010304 まんが日
何となくたまってしまったまんがを消化。
先ずは単行本から。
『サトラレ』(佐藤マコト)1巻
連載時から方々で話題になっていたところに映画化まで決まってしまい、まさに今話題の一冊。
周囲の人間に考えていることが伝わってしまう「サトラレ」という設定を生かし、サトラレとそれを取り巻く人々の”人間性”を、
コメディーながら温かく描いている。
「サトラレがこんな環境におかれたらどんなことになるだろう」という面白い設定を用意し、
そこに人間性への考察を含め、毎回、よく作り込まれたストーリーが展開されている。
真っ正面から性善論を唱えられているようで面はゆいところもあるけれど、
コメディー部分で笑わせながら一気に読ませる。
安心して人にお勧めできる一冊。でも、絵はもうちょっと安定するといいな。
『ヨコハマ買い出し紀行』(芦奈野ひとし)8巻
はい、改めて言うまでもありませんが、心地良いです。
アルファさん放浪編と言うことで、いろいろな風景が描かれていて、
それらが情感たっぷりに迫ってくる。でも、アルファさんはどこ行ってもやっぱり”てろてろ”なのね。
ただ、72話「ささげ」では以前よりも成長したタカヒロとマッキが描かれ、
この悠久のような世界でも時が流れていること感じさせるアクセントになっている。
そうそう「衝撃のキスシーン」もわすれてはなりませんな。
『バーニーの絵日記』(MINECO)
本屋で見かけて、ジャケ買い。中身もかわいい猫がいっぱい〜。表紙に惹かれたなら、買いです。
ストーリーは、主人公バーニー君のささやかな感動と冒険の日々を描いた、童話風のお話。
ますむらひろしに近い?(『アタゴオル』ちゃんと読んでないので、違ってたらごめんなさい)
スれてしまったオイラには生ぬるい展開ばかりだけど”かわいぃ〜”のですべてOK。
『HEAVEN?』(佐々木倫子)2巻
相変わらず、まぎれもなく佐々木倫子。主人公の「なんでそこまで」というほどの諦めっぷりがいい味だしてる。
続いて雑誌。
モーニング マグナム増刊No.19
『サトラレ』(佐藤マコト)殺意を抱くサトラレと彼を取り巻く人々の葛藤。今回もうまく作られた話だった。ラストのオチには「そうくるか」と唸りましたが、もう少し盛り上げる演出をしてくれるとなお良かったなぁ。
『ちひろ』(安田弘之)叙情的な一話。水族館の魚と風俗嬢の対比。静かで魅力的な描写。
あとは『月と雲の間』(岩館真理子)『そのワケは。』(サライネス)『S60チルドレン』(川畑聡一郎)あたりは安心して読めるかな。
しかし、新連載が片山まさゆきの野球まんがって辺り、向かおうとしてる方向性に不安を感じずにはいられない。
電撃大王 '01/03
『ダークウィスパー』(山下いくと)は相変わらずページ少ない上に読みづらい。やっぱり単行本にまとめてもらわないとツライ・・・。
他はもうどうでもいいので流し読みするが、やはり『あずまんが大王』(あずまきよひこ)は頭二つくらい飛び抜けている感。
アワーズライト '01/04
ここのとこ『素敵なラブリーボーイ』(伊藤伸平)が一番のお気に入りだったりする。が、何故ここまで惹かれるのかわからない。
この魅力をうまく言葉にしてくれる書評/感想がどっかにないかなぁ。
先月号から続けて掲載の西村竜『S and S』のすっきりした絵柄+ノー天気なノリも結構好き。
もちろん『マイ・クレイ・ハニー』(おがきちか)の甘さにもメロメロ。
アフタヌーン '01/04
やる気たっぷりの表紙にげんなりしてしまいますが、好きな人には嬉しいんでしょうねぇ。
ここんとこ読まない作品も増えつつあるアフタですが、それでもトータルで見れば他の雑誌よりもアベレージ高いです。
今月もNO.1は『神戸在住』(木村紺)今月の殺し文句は「二月のスペアミントは、口の中にさぞ冷かったろう。」
あ、欄外のコメント「なんか売り方が汚いなぁ。ごめん。」にも良心を感じてなんか嬉しかったな。
新連載『THE END』(真鍋昌平)ストーリーはまだ見えないけど、ページからにじみでるようなパワーを感じさせる力強い絵と演出が期待を高める。
四季賞『BARONG』(奥田一平)は私的にダメ。絵の達者さは認めるけど借り物を寄せ集めだけで中身がないようにしか思えなかった。
どうだろう、山口穣司の『BIRTH』とか好きな人にはいいかも。
『夢使い』の暴走は押さえた方がいいじゃないの、とか思うけど、『ぽちょむきん』の迷走は止めなくていいや。
010303 飲み日
飲みだというのに、朝から装置がトラブルで動かない。
最終的には、先輩に修理を押しつけて会社を後にする。以前はできなかったけど、今ならできる(笑)
飲み会では、福井弁の暖かみを堪能。「名古屋の人のしゃべりはキザ。ホストみたい」とか言われてしまう(三河なんですけどね)
お開きの後、駐車場でゲートが開かずに立ち往生。警備の人が来るまで30分待たされるハメになったが、
酒の余韻とBGMのLITTLE TEMPOに浸りながら、気持ちよく待つ。しょうがないよね、深夜じゃね。