだPCで回転をチェックしながらの走行で良いデータも取れました。 これでJOYBOXのギヤ比固定のミニクラスにもブラシレス21.5Tで参加出来そうです。