SEIKOの秘密その2

ここでは、引き続き海外メーカー製の時計に搭載されたSEIKOの機械に
良く似た機械ついての秘密に迫ります。

この機械を見て下さい。前述のWESTCLOX製のダイバーと同様に、
SEIKO製の見覚えのある機械(6606)にそっくりです。(爆)
Sportsmatic系に搭載された、66系自動巻き機械なのです。

これも、どこにも「JAPAN」とか、「SEIKO」とかの刻印は、無くSEIKO製である
明確な根拠は見つかりません。では、これもコピーなのでしょうか???

SEIKO Sportsmatic5(410機械)       Olympian(機械)                


しかし…、

・ローターの肉抜きから地板のカット形状まで、まったく同じで、
コピーのレベルでは無い状態。
・偶然なのか???、これも前述のWESTCLOXと同じ66系機械。
(と言っても、自動巻きですが・・・。)

ここで、さらに突っ込んで考えて見ました。(推測ですが…。クドイ!!)
自動生産に対応した66系は、SEIKOの海外向け機械輸出及び、現地生産用の
機械だったのでは、ないでしょうか???

生産技術も安定してきた、SEIKOは、海外に新たな市場を求めて時計本体の輸出だけでなく、
機械の生産技術の輸出(技術供与?)を行なったと考えるのが、自然でしょうか?


Olympian(正面)                 Olympian(裏蓋)                 


しかし、ここで驚くべき事は、下の画像です。

なんと!! カレンダーの早送り機能が、竜頭同軸のプッシャーで行なえるのです。
これは、SEIKOMATIC-PやPresmaticにある機能です。Aoの知る限り66系の
機械にはこの機能は搭載されていません。




仮に、SEIKO機械をコピーしたのだとすると、進化させた事になりますし、
SEIKOの輸出仕様だとすると、国内仕様とは別の機械だと言うことになります。(驚)

残念ながら、全てが推測なので、その後が分かりません。
この機械(66系)は、様々なモデルに展開されたのか???


〔〔〔情報をお持ちの方は、ガラ研まで御一報下さい。〕〕〕