昆虫の営み ３

（1３）カバチコマチグモ

ススキの茂ったくさむら。  長い葉に目をやると、折りたたんだように見える不思議なやつに出くわす事があります。

人か、虫か、動物がやったのか、謎に包まれた不思議なやつです。

開いてみると、卵と思われる物体と、そばには蜘蛛がいました。  図鑑によると「カバチコマチグモ」という名前です。  更に調べると、こいつは雌で卵を守っているようです。  もっと恐ろしい事がわかりました。  こいつは毒蜘蛛なんです。  牙でかまれると、指を噛まれただけで肘まで腫れるほど、毒は強力のようです。  ススキの葉は、触れると皮膚が切れるれるので近寄る人はいないでしょうけど要注意ですよ。