太陽と月の鎮魂曲(レクイエム):リアクション要約


B:クラップ・ラノイタン(転生英雄:魔法使いタイプ)

事前プレイB1
「太陽の綺想曲〜序曲〜」
担当:井上かおるマスター

 ヴィエルジュ共和国の首都アルケニアには「太陽の巫女姫」の呼びかけで復活した「英雄」達が集まってきていた。途中の道程で魔物達に襲われることもあったが、たくさんの人々が集結しつつある。

 その中には冥王にかりそめの肉体を与えられた「闇英雄」や、魔貴族達もいた。もっとも冥界から、魔界経由で地上への道程は厳しい。さらには逃げたとしても冥王の力が及ばないとは限らないのだ。そして地上の光は彼らにダメージを与える。

 太陽神の神殿には既に到着した人々も多い。「神の杯」が盗まれたことを伝え聞いているものも多いが、巫女姫は気分がのらず、説明を後回しに脱走を試みた。しかし闇の者が既に彼女を狙ってきたのに遭遇し、神殿に引き返した。

 ルリタリアにある大きく重厚な館は「時を流すものたち」の本拠地だという。自然を守るもの、時を流すもの、そして、時の流れをかえようとするものを自然の法則に従わせるために生きるものたちの場所だということだった。

 竜神界では第3位の名前ラントレットを持つヴァルキリーが、未だ地上に降りることができないでいる英雄達を地上に導くため、地上に散らばる「天の階段」のパーツを集めるよう「頼まれ」て、数人の竜人族と共に地上に降りていった。

 巫女姫は、フォルトゥーナという巫女にアルケニアを離れ、新たな村を開拓するように指示を出した。与えられた建物は掘立小屋であったが、それでも人は集まってくる。責任者となったフォルトゥーナは、これもまた脱走していたが、森の中で発見され、連れ戻された。だが「まだ揃っていないのに説明は面倒」と、一言のみで説明は先送りとされた。

 冥界ではヴェスタとデルフェスという姉妹が逃亡を図っていた。彼女たちは「銀の塔」の完成に必要なのだという。そして追手をヴェスタが引き付けている間にデルフェスたちは魔界へと逃亡し、魔界の反冥王派に保護されることになる。その冥王は、とりあえずやる事はなく、アンティスとディアナの動向を見守るという。戦いたいのならフィデリオの元で人材を必要としているそうだ。

 冥王に復活させられたジグは、親友のティーンが転生していることを知り、その現世での妹シャーリンも一緒に冥界へと連れてきていた。またレリリウムもここにいる。もっとも今のジグは冥王に従う立場であり、「神の杯」をあと5つ・・・一つは既に手に入れた・・・集めるため、地上に拠点を設けて行動することになった。


 さて、どうも100人を超えてしまったBブランチです。もっとも次回からはサイドによって3つに分けるそうで。その中でも開拓関係は「隔離ブランチ」になるそうです。最初から世界に影響を与えられないと明言されてしまってるけど、どうしたものですかね。芸人としてはそこが向いてるんだろうけど。

 ワールドリアクションはW1でした。ジグの復活、ディアナと冥王のやり取り、レヴィンとミレーネの登場、破壊王アマガミの地上侵攻計画に対し、ゴルドバール決戦を決めることなどがありました。

1999,12,6

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第1回B3
「月の夜想曲〜第一曲〜」
担当:井上かおるマスター

 巫女姫の命で新たに村を開拓するための旅に出ようという、太陽神の巫女フォルトゥーナ。神殿を出ていく彼女の荷物には、なぜかネギがささっていた。

 これから出発しようという一団の前で説明することになったフォルトゥーナは、説明会の開始早々に気分が悪いと、補佐の神官クロムリルにまかせて退出した。その後の説明では、開拓団は万一の際の人類が生き残る可能性を増やすためであること、開拓予定地はかなり北で、豊かな土地であるのに手つかずであることが語られた。

 一方退出したフォルトゥーナは、森に入って鹿鍋に興じていた・・・ネギはこのために持参したものである。鍋は盛り上がったのだが、その後帰還したフォルトゥーナたちが怒られたのは言うまでもないことである。

 そして出発した一行には様々な人がいた。中には人でないもの、魔族までもがいるのだが、悪いことをしていないならと同道を許されるようなおおらかさである。また、戦闘以外の特技を持つ者も多い。その中には雑貨屋をやろうというもの、村興しに温泉を提案するもの、郵便局をやろうとする者などもいた。

 順調に進んでいく途中、フォルトゥーナが巫女姫に信頼されている理由なども明らかになった。もともと行儀見習いとして神殿に入れられた彼女は、巫女姫の「脱走仲間」であったようだ。そして一行は目的地近くの村に辿り着く。調査のときには素通りしたその村に立ち寄った一行は、目的地が夜中にはアンデッドが徘徊したり、地の底からうめき声のような叫びが聞こえてくるという怪奇スポットであることを聞かされた。そして一行はひとまずこの付近に留まり、現地調査に向かうこととなった。

 そして、影でうごめく勢力があった。世界征服を目指し、その足掛かりとして国家を、更にその前段階として村を支配しようという集団である。彼らは開拓団に恩を売るため、アンデッドを彼らより先に何とかしようとしていたのだった。更に、地下に潜って・・・正確には埋められていた者がいる。復活した時に既に埋められていた彼は、それから50年間叫び続けているようだ。


 第1回、といっても事前からやっていると第2回という感もありますね。でもやっぱり各人の紹介がメインという感じではあります。クラップは出発前に町で稼いで細細した品やら買ってました。あとは「女性らしさは形から」とフォルトゥーナに指輪を。リアクションでは「他意はない」とありますが、実際にそうです。ただしプレイヤー的には面白がってやってるんですけどね。

 ワールドリアクションはW1でした。感じとしては今まではNWやNPのシナリオ紹介でしかわからなかった全体像がリアクションになっているという感じですかね。

2000,01,15

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第2回B3
「ラシュアーズ村狂詩曲〜第二曲〜」
担当:井上かおるマスター

 世界征服を企む秘密結社が平和に朝食を取っている。開拓団に恩を売ろうという彼らだけでなく、既にラシュアーズと名前の決まった村での商売なども考えて行動を始めた者も多い。

 その予定地に近い場所にあるヘルネス村には、現地の情報を集めようとする、また、友好関係を築こうとする者達が訪れていた。長老は友好的でこの地に向いた作物なども教えてくれたが、孫娘のエリーナは「どこの馬の骨ともわからない」といい印象を持っていないようだ。

 目的地にアンデッドが多数いるという情報が入ったためにまだ仮設ではあるが、開拓団の生活も始まっている。慣れない仕事に戸惑いつつもこなしていく人々は、代表者であるフォルトゥーナを本来の活発な性格で過ごさせるか、あるいは立派に巫女としての振る舞いをしてもらうかということにも意見を交わす。もっとも今のところ「花嫁修業も兼ねている」と、巫女としての振る舞いをさせようという考えが優勢のようだ。

 アンデッド対策に乗り出した者は、夜の畑で農作業をしているスケルトンやゾンビを目撃した。彼らは魔法の明りに驚いて逃げて行ったが、その先にあったのは「魔術師リリィ・マックレーンのおうち☆」と看板のかかった立派な屋敷であった。彼らはフォルトゥーナにも相談することにして、一旦その場を去った。

 「地の魔王」と呼ばれていた地の底からのうめき声の方では、掘り出されたのは一体の魔貴族だった。なぜ埋まっていたのかは本人もよく覚えていないが、とりあえず開拓団に合流することとなる。もっとも、ひさしぶりに地上に出たためか興奮して騒ぎを起こし、近くの泉の精を怒らせてしまったのではないかと心配されている。


 そういうことで第2回、いきなり死亡者が出ているのはなんだかなぁ。「魔王」の発掘の過程でギャグ対決に破れて息絶えた方がいらっしゃいます。クラップはヘルネス村にご挨拶に。それにしても今回も引きが多いこと。関りたい事項がいろいろあってちょっと大変です。

2000,02,14

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第3回B3
「ラシュアーズ村狂詩曲〜第三曲〜」
担当:井上かおるマスター

 開拓予定地に出没する農作業をするアンデッド達を追って辿り着いた「魔術師リリィ・マックレーンのおうち☆」で、フォルトゥーナ達を迎えたのは執事のヒツジであった。元は礼拝所であったという屋敷をヒツジに案内されて面会したリリィは、歳の頃なら17、8歳という、いかにもという感じの魔法使いの少女であった。

 死霊術師であるという彼女は「変な声に反応して集まるアンデッド」の噂を耳にしてこの地に訪れた。そしてこの礼拝所に葬られていた、かつての戦争で死んだ人々の「生き返らせてくれ」との声を聞き、相談の結果アンデッドとして蘇らせた。彼らはもともと農民で、収穫を迎えることなく死んだのが心残りで、思う存分農作業をしたくてアンデッドとなることを選んだのだ。

 フォルトゥーナは「殺し合いする人間は怖いが、農作業するアンデッドは怖くない」と共存を申し入れ、リリィもそれを受け入れた。リリィは生命を操る魔術の使い手だけあって医術にも長けているということで、心強いことでもある。

 心配事がとりあえず解決し、本格的な入植が始まったラシュアーズ村ではいろいろな店を始めるものもあらわれ、結構にぎやかにやっている。温泉も「知水」の魔法で湯脈を探知し、掘削も始まっている。

 泉の精の怒りを買ったことで本体の他に金と銀の体をもつ分身を押しつけられてしまった者がいる。その泉の精は高位の精霊、オンディーヌの仲間であり、泉の底にある「炎の封印」によって支配されているのだという。それを取り除くことができたなら怒りをしずめ、村に水が不足しないようにもするという。封印を取り除く方法はモンスターを倒すことらしいのだが。

 ラシュアーズに近いヘルネス村に入植開始の挨拶に行ったフォルトゥーナ達は、そこの領主パパールが「世界に災害が広がっている」ことを理由に6割もの税率を課していることを知る。重たくなった空気を払うように提案されたのは、長老の孫娘のエリーナをラシュアーズ村で預かろうという提案だった。挑発に乗ったエリーナはそれを受け入れた。そしてエリーナを伴って帰り着いたラシュアーズ村では、リリィとヒツジが誘拐されたという騒ぎが起こっていた。夜になってアンデッド達が目覚めた時には姿を消していたそうだ。


 第3回、クラップはヘルネス村へご挨拶。・・・作った時はイロモノキャラのつもりだったのに、村でも珍しい真面目な人に分類されてるよ(^_^;)。周りが強烈だからなぁ。

2000,03,11

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第4回B3
「ラシュアーズ村狂詩曲〜第四曲〜」
担当:井上かおるマスター

 ラシュアーズ村では、協力してくれている地元の死霊術師リリィが執事のヒツジ共々誘拐されたということで対策を考えていた。協力的なアンデッドの案内のもとで邸内を捜索したところ、リリィの寝室では荷物がひっくり返っていて、ヒツジの毛も散乱していた。付近に人家はないので人間に対する聞き込みは出来ないが、森の動物達と意思を交わしたものは北の森に男たちが分け入っていったこと、リリィとヒツジが山小屋の中に捕まっているという情報を手に入れた。また、占いでは「誘拐したのは小さなもの、でも命じたのは大きなもの、災いをもたらすもの」であるとの結果が出ている。

 村の中では外部との連絡もとられているが、入ってきた情報は魔族の軍がアルケニアに侵攻して来た為、大動員令が引かれているというものであった。神殿の巫女姫は反対し、民衆に金品を渡して逃げるように言っているというが、巫女姫自身がどうするのかは明らかではない。また、村内ではこの辺りの領主パパールについて地元のヘルネス村から来ているエリーナに訊ねてみたが、傲慢な性格で評判もあまりよくないというぐらいしか聞けなかった。そのパパールの元に潜入した者もいるが、「力ある者が正当な物資を得てなにが悪い」というような人物であった。

 また、ラシュアーズ村では人々の生活も始まっているし、神殿の建築も始まっている。ついでに秘密結社が地下にアジトを作っているのは半ば公然の秘密である。それは半ば完成し、美人コンテストを行なうステージも出来上っている。

 泉の精を解放する為に炎の魔物を倒し、封印を解こうとするものたちもいた。水中に封じられていた「クジャク」は自らに有利な支配空間に一同を飛ばすが、覚醒した者たちに倒された。そして泉の精も解放されたのだが、彼女はかつて悪事を働き、封印されていたのだと明かす。緊張する一同であったが、彼女は自分がなにをしたかはすっかり忘れていて、とりあえずラシュアーズ村へと来ることになった。


 クラップは神殿建設。フォルトゥーナの居室を容易には外部から覗けないように配置することを提案していました。防犯と、ボロが出ない為です。

2000,04,14
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第5回B2
「ラシュアーズ村狂詩曲〜第五曲〜」
担当:井上かおるマスター

 ラシュアーズ村近くに住む死霊術師リリィが誘拐され、山小屋に捕われているという情報が入って救助に向かった者達は、見張りが実は陶器の人形であったことに気がついた。救助隊はその固さに苦戦はしたもののリリィは無事であった。しかし戦闘で暴走したものにより山小屋は完全に破壊され、また、人形も全て倒した為にその黒幕の意図は推測できる情報が無くなってしまった。

 一方で村では祭も行われている。近辺の領主の子供や泉の精までも参加しているその祭は、出店や大道芸、神輿なども出ていたが、メインの催しは美人コンテストであった。もっとも投票を集め忘れて発表は次回となったのであるが。

 祭が終って数日、世界の異変の影響がラシュアーズ村にも伝わって来た。難民が北へと逃れて来ているのである。また、領主からは「収穫の7割」を収めるようにとの通達が来る。情報では近隣の村で反旗を翻したところは圧倒的な軍勢で潰されたという。


 クラップは芸に「覚醒」してナイフ投げを披露してます。他にいないかと思ったら「歌」に覚醒してる人もいるし。

 ところで今回、リアの発送ミスがあったということでB1も来ています・・・読んでないけど(^_^;)。

2000,05,15
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第6回B3
「ラシュアーズ狂詩曲〜第六曲〜」
担当:井上かおるマスター

 死霊術師リリィを誘拐した者達の手掛かりは戦闘で全て破壊されている。動機の面から、誰かの不興を買うような覚えはないかと訊ねたところ、一年ほど前にゾンビの兵を作れないかと依頼してきたものがいたが、アンデッドを戦争に使うのを嫌って断ったということだった。また、森の動物の声を聞いたものによると人形達は皆、額に同じ文様があったという。

 収穫の7割を収めろという近辺の領主パパールの元に直談判に行こうとする者達はフォルトゥーナとクロムリルは村に残す事にした。それを見送るフォルトゥーナは「村を守る為なら何をしてもいいという考えなら、村を無くす」と宣言した。また別行動でパパールの評判を調べようと襲われた村の跡を調べた者もいたが、火に焼かれて風化した村には手掛かりはなく、行き残ったものたちも村を出ていったという。

 パパールは押しかけた一行に終始強気の対応を変えなかった。ただ、息子のキサのいうことには最近パパールは「お人形」を集め出したということで、実際にこっそり侵入した者もそれを目撃している。一方自分を傭兵として売り込んだ者は「食費のかからない傭兵が山といる」と追い返されていた。

 アルケニアから逃げてきた避難民は、途中のベルフェラスで黒竜により壊滅に近い状態となっていた。生き残った者たちもできるだけ動かしたくないと、救助活動はベルフェラスに赴いて行うことになる。

 ラシュアーズ村では過労で倒れたものの看病や見舞いにたくさんの人が訪れ、けっこう騒がしくなってしまったりもしている。また、魔貴族の住人を培養して大量生産を試みる者、それを使ってライバルである「巨大な敵」を作ろうというものなどがいた。そしてフォルトゥーナは「ギャグをやる」と宣言。「黄金のフライパンを探して、大きなホットケーキを焼く」という目標を掲げた。


 クラップは村の跡地調査。リアクション見るとちょっとこちらの意図と違う方向にとられているようですね。改めてプロット見ると・・・そうとれないこともないな(^_^;)。

2000,06,10
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第7回B3
「ラシュアーズ狂詩曲〜第七曲〜」
担当:井上かおるマスター

 ラシュアーズ村では「葬儀を行ったものが後継ぎ」であるとの理屈で「黒竜の国葬」が行われていた。しかし世界のバランスが崩れた影響はこの村にさえ及んでいるのか、後継宣言をした魔貴族はヴァルキリーに刺されてしまう。

 フォルトゥーナの「黄金のフライパン」探しは、温泉に入ったり、村内の出店について検討したり、愛の告白をしたりとなかなか進まない。そして始まった話し合いでは、「探すのは面倒だからみんなで黄金に必殺技撃ち込んでつくっちゃおう」ということになり、卵については近くに小竜が住んでいるということで、無精卵を分けてもらおうということになった。

 村の近くまで着た避難民は、その数250名ほど。栄華を誇ったアルケニアからの避難民がこの数である。もはや地上での戦いは終りつつあり、主な戦場は冥界や魔界なのだろう。

 ラシュアーズ村に7割の納税を迫る近辺の領主パパールに対しての強攻策は村内では受け入れられないが、人形を操っているのがパパールだろうという見解は一致している。そして魔貴族が館を訪れ、脅しをかけた所「操りの判子」と「人形の壷」さえあれば負けるはずはないという。そして襲撃の混乱に紛れて家捜したものは、触ろうとすると頭の中にどす黒い気持ちがわき上がり、気持ちの悪くなる判子を見つけていた。騒動が収束したことで撤退したが、二つのマジックアイテムを何とかすればパパールもおとなしくなるのではないかと思われた。


 クラップは対人形の検討です。役に立ってないけど。しかし方針をどうしたものですかね。今からギャグに走るのは中途半端に終りそうだし、なんといっても目立てない(^_^;)。まわりが強烈過ぎるんだよなぁ。

2000,07,14
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第8回B3
「ラシュアーズ狂詩曲〜第八曲〜」
担当:井上かおるマスター

 浮き世離れしたラシュアーズ村でも「世界の終わり」に巻き込まれることは避けられないだろう。しかし開拓団の代表であるフォルトゥーナは「そーいうむずかしいことはお願いするね☆」と、遊びに出かけていくのだった。そして秘密結社はシリアスとは別次元の世界でのあやしい計画を進め、また、最愛の人の復活を願いアヤシイ儀式を行なうものもいる。

 「黄金のフライパン」を作ろうという者たちはまずは精神修行から始めていた。材料集めを進める間にそれも終り必殺技も使った製作が始まったが、それには怪しげな素材や怨念もこめられてしまっていた。

 一方で竜に卵を貰いに行こうという者たちは、場所を確認しないまま出発してしまうというアクシデントもあったが何とか竜の元に辿り着いた。そして意外に物分かりのいい竜に料理などと引き換えに卵を貰うことに成功したのだった。

 領主パパールに対しては「税金を払う」と外に連れ出しているうちに「操りの判子」と「人形の壷」を破壊してしまうという作戦が立てられた。さすがに警備の者がいなくなる事はなかったが、突入した者たちは無事に作戦を成功させ、パパールはここしばらくの記憶を無くして屋敷に帰っていった。

 村ではいよいよ新たな世界に行く時期も近付いてきている。過去の記憶を取り戻すものも出てきているが、一方で何の関係もなく「巨大セルリィ」などというものも完成していた。


 クラップは卵とりに。まあ他にもいろいろありますが、振り回される役かな。あと2回でどれだけのことが出来ますかね。

2000,08,11
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第9回B3
「ラシュアーズ狂詩曲〜第九曲〜」
担当:井上かおるマスター

 ラシュアーズ村では相変わらずお気楽なやりとりが交わされている。クロムリルに言わせると「世界をどうこうしようと思っていたならこの村に掛かりっきりになったりしていない」ということである。もっともそれなら破滅しないかというとそういうことではなく、既にラシュアーズ以外の村は存在していないかもしれないという世界情勢である。実際に巫女姫達は新世界を創造し、移り住む準備をはじめている。もっとも数少ない生き残りの中にはあえてこの世界に留まろうというものもいるそうだ。ラシュアーズ村にも世界に未練があるものもいるようだ。

 マジックアイテムが壊された事でその影響と、影響を受けていた間の記憶を失った領主パパールはいきなり世界の終りに直面することになる。当然領地も失うことになるのだが、慌てたパパールは口車に乗せられて人気取りのために財産を支援活動に当てる事にしたのだった。

 終末の近付く村では今の内にと自分の気持ちを伝えるものも多い。また「巨大セルリィ」を巡っても混乱があり、死亡者も出る騒ぎの末に大爆発を起こして消滅した。

 ホットケーキ大会では「参加するなら誰かとデートする事」という指令がでて、新しくカップルも誕生している。そして料理自慢のものが参加して行なわれた本番の大会も盛り上がりを見せる。そしてフォルトゥーナがホットケーキを焼こうといいだした時に真面目に告白した者達もいたが「あたし、シリアスな人、一緒にいて息苦しいからイヤ」との一言で退けられた。

 そしてあらためてフォルトゥーナがホットケーキを焼こうと言い出し一同も覚悟を決めた時、どこからか新世界を創り出すという宣言が聞こえてきた。それに対応して村全体を動かそうとした巨大ロボはエネルギーが足りずに崩れ落ちたが、その動力源を使って村を丸ごと新世界に飛ばそうということになり、人々は祈り始めた。


 クラップはパパールをけしかけに。段組みほぼ1段分続きでもらったし、最近じゃいい方かな。さて、最終回ですがどうしたものか。実はこれを打ってる時点で〆切直前なんだけど。ここの日付は到着の日ですけど。

2000,09,18
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第10回B3
「ラシュアーズ狂詩曲〜最終曲?〜」
担当:井上かおるマスター

 ラシュアーズ村はその村ごとまとめて新世界に飛ぼうとしていた。が、「残る人の話も聞いておきたい」ということで直前に待ったがかかる。それでも「ラシュアーズ村だから、多少崩壊しても大丈夫」とかなりお気楽に構える一同だった。

 多少の時間ができた事で、新世界に向かう者もあちらでの生活に思いをめぐらせる。この機会にとプロポーズするものの相次ぎ、一気に結婚式ラッシュでもある。残るつもりだった者もいろいろあって考え直し、そろって新世界へと向かった。

 無事に新世界に到着すると、そちらでの活動も始まった。広がる荒野に探索の旅にでる者、やってきているかもしれない知人を探しに行く者、この地に農園を開こうという者などがいる中、ラシュアーズ村としての最初の行事はまたしても結婚式であった。結婚式の後で披露宴を兼ねて開かれたパーティーでは、式では投げそびれていたブーケが宙に舞い、人々の笑いが響いていた・・・仕込まれていた笑いだけの粉により。ラシュアーズ村はいつまでもラシュアーズ村であるだろう。


 まあ正直いうと後日談なんですけどね。クラップは暴走を押さえる役目かな。ポイントは消費されて無いけど「説得」に残りのポイント全部つぎ込んでました。

2000,10,14
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