画廊もどき 1
(8)寒の頃
氷点下の小川。
しぶきは氷になって流れの音を吸収し、水音はささやくほどしか聞こえません。
流れの遅い所の水はシャーベット状になって、少しづつ氷に変化して行きます。
手がかじかむのを忘れて、ぼうっと眺めていました。