ヤブマメの生き残り作戦
夏から秋にかけて地味な花をつけるヤブマメ。 人が歩きまわるような場所の隅っこに、ちゃんと自分の居場所を確保しています。 この地味な花は人に注目される事は滅多にありません。 ところがどっこい、この草は、とてもしたたかに子孫を残す術を身につけているのです。 まずは普通の花です。 |
秋も深まった頃のヤブマメのツルの先端です。 土に埋もれていましたが、土をどけると、何やら白い豆の鞘のようなものが現れました。 |
近寄って見ると光が当たらないので、日焼けこそしていませんが明らかにマメの形をしています。 |
実際の実は1cmほどの大きさがあります。 でも普通の豆は1mmに満たないほど小さいので、閉鎖花の豆の大きさがわかります。 その上地中にあるので、発芽はすごく有利になりますね。 |
鞘を割ってみました。 中には結構大きな種が入っています。 食べてみると、落花生を生で食べているような、期待以上の味でした。 食用になるそうですが、おやつにしようとすると、集める労力が大変です。 |