カラスウリの栄養繁殖

秋に赤く熟れる実をつけるカラスウリ。
その実の中には、柿の種ほどの数個の黒い種が入っています。
播種したところ、この実の発芽率はとても高く、ほとんどの種から芽が出ます。
そんな高い発芽率を誇るカラスウリですが、もう一つ驚くべき繁殖方法を身に着けています。
それが栄養繁殖です。
果実

実が赤く熟れる頃、茎の先端をたどってゆくと、先端が土に潜っているものがいます。
つまり、根元と、先端が土に潜っているのです。
なんだこりゃ、と先端の土をどけてみました。
茎の先

すると驚いたことに、小指の先ほどの根茎が現れました。
掘って見ると

カラスウリの茎の先端の全部が、こういう根茎をつくるわけではなさそうです。
先端を探しても、ほとんどがそれで終わっていて、滅多に根茎に出会えることはありません。
別の角度から

来春には、この根茎から新しい芽を出して成長をします。
そっと土をかぶせて立ち去りました。
根茎
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