・大きめのネズミといった外見で病原体を持つカピバラに襲われた者達はこれを撃退。その後現れたラマも粉砕した。(1F・成果D:損害特に無し)
・生物の肺に入り込み増殖していく毛玉、パウダーイーターとの戦いでは「解毒剤A」が無かったら彼らも毛玉となったであろう。(1F・成果D:一名負傷も大事に至らず)
・モンスターの死体から取り出した「箱」よりクリスタルらしき結晶体を手にしたグループは、内部で悪徳休憩所を経営するものにより「金塊Lv2」を失った。(2F・成果D+→D:金塊Lv2を失う)
・そこで地球軍の戦車と戦って撃退したものは、応急処置を終えて後を追ってみると行き止まりだったはずの通路のどこにも戦車がいないのに気がついた。(3F・成果D+:地球軍戦車らしき物と接触)
・まだ「ボス」の倒されていない3階では、2FまでのG・マンティスより強そうに見えない、動く植物「ぐねぐね草」の方が強敵であるのを身をもって体験した冒険者たちがいた。(3F・成果C:G
・バットの正体が機械化した樹木であると報告)
・葉の針で獲物を麻痺させた後、花弁の牙で食いちぎる「ブラッド・フラワー」を打ち倒したものは、それまでより大きな「箱」から「巨人の手斧」を手に入れる。(3F・成果C:「巨人の武具(b)」を入手)
・モンスターの出現場所を特定して塞ごうと探索を続けていたものは、なにもない空間から光と共にフェータルバニーが出現するのを目撃した。モンスターの力でなく迷宮の作用のようである。(1F・成果C:モンスター出現の仕組みを確認)
・女ニンジャと遭遇した者たちは、苦戦するもそれがシリモチをついた時に「いたたたたた…」と口走るのを耳にし、それに気付いた女ニンジャは逃走した。(3F・成果D+:女ニンジャの運の強さと人後を解するのを確認)
・階段を守る「Boss」ブルーフラワーと遭遇した者達は苦戦しつつもこれを撃破した。(3F・成果B:Bossを撃破)。なお、これ以後3Fのモンスターが弱体化したのが確認されている。
・4Fは機械仕掛けのフロアだった。モンスターもG・マンティスやG・ハウンド等の機械生物や、刃の付いた輪という形状のキラーリング等全て機械絡みであり、罠も追いかけて来る檻、自分からくっついて爆発する爆弾、剣を持ったものだけを追いかける毒矢などがそろっている。それを確認したものたちは、それらを破壊しつつ暴れる「Boss」らしきモンスターを目撃した。(4F・成果C:「G・ドラゴン改」と遭遇。軽傷はあるも損害にはいたらず)
・4階のモンスターたちに苦戦していたパーティーでは、一名がはぐれてしまい行方不明となった。残り2名は救出の余裕はなく帰還した。(4F・成果D+:一名行方不明)
・「案内所」の女性の話では、各階の階段を守る「ボス」を倒したものの陣営がその階の支配権を得るらしい。現在1F、2Fは海賊の支配地域。「支配」することで「物事がその陣営に傾くようになる」ので、有利になる。
・「案内所」は海賊連合から派遣された職員が詰める物品鑑定所兼交換所の通称である。冒険者のパーティー斡旋も行なっている。また、死亡した人間のアイテムは「交換所」で半分回収されることになる。
・「扉」の内部で少年と遭遇した者は、彼から「金塊グモ」という宝のクモがいると告げられた。
・「扉」のいずこかで「レッサー・ダイモン軍団」を操る魔術師「ブラックエンド」が3Fが突破された報告を受けていた。
そういうことで戦闘メインのようですのでこのような形態で書いてみました。キバラはブラッドフラワーとの戦闘。いきなりのセリフが「大往生!」でした。
2001,06,25扉の案内所ではアトッサがディスに向かってヒマだと愚痴をこぼしていた。
扉の左塔、第4階層のボスである「G・ドラゴン改」との戦闘は自らへの過信から不用意に近付いたものが焼き尽くされた。それで慎重になったか、4本の足と、頭部+胴体の5つに分離した各部品を各個撃破した。多人数が関った結果として各人に配分されるアイテムは微々たるものであったが。「金塊グモ」についての情報を握る少年を探し、みつけた一同は彼を問い詰める。口調から女ニンジャとの関係も考えたが、怯えた少年は泣いて姉に助けを求めている。彼に案内させて黄金グモをみつけ、倒したもの達は金塊を手に入れる。その間に少年の姿は消えていたが。
死んだ者のアイテム回収に向かうものに同行しようとしつこく食い下がった者はキレたアトッサに追い回されることになる。
食事中の女ニンジャと遭遇してしまったものは、その圧倒的な戦闘力に壊滅寸前となる。だが、ねこの扮装をした冒険者に興味を持った女ニンジャはその正体である女道化師クラウンの姿を表わす。ひとしきり冒険者をいじり回して気がすんだクラウンは、上の方に百倍は強い者がいると言うと、天井を開けて去って行った。
ダイモンと戦っていたものは、その一体から情報を聞きだしていた。第5階層の主、魔術師ブラックエンドは上位のダイモンをも操っていて、第5階層はダイモンの闊歩する血の臭いが消えることのない場所だということだった。
第4階層の怪鳥の村では冒険者たちが歓待を受けていた。ここの住民である怪鳥たちは「人間の声」がいい具合に頭に響くということで、大好きなのだという。怪鳥たちは「最近迷宮に見慣れない者が出現している」と不安がっていた。第5階層にいる長老スライムも不吉なものを予見したという。更に上の階の物を考える種族ならば「見慣れないもの」について多くを知っているはずだということだった。
G・ドラゴン改を倒した冒険者たちは一斉に案内所に帰り、ごったがえす店内にアトッサは「ウザイ」と不機嫌だった。諭すディスに「うっさい」と睨んだアトッサに、ディスは思わず「ごめんなさいでござる」とあやまってしまった。
今回は結果がデータとしてでは無く描写されていましたので、普段と変わらない書き方で。キバラはG・ドラゴン改との戦闘で、収穫は宝石Lv.2でした。
2001,07,30「扉」の第4層で先月発見された真鍮色の機械装置に、万全の体調で再びやってきた冒険者たちは、それを守る真鍮色の機械人形との戦闘に突入。傷を負いつつも倒した後に解毒剤や回復ウォーターで治療した一行が手に入れたのは「ブリキの勲章」だった。そして機械装置を作動させたところ、大きな地震が起こった。
血の臭いのする冷たい空気に包まれた第5階層。ここの上位ダイモンとダイモン・ソウルは強敵であり、「ホーリー手投げ弾」でも怯ませることがせいぜいだ。「聖印」を掲げるものには攻撃して来ないようでもあるが。
スライムの村の住人は自由に形を変えられるようで、ほとんどが整った容姿の人間型をしていた。長老だけは不定形のままで、周囲の者の話によれば「ボケが始まっている」そうだが、だからこそ「予見」が出来るのだそうだ。
長老のボケに苦労しつつ聞き出した情報では、真鍮色の機械装置は昔からあったが、その守護者を名乗る同じ色の装甲の「忌まわしいアラストール」が「見慣れないもの」であるらしい。「不吉なもの」や「ブラックエンド」については情報が聞き出せず、クラウンについては「機嫌損ねたら殺される」という。そして上の階について「本当は言ってはならん」と言いながら、「本来生息しているモンスター以外は最上階の八階の奥にある正門を使わねばならないが、六階にはモンスター用の”扉の扉”の裏門がある。門の奥には異空間が広がって迷宮の主が座しているはずだが、そこに禍々しいものが渦巻いているのを予見した」という内容を語った。
第5層を聖印を掲げつつ探索していたパーティーは、やがて豪勢な扉の奥で階層のボス「魔術師ブラックエンド」と相対する。ブラックエンドは杖で雷を操り、攻撃が命中しても倒れない。だが、壁を破って乱入してきた真鍮色の六メートルほどある4本腕の尻尾付き機械人形を「ミュジカの仇」といったブラックエンドは冒険者を一瞥すると回廊の奥へ消えていく。それを追う機械人形を、更に追跡しようとした冒険者たちの目の前で何層もの鉄の壁が閉じていった。
聖印を掲げていても、通路の関係などで逃げられない下級デーモンは逆に襲って来る。聖印の効果で動きが鈍るため何とか勝利するが、やはりボスの存在する階層では下層より強敵だった。そんなパーティーは、二本足で直立する偉そうな態度の白猫と遭遇した。
先月クラウンが逃げた天井に当たる位置では隠し扉が見つかった。そこを張込んでいたもの達は少年を見つけ、「お客さん」として招待され、少年は「姉ちゃん呼んで来る」と再び出ていった。その少年は迷宮で他の冒険者につかまり、付き合わされることになる。
その頃、また別のパーティーがブラックエンドと遭遇していた。両断されても倒れないブラックエンドを「吸血鬼」として「銀の弾丸」で攻撃するものは確かにダメージを与えているが、決め手にはならないようだ。そして再び機械人形が乱入するが、今度は鉄の壁は落ちて来なかった。
少年に案内されたのはぬいぐるみやクッションなどのある明るい雰囲気の部屋だった。そこに少年より先に帰って来たクラウンは攻撃しようと構えるがその気をなんとか逸らし、猫の格好をしたものが多いことからも満足したクラウンに歓待されることができた。
クラウンの「敬っている」のは「猫」だということだ。それはダイモンやブラックエンドと敵対しているわけではないが、ブラックエンドは血のある者は吸い尽くしてしまうので嫌われ者だという。
クラウンは「もう泊っていった方がいい」と言って、なぜか外が見える窓を示した。カーテンを開けた先に見えたのは、4足の巨体の機械魔獣「G・トウテツ」が何体もうろついている光景だった。G・タイガーやG・マンティスも従うように歩いている。なんでも食べるG・トウテツは下級ダイモンをも食らっていた。
案内所では5回で見つかったアイテムをディスが作動させてしまった結果、妙に寒くなってコタツが持ち出されていた。そこに帰って来たパーティーには二足歩行する猫が付いてきており、大きな態度で部屋と酒を要求した。
キバラは少年に案内されてクラウンと関ってます。「カピバラの毛皮」と「100mロープ」で「大型ニセ猫じゃらし」を作って、それで気を惹いて。PCさんも何名かじゃれてますけど。
2001,08,27「扉」迷宮の第5層、強力な機械系モンスターであるG・トウテツ等が闊歩するこのフロアの真ん中にある「クラウンの部屋」は、なかばベースキャンプと化していた。主なモンスターが機械系であるため食料調達に多少の困難はあったが、少ないながらも存在する植物系モンスターや、宝箱から発見されるなぜか加工済みの肉などでそれほどの不自由はしていない。
クラウンも冒険者たちと馴染み、一部のものは彼女を師匠と仰いでいたりする。和気あいあいの食事中、クラウンはいとも簡単に一同に「ブリキの勲章」を配っていた。
クラウンの部屋にあった扉の向うは、大きな浴室であった。にぎやかな女性陣の入浴中に聞いた話では、外にいるのは「アラストール」達、トウテツは「アラストールもどき」という存在らしい。そして、浴室に更に存在するもう一つの扉は「扉の扉」6回裏口へ通じる秘密の勝手口で、その先には「おっきい猫」もいるという。
一方で、扉案内所についてきてしまった、態度も身体も大きい「ねこさん」は、偉そうな態度ながらも人々の問いに答えて6階以上の様子を語る。それによると、どんどん知的種族も多くなっていくが、今はもうアラストールだらけで「いると死ぬ」から、観光がてらに逃げてきた。6階裏門や最上階正門の「扉の扉」の奥に広がる異空間「いぎょうせかい」は王さまの世界であるのに、アラストールたちはそこから現れ、時には「扉の扉」も使わずに迷宮無いに姿を表わすのだ、扉で一番偉いのは「いぎょうせかい」にいる王さまで、行けばすぐに会える、扉を作ったのは誰でもなく、王さまと共にあるもの、謎の機械装置は「こっちとあっちでどっちかにする機械」、ということだった。また、冒険者たちの持つ「ありがたい護符」に目を留め「いいものもってる」とつぶやいていた。
第5層ではG・トウテツと戦うパーティーがいくつかあった。あるものはG・トウテツに他のモンスターとは違う「機械の守護者」に似たものを感じていたが、作戦がうまくいき善戦していた。だが、周りのモンスターを取り込んで機隗四脚魔獣「真トウテツ」に進化したことで苦戦をすることになる。
また、第5層のBossである吸血鬼「ブラック・エンド」と遭遇したパーティーには、彼と取り引きをしようという者達も存在した。だが好戦派が隙をついて攻撃したことから戦闘に突入。更に別のパーティーも到着し、多くの者が「サンシャインナパーム」を持っていたことからブラックエンドは打ち倒される。だが、ブラックエンドは最後のあがきで冒険者の一人の首筋に牙を立て、そのものは「黒騎士」となって去っていった。また、ブラックエンドと交戦していたらしい新中期かいは、ブラックエンドの塵を確認するといずこかへと去っている。
クラウンに案内されて入った浴場の扉の先は、高さも幅も10m以上はありそうな自然の洞窟だった。そこを進んだ先に見えた「扉」は、この「迷宮」の扉に酷似していた。
そこに壁を透過して出現した真トウテツに対して反応したのか、パーティーの一人が持っていた「巨人装備」、肩当て、腕当て、手甲、手斧が組み合わされたものが鳴動し、空間の向こうから「肩の向う」が出現、全長9メートルを越す「巨人騎士」となった(なぜか頭部にネコミミが付いていたが)。
巨人騎士の参戦で、守勢ながらも効果のある一撃を与えられるようになったパーティーに、やはり真トウテツに追われ、クラウンの家を発見して勝手口経由で逃げてきたのは、クラウンの弟ルドを連れたパーティーだった。クラウンは勝手に入ってきたパーティーに怒りを表わすも、ルドの存在で落ち着きを取り戻した。一同は共闘して先に存在していた真トウテツを撃破。それと同時にあとから来た真トウテツも粉々になる。同時刻、他の真トウテツと戦っていたパーティーも動きを止めた真トウテツに止めを刺していた。
洞窟の扉の前では、クラウンらともう一つのパーティーが合流して「異形世界」へと向かっていた。家を荒らしたこと(真トウテツが通り過ぎたのだから)と、ルドを連れ回していたことは「カピバラの毛皮」で手が打たれた。自分の価値に悩むルドの姿もあったが。
扉から出た先の「異形世界」は、ひとりでにうねる植物や異様な動物の存在する、虹色の空を持った世界だった。森を抜けた先には、サンタマリエッタより少し小さいぐらいという、結構大きな城下町があった。その反対側には闇に包まれた空間がある。ルドはそこがアラストールの住み処で、こちらからは入れないと悔しそうに言った。
扉案内所では、八土王配下の騎士達が「案内所の閉鎖」と言って中を荒らしていた。怒るアトッサにそれ以上の説明をしようとしない騎士達に応戦する冒険者たちは、自分たちが「扉」に挑んでいたことで圧倒的な強さを身に付けていたのに気がつく。殺さないよう手加減するのも大変だという状況を変化させたのは、「ねこさん」の喪失状態にさせる鳴き声だった。騎士たちは追い出され、それを伺っていた神聖騎士「影に潜みしジョンストン」は改めて扉案内所を危険なものと認識、閉鎖の決意を新たにしていた。
キバラはクラウンに弟子入りし、「ネコミミパーティー所属☆」という称号が付きました。似合わないものを貰ってしまいましたねぇ。
2001,10,01「扉」の案内所ではアトッサがリストの誤植を見つけて一人で騒ぎ、周りの者は巻き込まれないよう慎重に様子をうかがっていた。その案内所に勝手に滞在中の、自称王族の「ねこさん」にこちらに向かっているという「銀ちゃん」について訊いたところ「殿下が」と驚いていた。それをなだめつつ、冒険者たちはねこさんから王さまへの紹介状を取りつける。
案内所は先日、海賊陣営から閉鎖の通達を受けている。それでは困る者達は、アトッサに「迷宮」内部への案内所移転を提案、悩みつつもアイテム類は1階に運んでおくこととなった。
5階の迷宮には、ボスを倒したというのに上への階段が出現しなかった。度重なる捜索でもそれは見つからず、また「鋼砕の螺旋器」で天井に穴を開けようという試みは失敗に終わった。
吸血鬼ブラックエンドに噛まれて黒騎士と化した冒険者に対し、せめて自分たちの手で始末を付けようという者達が向き合っていた。吸血鬼と同じ弱点を持つ黒騎士は冒険者達の攻撃にダメージを受け、クラウンの家から「扉の扉」を通って「異形世界」へと逃れ、森の中へと姿を消した。
異形世界の街は海賊達の文明国と比べても遜色のない規模だった。そこには様々な種族が暮らしているが、共通して「猫耳」という特徴を持っている。その市場で聞いた話では、森には蟲の出てくる「闇」から王さまや城下町を守る「ドラゴン様」がいるのだが、最近おかしな声をあげているらしい。また、森を抜けて「闇」に向かおうとすると、おかしな動物達が襲って来るそうだ。
大きなねこである王さまとの謁見場所には、海賊陣営だけでなく地球陣営の者達もいて、緊張が漂った。だが、踊り出した王さまにつられて勝手に踊り出した一同はいつの間にか入り交じり、緊張も解かれた。
会談での話によると、ここに来るまでにあった真鍮色の機械装置は『ひみつのしくみ』である『システム』を作動させるものだという。それは既に3つのスイッチが押されているので起動している。数ヵ月後には投票券とも言える『ブリキの勲章』を持つものによる意思表示という『投票』が行なわれ、扉を開けるか閉めるかの決定がされるという。
また、『本物のひみつのしくみ』というのもあり、それは迷宮内でたびたび感じられていた「体が重くなった」ことの「でっかいやつ」という。その二つと「世界と世界とを繋ぐ能力」を求め、あるいは自分達以外には使わせたくない「蟲」たちは起動させた人間達に腹を立てている様子だという。おそらく投票は妨害されるだろう。
そして「アラストール」は蟲達が「システム」の一部を使って作り上げた道具であり、根本は同じものという。アラストールの非道を見てきた者達は討伐を王さまに申し入れ、それを受けた王さまは『扉の管理人さん』として、扉内の全冒険者に蟲の討伐を命令した。
現在蟲達は最上階の制圧を狙っており、最上階の支配者の魔女『ディーテ・ミュージカ』と最強怪獣『ラプシヌプルクル』が応戦しているが、時間の問題。王さまは最上階の一部を制圧されているために城から出ることができず、一同に望みを託す。しかし、左塔だけでなく右塔でも6階から上への階段が見つかっていない。異形世界から最上階に通じる階段は『ドラゴン様』の所にあるが、現状ではつかえる状況ではないという。
『銀ちゃん』について王さまは心当たりがないようだが、従者によると「子供が多すぎておぼえていない」らしい。また、ディユ・メシャンという地球人について訊かれると「蟲は全部キライ」と答た。そして冒険者の一人は「お妃候補」に認定された。
森から街に向かわず「闇」に向かった者達はおかしな動物たちに手を焼いていた。結局逃げ出すことになったが、逃げ出してからは動物達の攻撃はピタリと止んでいた。その上空には空を飛ぶ3つのものが、黒い霧のようなもの、白い光条、炎を応酬しているのも見られた。
森の中に入った他のパーティーは、紅いドラゴンが黒いドラゴンと交戦しつつ、一体どうしたんだと呼びかけているのに遭遇する。紅いドラゴンは冒険者達に「さっさと出て行け」といい、黒いドラゴンを追っていった。
「扉」案内所は影を操る「闇に潜みしジョンストン」の襲撃を受けた。それは迷宮で手に入れたアイテムの力も借りて撃退したが、より危険であるという印象を与えているようだ。アトッサのもとには海賊連合からの出頭命令が届き、アトッサは案内所を「異形世界」へと移転するのを決めた。
キバラは王さまと「お手合わせ」願ったら、肉球触らせてもらいました・・・意味ちがうって(^_^;)
2001,10,29異形世界の王さまで「扉の管理人さん」でもあるねこさんは、地上にいる「銀ちゃん」の親でもあるが、猫的思考の持ち主で自分の子供に関しても過度に干渉する気もなければ、よく覚えてもいない。側近の話によると「銀ちゃん」は周囲の者の戦う気持ちを削ぐ「幸せ粒子放散能力」を持っているが、それが強い力で放射された場合は生きる意志すら失いかねないということだ。
「楽園天使」が王さまに同盟を申し入れたのを知り危惧する地球側の面々もいたが、王さまは別に誰とも同盟したわけではない。城下では誰でも受け入れるし、すでに勝手に活動している。
カルヴァーニ島の「扉」案内所が破壊され、アトッサは異形世界へと案内所を移転させている。その作業には当然ながらディスがこき使われているのだった。
案内所をおそった「影に潜みしジョンストン」の再襲撃を迎撃した者たちは、その傷が見る間に再生するのに驚愕する。ジョンストンは案内所を潰そうとするのが「送り込んだのが失敗だったから」という。扉の「裁定」を起動た冒険者たちが、異形世界に居座り、さらに最上階へ向かわれると非常に困るというのだが、「裁定」が「投票」と同じことを意味するのなら、それを邪魔しようというのは蟲たちのはずだ。それには答えずにとどめをさそうというジョンストンに対し、その影を攻撃することを思いついた者がいたことで、体に風穴をあけられたジョンストンは動かなくなった。
異変を起こした「黒いドラゴン様」を何とかしようと協力を申し出た冒険者たちを「赤いドラゴン」は受け入れ、白いドラゴンと共に再び説得に向かう。さらに「黒い色がいけない」と様々なもので作った物で塗り替えようという行動もとられた。戦闘による傷と、色によるというよりはおそらく混ぜられていた聖印などの影響でおとなしくなった黒ドラゴンは「取り憑かれたが最後元には戻れぬ」といい、自ら転生することを選んで命を絶った。そして城の中庭の卵型のオブジェから小さな(といっても人間より大きな)黒ドラゴンが誕生した。そして最上階への道も開かれた。そこは左右で分かれていない一繋がりの空間であり、蟲の侵攻を食い止めている魔女「ディーテ・ミュージカ」と最強怪獣「ラプシヌプルクル」に協力するように王さま(の側近)から頼まれた。
最上階は今までの階と同じような構造で、真鍮色の兜を付けた巨人アラストールに、巨大な蛇と、小さな魔女に率いられたもっと小さな魔女の集団が戦いを挑んでいた。異形世界へと通じる「扉の扉」は守っているが、そのほかの様々な重要な機構がアラストールの勢力下におかれてしまっている。中でも奪回が急がれるのは「扉内部重要機構防衛機構」だということだ。
異形世界では暗黒騎士と化してしまった元冒険者を打ち倒し、「闇」も破壊した。だが、かつて地球と海賊の和平会談にも打ち込まれた「光の砲」が扉の右塔に命中。さらに光の柱から「グーラゴング」と呼ばれる化け物が現れ口から「光の砲」を撃って暴れだす。そして「ブリガム形態」へと変形したそれは光の玉を城下町へと撃ちだした。
キバラは戦闘に師匠(クラウン)を強引に参加させようとして引っかかれてます。
しかし対立型のゲームで「共通の敵」を持ち出してこられるのはいいかげんどうかとも思いますが。このパターンはもう飽きてる人も多いみたい。
2001,11,26異形世界に移設された「扉」案内所にはサンタクロースに扮した地球人が「ブリキの勲章」を配ったりしているが、サンタクロースを知らない「黄金の海」世界の住人である海賊達には意味不明の行動に映る。
その案内所も「グーラゴング/ブリガム」による危険が迫っているとして避難が考えられていた。アトッサは荷物を置いていけないというが、冒険者の腕輪の力で影の中にアイテムを納めることで避難も開始された。ただ、その者は重さは感じないようだがやがて激しい疲労に襲われる。また、アトッサとディスは「ブリキの勲章」による「投票」に参加するつもりはないようだ。
光の玉を生み出す「ブリガム」と光線砲を放つ「グーラゴング」の2形態を使い分けるそれに対し、冒険者達と白と赤のドラゴンが応戦する。集中攻撃に装甲がはじけ飛んだ「グーラゴング/ブリガム」だが、そこには背中合わせの人間の上半身に無数の触手の下半身という姿の巨大な存在が残っていた。冒険者とドラゴンはいったん体勢を立て直すために後退する。
「扉の扉」から最上階に向かった「ネコミミパーティー」では、クラウンに対して「戦闘後に財産と結婚を賭けた勝負」を持ちかけ、承諾されるというエピソードもあった。そして最上階にあるいろいろな「機構」を探索していたが、「扉内部最重要機構防衛機構」は「蟲」に寄生されたアラストールとなっており『投票』制御機構の防衛のための攻撃を受ける。ある程度の戦闘は互角に進むが、この場の戦闘に力を集中させたらしい防衛機構は途端に強力になり、一同は撤退することになる。
魔女「ディーテ・ミュージカ」と最強怪獣「ラプシヌプルクル」に協力して「扉の扉」の防衛戦に挑む者達は、アラストールの数の多さに驚いていた。ディーテ達の援軍とはいえ、彼女の話では「今までこんなにたくさん攻めてきたことなかった」という事で、数的に有利になったわけでもない。
変化は外部からの影響によるものだった。レオンカヴァロ島の上空からの「メガフロート」の主砲攻撃は扉の最上階を直撃。瓦礫の山と化した最上階ではアラストールの動きも止まり、この機を逃さずにほとんどを破壊、壊滅させる。
異形世界の城には各陣営の拠点も設置され、集まった情報の検討が行われていた。最重要機構を守る4ヵ所を塞いでいる防衛機構は繋がっていて、強さを割り振っているようで同時攻撃が有効と思われた。「グーラゴング」はアラストールの動きが止まった頃にやはり拡大を停止、現在は静かにしている。
そして「王さま」の話も総合すると、機構のうち「重要機構防衛機構」と「防衛機器を製造する機構」は既に「蟲=知能の支配者」に取り憑かれているので破壊して構わない。環境制御機構と『投票』制御機構はまだ無事であるらしいので、乗っ取られるまでに寄生体を引きはがす必要がある。
実は〆切を勘違いして1週間早く出してしまい、打ち合わせが十分出来ずに別行動予定だった「ネコミミパーティ」に引っ張られています。戦闘では活躍していませんが。防衛機構が「壁からのレーザー(みたいなもの)」じゃあ、アクションであった格闘技は使えないしねぇ。
2002,01,15「扉」最上階にある世界の行く末を決める「投票機構」は蟲たちの脅威にさらされ、防衛機構はその蟲たちに支配されている。4つの機構に力の配分を変えてくるそれを突破するために、同時攻撃を行う準備が進められていた。それは現在扉を襲っているサイクロンの目に入ったときに行われることになっている。
「投票」で世界の運命を決めることに抵抗を持つ者も多い。「扉の管理人さん」である「王さま」にその思いを伝えた者達は、「王さま」が扉と一体の存在であること、機構全てを含めて「そういうもの」であるから一部だけを行わないのは不可能であることなどを伝えられる。そして投票機構を守った上での世界を望むものもいる。
作戦は進められ、4つの組が防衛機構の前に立つ。全ての地点で戦闘が始まるとそれぞれの地点での攻撃力は低下して、突破に成功する。それを確認しているとき、「扉」にはメガフロートが接触して飛び去っていった。
それによる投票機構への影響を心配したものもいるが、既に「知能の支配者」も取り除かれていた機構は無事だった。ただ、その前では機構を破壊しようという物と守ろうというものがにらみ合っている。
異形世界では、不完全な変形をして無数の触手をのばしてきた「グーラゴング」が猛威をふるっていた。そこに「黄金の兜」がないのに気がついたものの何人かが内部に侵入。基部において発見した兜を破壊して「グーラゴング」は倒された。
サイクロンもその勢いを減じ、皆の心の中に「投票」の結果が伝わってきた。それは海賊陣営がこの世界を支配するのを伝えるものだったが、この「扉」では共闘した「仲間」としての意識を持つ者も多く、海賊が支配的態度に出ることはなかった。感謝の言葉を伝える「王さま」は、この「異形世界」に留まるのも自分の陣営に帰るのも自由だと告げた。
キバラは扉の防衛機構突破に協力。一応最後の決め手を打たせてもらいました。
「投票」の結果は海賊陣営の勝利。海賊陣営のみが「世界を制する」のを選んだ結果です。プレイヤー的には「名誉力」の支配する世界が残ったのは歓迎するところ。続編があった場合、地球陣営や超能力なら他にもゲームはあるし。
2002,02,26